おせち
おせち料理は毎年もう作るのをやめようと思いながらも、結局、一年も欠かさず作ってきたような気がする。
子供たちは喜ばないし、私自身も暮れは大掃除と両方でほとほとくたびれ果てるので、どちらかを重視するとどちらかは手を抜くと言う具合かなぁ。
去年は二日に千葉の義妹一家が来るというので、元旦から掃除などという野暮な話になってしまったよ。(^^;)
でも今年は来客の予定も特にないので、大掃除は思いっきり手を抜いて、大晦日はほぼお節作りで終わった。
数の子の塩出しは30日の夕方から取り掛かり、黒豆も30日の夜に調味料をあわせて漬け込んでおく。
今年は土井さん流の重曹を使う柔らかい黒豆を炊くことにする。
31日は早朝は雨だったの8時ごろから雪に変わり、10時にはすっかり辺りが白くなっていた。
雪だと買い物にも出られないので、午後、雪があらかた融けた頃から買出しに出かける。
例年と同じ献立で、筑前煮、海老の煮た物、ぶりの照り焼き、その他。
ところが帰りに鶏肉を買うのを忘れたことに気づいたが、まあいいわと思いなおして、筑前煮からただのお煮しめに変更。
夕方は家族に年越しそばを食べさせないといけないので、ついでにてんぷらも揚げたり、残ったごぼうできんぴらゴボウを作ったりで、お節に取り掛かったのは7時ぐらいかな?
出来上がりは何とか年内に間に合った。
詰める段になって、今年は私が嫁入りのときに持ってきた重箱を使うことにした。いつもは姑が使っていた小さ目の後藤塗りの三段重や輪島塗りの手つきの楕円形の三段重を使うことが多いんだよね。
私の重箱は初めて使うんだけど、重箱の台が木の箱に入っていて、これの蓋がなかなか取れずに苦労したよ。
11時半ごろには義妹のところの姪っ子もうちの近くのお寺に初詣に来たりで賑やかだった。
煮炊きがすっかり終わってから、ご近所の迷惑にならないように台所を拭き掃除。
そして懐中電灯を持って、庭から葉ランを切ってきて、重箱に盛り付ける。いつも使っている重箱の容量に比べると格段に大きいのでびっくりするほど詰まる。作ったものはすべて盛り付けたが、それでも3段しか埋まりませんでしたよ。
ちょっと前まではこの嫁入り道具の重箱にお赤飯などを詰めては、親類に配ったものだ言うが、私もしたことがないかなぁ。
でも、この大き目の重箱、なかなか詰めやすくてとても気に入ったよ。
今まで一度も使わずにごめんね。
画像右が初めて使った私の重箱。
左はお雑煮を食べる末っ子。半月盆は10年ほど前に高松のモリシゲで買い求めたもの。
法事やお正月、秋祭りのおもてなしに重宝しているもの。
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