塔ノ丸でワカン山行、その1、スキー場から登る
2月中旬の3連休は金曜~土曜が絶好の天気になりました。
こんな良い天気の日は雪山もよさそうですね。
石鎚にも行きたいけど、石鎚はちょっと雪が多くて怖そうなので塔ノ丸はどうかな?と思いました。
その前に徳島の山仲間の方から、今年の徳島の山は雪がたくさんあって塔ノ丸も赤帽子方面もスノーシューハイクができたとお聞きしていました。私も10年以上前から塔ノ丸は四国で唯一スノーシューハイクができると知っていたのですが、何しろ冬になると石鎚方面ばかりに足が向いていたのでした。
Rさんにラインすると、即、塔ノ丸に行きましょうとのこと。
ただ、登山口までの道路状態がどうなのか、香川に住んでいる身にはさっぱりわからないので、徳島の山仲間にお尋ねしました。見ノ越まではたいてい除雪しているそうですとのこと、またyamapで見てみると、特に問題なく行けているようです、
天気hが11日の金曜日の方が良さそうなので、11日決行と決めました。前日の10日も剣山方面は雪が降るようなので、念のため、前日にyamapを見てみたら、10日にも塔ノ丸に行っている人がいて、道路は問題なさそうです。
↑この日は晴れの予報でしたが、登り始めると曇ってきて、それが山頂辺りから少し晴れ間も出てきて,帰路では真っ白な次郎笈をバックに霧氷も見ることができました。
さて、当日はいつもの山仲間のお一人は膝に不安があるので雪山は控えますということで、Rさんと私の二人だけです。私のノーマルタイヤの普通車では三頭トンネル越えの道は凍結が心配なので、Rさんのご自宅最寄りの場所に7時集合にしました。あまり早く出ると、雪の山は道路も心配だし登りもトレースがあったほうが楽なので、少し遅めの出発です。
↑自宅を6時過ぎに出たら、飯野山周辺が朝焼けで綺麗でした。
山登りの時に東に向いて走ることは珍しいので、新鮮な気持ちで眺めます。
Rさんと合流したら、スタッドレスを履いたRさんの車に同乗し、一路南へと走ります。
高松からだと塩江経由で徳島に出るのです。
峠を越して少し下ったところで、阿讃の山の斜面にもうっすらと霧氷が見えます。
これは霧氷は期待できるかな?と心が逸ります。
脇町に下ってきたら、後は西へ走り貞光から439号を走ります。
葛籠堂辺りまで登ると民家が途切れますので、それより上は路面に雪が出てきました。
雪のゆの字もない高松からわずか2時間足らずでこの眺めです。↑
この頃はまだ行く手は目が覚めるような青空に朝日が眩しかったのでした。
2015年に雪の多かった剣山にRさんたちと登っていますので、このぐらいの積雪ならその時と同じでしょうか。
前日に雪が降ったので、木々は霧氷というよりは雪が積もっているという感じ?
冬場は車道沿いの木々にもヤドリギがたくさんつているのが見えました。
当初は夫婦池から登るつもりにしていたのですが、剣山スキー場の横を走っていると、スキー場にたくさんの車が見えました。
事前にyamapで調べていても、塔ノ丸にスキー場から登っている記録がたくさんあったので、スキー場から登るのもありかな?と思っていたこともあり、即、予定変更にしてスキー場から登ることにしました。
↑10台ほどの車が駐車してありましたが、結局、半分以上は雪遊びに来ていた人の車だったようです。
スキー場には9時半ごろには着いていましたが、スパッツをつけたり、ワカンをつけたりと例によって冬の山は準備に手間がかかります。スキー場の建物前に仮設トイレも設置してあるので、お借りしました。
私たち以外にも6~7人の方が、山の格好をして今から登られるようで、Rさんがお尋ねしたら、別ルートから登られるとのことで、その方たちはアイゼンをつけていました。
私も徳島の山仲間の方からアイゼンを持っていったと聞いていたので、アイゼンは10本爪、6本爪どちらも持参していましたが、とりあえずザックに6本爪だけ入れて最初からワカンを装着しました。
↑今は営業してませんがもともとはスキー場なので、登り始めから雪はたっぷりです。
四国の山ではワカンは持っていくことはあっても、ほぼ装着することなく背負ったまま下るばかりでしたが、最初からワカンをつけて歩くのは初めてのことです。
歩き始めは9時54分。
まずはスキー場のスロープを登っていきます。
これが結構な傾斜で、ワカンにはこたえます。
ちょっと登ったところで、スキー場の建物が見えてきました。
今も何かで使っているのか、比較的綺麗でした。
↑Rさんのスノーシューはヒールリフターが着いているタイプなので、雪の急傾斜の斜面でも楽々登れるようです。
ワカンはそういうわけにはいきません(^^;)
振り返ると、八面山や綱付山などが見えてきたようです。
最後はまたまた急な斜面で、ちょっと喘ぎながら登りました。
スキー場の下からこれだけでも標高差50m以上は登ってきました。
↑振り返って眺めるRさん
でも、いつのまにか青空が消えて曇り始めていてがっかりです・…(^^;)
Keitann様 こんにちは
歩き始めからワカンを装着する山行を、それも温暖の四国でするのですから、四国の冬山も侮れませんね。
愛知県にはそういう山はないと思います。
鈴鹿にはそれに近いところはありそうですが、それでもこれほどのことは無いのでは…と思います。
スタッドレスタイヤ、ワカン、スノーシュー、そして樹氷など・・・・そういう言葉が出て来るにつけ、結構ハードな冬山登山そのものではないでしょうか。
歩き始めてから青空が消えて曇り空とのことですが、晴れ女様二人連れの山行ですからきっと見通しも回復するのではないかと期待しています。
投稿: ぶちょうほう | 2022-02-16 21:20
おはようございます。
霧氷が綺麗ですね。さむかったでしょう。
投稿: おみや | 2022-02-17 05:14
ぶちょうほう様、こんにちは。
昨夜は体調が悪くて、ネットはお休みにしていて返信が遅くなりました。
四国の冬山に雪が積もるなんて意外でしょう?
でも、標高は結構高いので、寒い年はそこそこ降るんですよ。
特に山容のせいか、石鎚山系よりも剣山家に方が積もるようです。
岡山がちかいこともあり、雪山にも時々行くので、ワカン、スノーシュー、
なども冬の山のごく常識的なアイテムです。
アイゼンに至っては冬の四国の山では必須ですよ。
私たちが登った塔ノ丸は危ないところもないので、雪はたっぷりあるのに
ごく気楽に行ける山です。
女性二人でも何ともありませんでした。
天気が良くて冷たい風が吹かなかったのが何よりです。
冬の山は天候次第で、よくも悪くもなりますね。
投稿: keitann | 2022-02-17 16:58
おみやさん、こんにちは。
↑にも書きましたように、この日は風があまり吹いてなかったので
寒くはなかったのです。
雪の上でコーヒーやおやつまでいただいてきましたよ。
投稿: keitann | 2022-02-17 16:59