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2004-12-18

関東炊き

1111このブログは本来は山と花がメインなんだけど、今日は少し外れて食べ物ネタを。

画像の関東炊きは私がこの家に嫁いできて、わずか3年半で亡くなった姑から教わった唯一の料理なんだよね。
姑は私が言うのもなんだけど、あっさりとした性格で太っ腹で、それでいて細やかな気遣いも出来る人だった。
たぶん姑がそういう人でなかったら、私はこの家に嫁いでくることはなかっただろうと思う。

同居した期間は全部合わせても1年にも満たないから、姑の手料理で記憶に残っているのはからし漬けとこの関東炊きぐらいかなぁ?
一緒に居るときはほとんどは私が料理をしていたものね。
実家のおでんは普通に昆布の出汁の特に変わり映えのしないものだったから、この関東炊きは初めて食べた時、ちょっと強烈な印象だったね。名前もおでんではなく「関東炊き」なのだと、姑は言ってた。

出汁はスジ肉でとるのだけど、うちでは赤身とアキレスの適当に混じったものを使用している。あまり赤身ばかりだと、味にコクがないような気がするんだよね。
スジ肉は茹でてアクをこまめにすくっておく。それを適当な大きさに切って竹串に刺しておく。その間にも卵を茹でたり、コンニャクをレンジでチンして味が染みやすいようにしたり、大根を米の研ぎ汁で茹でたりの下ごしらえをする。

大き目の鍋にスジ肉でとった出汁、結んだ昆布、その他、練り物や下ごしらえした材料を入れて、砂糖、味醂、濃口醤油、塩などを入れて味を調える。後は一度沸騰したら、弱火でトロトロと煮込む。ジャガイモやお豆腐など煮崩れしやすいものは後で入れる。

冬場はこの関東炊きや鍋物のおかげでかなり楽が出来るね。
煮込んでいる間にいろいろな用事が片付くのはありがたいよ。
うちではお正月などに大勢のお客様に来ていただく時は、必ず、これを作るよ。
おせちなどの冷えた料理が多いから、あつあつの関東炊きはとっても喜ばれるし、酒の肴にももってこいだから。

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