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2022-07-04

7年ぶりの大山三ノ沢から剣ヶ峰へ、その2、イワカガミが出てくる

左岸でも一か所、堰堤を乗り越えるところがありますが、そこはどうということもないです。

なおも登っていくと、今度は左岸から再び右岸へと踏み跡がついています。

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右岸へと移る前に眺めた大山南壁の様子。

槍ゲ峰らしい尖りが見えてますね。

向かって右側のギザギザ稜線はキリン峠辺り??

私はキリン峠周辺は行ったことがないので、よくわかりませんが・・・・

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振り向けば、去年の春に歩いた三平山から毛無山に至る稜線がばっちり見えて・・・

7年前にはまだこの稜線を通して歩いてなかったのですが、通して歩いた今となっては眺めても一味違う感慨がありますね。

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9時丁度に三ノ沢を右岸へと横切り、最終堰堤への坂を上ります。

急坂なので、7年前も今もロープがつけられています。

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急坂を登り切り、後ろから登ってこられるジュニアさんを撮影しようとしたら、なんとロープを使うこともなく一気に駆け上がってこられてました。さすが~。

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堰堤の上ではヤブデマリの白い花が出迎えてくれました。

去年の一ノ沢では何度か見かけましたが、三ノ沢ではここで見ただけです。

四国ではあまり見かけない花ですね。

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堰堤の上までくると、稜線が一気に近くなったような気がします。

稜線を撮影されるエントツ山さん

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稜線をズームすると、歩いている人が見えます。

7年前もあんなところを人が歩いている!とびっくりしたのですが、今もやっぱり驚きます。

その時は自分があそこを歩くことになろうとは思ってなかったわけなんですけどね。

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少し上に赤いシャツを着た方がいて、帽子は麦わら帽子。

ん?あの姿はMさん?

7年前に三ノ沢を案内していただいたYさんの山仲間だった方です。

私もその後の大山で2~3度御一緒したことがあるのですが、今も登られているのですね。

お声を掛けたらやっぱりMさんでした。

その場所で白花のダイセンクワガタを撮影されていたようです。

そうそう、7年前も白花のダイセンクワガタをここで撮影してましたっけ。

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今もこの場所で咲くんですね。

ただし、7年前に見た大株はもう枯れてしまったそうです。

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↑7年前の2015年に撮影した白花のダイセンクワガタの大株。

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こちらは今回撮影した白花と普通の色合いのダイセンクワガタのツーショット。

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ここでエントツ山さんから、南壁をバックにジュニアさんとの子弟コンビを撮影して欲しいというお願いがあったので、激写です。

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その後も、上を目指して登っていきます。

堰堤から上は、常にザレ場の上を歩くようになり、これが大山三ノ沢歩きの特徴ですが、普通のしっかりした足場を歩くのと違い、1.5倍ほどの足の力を要します。

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ジュニアさんの赤いウエアがグレーのザレ場ではより一層映えますね。

この日はほんとに良いモデルになっていただき、有難かったです。

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三ノ沢上部には大きな木はもはや生えてなくて、せいぜい2mほどの高さの樹林の中を登っていきます。何度も砂や岩が崩れるので、、大きな木は育ちようがないのでしょうね。

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Aさんにとっては初めて目にされる光景ですから何枚も撮影されるのも頷けますね。

誰でもこの眺めには目を奪われます。

とはいえ、ここから先がまたまた大絶景の連続なのです。

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稜線には丁度良い感じの雲もかかって・・・・

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草つきまで行ったら、三ノ峰まではもう休憩できるような場所がないので、その前に水分補給のために休憩させてほしいとエントツ山さんにお願いしていました。

ということで、草つきに行く前の広い場所で水分補給の休憩を取っていただきました。

時刻は9時20分ごろですが、短い休憩だったためかyamapの記録には残ってないようでした。

眺めていると、上の方に雪渓が見えているのですが、その右手から草つきに向かって人が歩いていくのが見て取れます。

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9時25分ごろ、再び歩き始めると、足元に白い小さな花。

シコクハタザオのようです。

大山にはミヤマハタザオというのも咲くようですが、今回はその画像は撮っていませんでした。

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そして、その直後にAさんがヤマオダマキを見つけてくださいました。

オダマキは稜線に出ないと咲いてないだろうと思っていたので、大喜びしました。

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まだ蕾が多いので、咲き始めのようですね。

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この辺りからも稜線を歩く人が見えます。

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ちょっと上に雪渓が見えてきました。

それにしてもこの冬の大山は相当な雪が積もったらしいですが、その割には早く雪が解けてしまったようで、ずいぶん雪が少ないです。

そのためか7年前はこの辺りでもダイセンキスミレが咲いていたのに、今年はすでに花が終わったか見えませんでしたし・・・

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↑2015年は6月7日に歩いたのですが、雪がこれだけ残っていました。

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いよいよ、進路を草つきの方角へと変えていきます。

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目の前に三ノ沢の崩壊部分?が見えてきました。

ここで標高は1500弱ぐらいです。

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目の前の絶景をカメラに収めるジュニアさん

赤いウエアが素晴らしいですね。

上の方ではエントツ山さんやAさんが何やらしきりに撮影されていると思ったら・・・・

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↑この日お初にお目にかかれたイワカガミでした。

これで5月に入ってから連続4回の山行のたびにイワカガミを見られたことになります。

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荒涼とした場所に咲いている花々・・・・

オオバギボウシも花芽をすでに上げていました。

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先ほどからすでに歩きにくい道になっているのですが、ここで一段と歩きにくくなりました。

足元はすべて砂利で、一歩登ったと思えば半歩ずり下がるというような道で、全然進みません。

私の後ろを歩かれているジュニアさんにはずいぶん待ってもらい、申し訳なかったです。

私の山靴がかなりそこがすり減ってきているので、そのためもあったかと思います(靴は昨日岡山まで行って買ってきました)

何しろこのコースはロープや鎖は一切なく、頼れるのは低木とその根っこ、それに草だけです。

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すぐ横の草つきで咲いているタチツボスミレに元気をもらいながら、何とか登っていきます。

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振り返ると、たぶん、じれったい思いで待ってくださっているジュニアさんの姿

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こんなヤブヤブの道を進んでいくと・・・・

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ようやく見晴らしの良い場所へと出てきました。

この草つきの道は7年前とはかなり変わったようです。

7年前はザレ場と草つきの丁度境目を登って行ったと思いましたが・・・

たぶん、どんどん崩壊が進んで、7年前に通った場所はもう崩れてしまったのでしょう。

そこで、新たにヤブの中に道を通したようで、そういう意味では踏み跡は7年前よりしっかりしていました。

歩く人も増えたのか、全体的に踏み跡がはっきりしていて、これなら案内してもらわなくても踏み跡を探して三ノ峰まで登れるなぁと思いました。

↑エントツ山さんとAさんが登っているのが見えますが、砂利の道は終わって登りやすくなったとはいえ、かなりの急登には違いないですね。

↑画像は10時4分撮影です。

ここまで来たら、三ノ峰はもう近いです。

とはいうものの、ここから先は花また花で、撮影が忙しくて手間取ることにはなるのですが・・・・

コメント

おはようございます。
お天気最高でしたね。ダイセンクワガタ、オダマキの花など
沢山見られてよい山歩きでしたね。

おみやさん、こんにちは。

この日は天気が良くてよかったです。
素晴らし絶景の数々が見られました。
ダイセンクワガタはたぶん大山の固有種で、花も大きくて見ごたえがあります。

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