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2005年1月

2005-01-01

おせち

dsc000415dsc000323おせち料理は毎年もう作るのをやめようと思いながらも、結局、一年も欠かさず作ってきたような気がする。
子供たちは喜ばないし、私自身も暮れは大掃除と両方でほとほとくたびれ果てるので、どちらかを重視するとどちらかは手を抜くと言う具合かなぁ。
去年は二日に千葉の義妹一家が来るというので、元旦から掃除などという野暮な話になってしまったよ。(^^;)
でも今年は来客の予定も特にないので、大掃除は思いっきり手を抜いて、大晦日はほぼお節作りで終わった。
数の子の塩出しは30日の夕方から取り掛かり、黒豆も30日の夜に調味料をあわせて漬け込んでおく。
今年は土井さん流の重曹を使う柔らかい黒豆を炊くことにする。
31日は早朝は雨だったの8時ごろから雪に変わり、10時にはすっかり辺りが白くなっていた。
雪だと買い物にも出られないので、午後、雪があらかた融けた頃から買出しに出かける。
例年と同じ献立で、筑前煮、海老の煮た物、ぶりの照り焼き、その他。

ところが帰りに鶏肉を買うのを忘れたことに気づいたが、まあいいわと思いなおして、筑前煮からただのお煮しめに変更。

夕方は家族に年越しそばを食べさせないといけないので、ついでにてんぷらも揚げたり、残ったごぼうできんぴらゴボウを作ったりで、お節に取り掛かったのは7時ぐらいかな?
出来上がりは何とか年内に間に合った。

詰める段になって、今年は私が嫁入りのときに持ってきた重箱を使うことにした。いつもは姑が使っていた小さ目の後藤塗りの三段重や輪島塗りの手つきの楕円形の三段重を使うことが多いんだよね。
私の重箱は初めて使うんだけど、重箱の台が木の箱に入っていて、これの蓋がなかなか取れずに苦労したよ。
11時半ごろには義妹のところの姪っ子もうちの近くのお寺に初詣に来たりで賑やかだった。

煮炊きがすっかり終わってから、ご近所の迷惑にならないように台所を拭き掃除。
そして懐中電灯を持って、庭から葉ランを切ってきて、重箱に盛り付ける。いつも使っている重箱の容量に比べると格段に大きいのでびっくりするほど詰まる。作ったものはすべて盛り付けたが、それでも3段しか埋まりませんでしたよ。
ちょっと前まではこの嫁入り道具の重箱にお赤飯などを詰めては、親類に配ったものだ言うが、私もしたことがないかなぁ。
でも、この大き目の重箱、なかなか詰めやすくてとても気に入ったよ。
今まで一度も使わずにごめんね。

画像右が初めて使った私の重箱。
左はお雑煮を食べる末っ子。半月盆は10年ほど前に高松のモリシゲで買い求めたもの。
法事やお正月、秋祭りのおもてなしに重宝しているもの。

餅つき

dsc00046dsc000235昨日は私が記憶している限りでは始めての雪の大晦日だった。
予報ではまだ雪の降る可能性があると言っていたけれど、一転して、今日は穏やかな新年を迎えた。

30日のお餅つきに始まって、31日のお節作りそして掃除とここ3日ほどばたばたしてしまい、このブログを更新する暇もなかった。
まず、順番に、餅つきの様子など。

餅つきは3年ほど前におもちゃみたいな可愛い餅つき機を買ったのが始まり。結婚して3年ほどで姑が亡くなってからは、私の実家でついてもらっていた。私が中学の頃までは父方の祖母の家で親類が集まってはにぎやかに杵と臼でついていたものだ。その後、実家で餅つき機を買って以来、年末の28日か30日は餅つきの日だった。

それが去年から、実家の母も年を寄せて大儀になったか、もう搗かなくなってしまった。
そこで去年は様子見で、餅米を2キロだけ買って小ぶりの鏡餅と家族の元旦のお雑煮用の小餅だけをついてみた。
それが案外うまく出来たので、今年は5キロのもち米を用意してみた。
29日に搗くのは「苦餅」に通じると言って、良くないと母が言っていたので、30日につくことに。
前夜の29日深夜に帰省している息子に頼んでもち米を研いで水に漬けてもらった。

あくる30日、数の子などを買って帰った後、3時過ぎから大き目の蒸し器を出して、もち米を蒸し始める。
ほんとは大きい一枚布の布巾を使えばいいんだけど、見当たらないので、二枚の日本手ぬぐいを交差させて、蒸し器のすのこの上に置く。もち米はその上にまずは5合ほど入れてみた。
30分ほどしたら蒸せたので、いよいよ餅つき機に入れてスイッチオン。後は勝手に機会がついてくれる。
10分もしたら、きれいに搗きあがるので、取り出して、まずは仏壇用の鏡餅を二重ね作る。その間に蒸せている残りのもち米も機会に入れて搗く。後から入れたほうのはよく蒸せているので、もち米が柔らかくなっていて、搗きあがりはまるで求肥みたいになめらかだ。
餅を丸めるのはもろぶた(お餅を入れておくための浅い木で出来た容器)の蓋をさかさまにして蓋の裏でやってみた。
お餅がくっつかないように、勿論、餅とりこ(片栗粉かな?)をふっておく。

結局、餅つき機で6,7回はついたのかな?
仏壇以外に、神棚用一重ね、床の間用一重ねの鏡餅を取って、それ以外餡入りの丸餅と、何も入らない白い丸餅にした。
全部で50個以上の丸餅が出来たので、これは食べきれないと思い、搗きたてはそれぞれ息子に頼んで、義弟の家、主人の伯母宅、そして私の実家におすそ分けした。

もち米の値段は知れていて、普通のお米よりちょっとだけ高い程度。
昨日、お節の材料を買いに行って、お餅を買うとしたらずいぶん高いのに気がついてびっくりした。
私は田舎の出だからか、お餅は買うものという認識がどうも欠落してて・・・今まで実家にお餅は全面的の依存していたけど、そろそろ母から私にバトンタッチされたようだね。

画像はつきあがったお餅と、お鏡さんをお供えした仏壇。このあたりではお正月には仏壇にも、勿論、鏡餅をお供えするんだよ。

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