横浜からの帰りは山岳展望と野草散策を楽しむ、その5、糸魚川散策でコシノコバイモやイカリソウ
姫川源流を後にして、なおも北上していきます。
走る車もまばらですが、道端に何やら白い花が固まって咲いているのが見えたのです。
ニリンソウかなぁ??
路肩の広い場所があったので車を停めて、白い花のところまで歩いていきました。
距離にして80mぐらい?
↑ニリンソウだと思った白い花はキクザキイチゲでした。と思ったのです、その時は・・・
だけど、画像をよく見ると・・・・これはアズマイチゲですね。
間にキクザキイチゲみたいな切れ込みのある葉っぱが見えていて勘違いしたようです。
すぐ傍では、こちらは紛うことないキクザキイチゲも咲いています。
咲いていた場所はこんな場所です。
まさに国道の道端・・・・
道端でアズマイチゲやキクザキイチゲが見られるなんて・・・
さらに北上して小谷村を過ぎると、いよいよ新潟に入りました。
豪雪地帯なので、トンネルも多いし、急坂などもあり走りやすい道ではありません。前回は4年前の苗場山に登る際に、糸魚川から逆方向で走りました。
山間部を抜けてようやく平野に近づいたころ、散策できそうな場所があったので、立ち寄ってみました。
↑いきなり青いエンゴサクがいっぱい咲いています。
何エンゴサクかは同定できないので、ここではエンゴサクとだけ書いておきます。
四国の山で見るのより色も濃く、花も大きいです。
ニリンソウも群生で咲いていますね。
でも、ニリンソウの群生はこれまでにも何度か見ているので、もう驚きません。
丈の高い植物の間でカタクリがちらっと見えましたが、平野部に近い場所なので、さすがに花の終わった株がほとんどでした。
見たことのない白い小さな花をつけた植物があって、調べてみたらハルユキノシタという植物のようで、これは初見でした。
普通のユキノシタに比べると花の大きさが小さく、葉も緑一色です。何より、咲いている季節が全然違いますね。
トリミングしてみました。
花が終盤で花の形が綺麗に残っていなくて、何の花かわかりませんでしたが、まだ綺麗に咲いているときはユキノシタらしい花が咲くようです。
新潟らしいキクザキイチゲとエンゴサクのツーショット。
驚いたことに白いイカリソウが出てきました。
花色は白いですが、トキワイカリソウらしくて、新潟のトキワイカリソウは白いものが多いそうです。
いつも中国地方でピンクのトキワイカリソウを見ていたのですが、ところ変わればとはこのことですね。
白い花だと、雰囲気もちょっと違いますね。
道路法面の斜面にがっしりとした雰囲気で咲いていました。
タチツボスミレもまだ咲いています。
オオバタチツボスミレかもしれませんが、確認し忘れています。
黄色いキンバイの仲間もたくさん見ました。
ミツバツチグリかなとも思いますが、自信はありません。
遠くに残雪の白い山。
雨飾山方面ですね。
四国でも見かけるヒメスミレを見ると、ちょっと懐かしく思いました。
それほど、この日は四国では見ない花をたくさん見ました。
エンゴサクが好きなので、画像をたくさん撮りました。
これは色が紫色をしています。
驚いたことに、コバイモまで見ることができました。
ここは新潟ですから、コシノコバイモですね。
姫川源流では一つも見ませんでしたが、新潟に入った途端に咲いていました。
この場所も、道端と言っても良いような場所です。
四国で見かけるトサコバイモやアワコバイモと比べると、草丈が2倍はありそうな株が多く、雪国の植物って山野草でもがっしりとした花が多いという印象があります。
何年も前の雪蔵~朝日~蓮華温泉での下りでも大型の植物が多かったです。
エンレイソウもこんな道端みたいな場所で咲くのですね、驚きました。
最後にニリンソウの群生を見たら、今度こそ、糸魚川インターで高速北陸道に乗ることになります。
もう野草散策はおしまいですね。
こんにちは。確かにアズマイチゲの横にキクザキの葉が見えてややこしいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2022-05-22 17:46
多摩NTの住人様、こんばんは。
歩きでののんびり散策と違い、車を路肩に停めての散策だったので、気が急いてしまい
観察が不十分になりました。やはりよく見ないと、見落としや見間違いがありますね。
投稿: keitann | 2022-05-23 21:57