横浜からの帰りは山岳展望と野草散策を楽しむ、その4、姫川源流でカタクリ、アズマイチゲなど
国道148号を北上していると、「姫川源流」という標識があるのに気付きました。
姫川源流って何か聞いたことあるな~
確か、何か花が咲くんじゃなかったっけ?
そう思いながらも、その先2キロほどにあった白馬の道の駅に車を停めました。
丁度、山野草の出店が出ていて、1ポット買い求めたのですが、店番の女性に「姫川源流には今は何かお花は咲いてますか?」と尋ねたところ、「フクジュソウはもう終わったかもしれないけど、イチリンソウが咲いていると思いますよ」と。
イチリンソウはそう珍しくはないけど、急ぐたびではないので、引き返してみることにしました。
車は国道わきにあるスキー場なんかの駐車場に駐車してくださいとのことです。
車を停めて、国道から東に歩き始めました。すると、国道から50mほど入った場所で・・・・
↑なんとカタクリが咲いているではありませんか。後ろには民家も見えています。
四国のカタクリと違い、山とは違い民家近くの平野部に咲くんですね。とは言っても、まったくの平野部ではなく山麓ということでしょうが・・・調べてみたら、標高は700m以上でした。
カタクリは一面にというわけではなく、無造作にあちこちに咲いていました。
でも、四国ではこの時点でまだ見てなかったし、岡山のカタクリもこの春は見そびれていたので、ここで見られただけで大満足でした。
種類はわからないのですが、エンゴサクも咲いています。
この日は車の温度計が27度を指していたほど暑い日で、山野草たちも暑さに参っているようです。
フクジュソウも一輪咲いてます。
が、ここはどうやらフクジュソウの群生で有名な場所のようです。
ブルーの色が綺麗なキクザキイチゲは中国地方ではなかなかあみられないと思いますが、ここではちらほら咲いていました。
これも淡いブルーです。
陽射しを受けてキクザキイチゲのプチ群生。
奥の平らな場所に点々と咲いてますが、その辺りにいくらでも咲いていたので、もう近寄ることもしませんでした。
小さな川のほとりに、まだ雪が残っています。
私が歩いている場所だって、つい10日ほど前まで雪があったのだろうと思います。
↑色の白いアオイスミレ
姫川源流の説明板がありましたので見てみると・・・・
アズマイチゲも咲くようですね。どのあたりに咲くのかな?
ミヤマキケマンも今年の初見です。
散策している人がたまに歩いていると言う感じで、通りがかった方に「どんな花が咲いてますか?」と尋ねると、少し行ったところにフクジュソウの群生があるからと教えていただきました。
フクジュソウの群生に向かって歩いていると、これはフッキソウですね。
愛媛の山で見ているのですが、花の時期はあまり行ったことがなくて、花を見るのは初めてかも・・・
フクジュソウが出てきたと思ったら・・・・
群落が見えました。
後ろに白い花が咲いているのは??
あれがアズマイチゲかな?
トリミングしてみたら、葉のつき方が違うので、これはアズマイチゲですね。
もしかしたら、保護されているのではない普通に野山で咲いているのを見たのは初めてかもしれません。四国には咲かないし、岡山の山を歩いていても、キクザキイチゲは見かけますが、アズマイチゲは見たことがなかったです。
群落の手前にはロープがあるのですが、散策路の近くに咲いている株があったので撮影しました。
草丈にしては花が大きいですね。
フクジュソウとアズマイチゲが乱れ咲いているという素晴らしい光景を見ることができました。
こういう光景はやはり西日本ではなかなか見られないと思いました。
向こうに見える山はまだ残雪はありますが、標高はそれほど高くはなさそうです。
姫川源流からはアルプスは見えませんでした。
この日はずいぶん暑いと感じた一日でしたが、こんな具合に雪が残っている場所なので、寒い日の散策は体が冷えて大変だったかもしれず、帰って、熱い一日で良かったのでしょうね。
それにしても下調べも何もせずの行き当たりばったりのドライブですが、花がたくさん見られて嬉しい限りですね。
おはようございます。
フクジュソウ。ミヤマキケマン、早春の花が一杯ですね。
投稿: | 2022-05-22 05:18
おみやさん、こんばんは。
四国よりも1か月遅れでフクジュソウの群落を見ることができました。
こちらではもう終わってしまった春の花も標高を上げたり、北国に行くと
もう一度楽しめますね。
投稿: keitann | 2022-05-23 21:55