竜王山花散策、3
5合目も過ぎて、7合目に差しかかろうかというとき、山道から少し離れたところになにやら紫色の花が咲いている。足元が悪いので、簡単には近づけないが、Rさんがストックを持っているので、先にそのお花を確認してくれた。遠目にはブッドレアにそっくりだが・・・。
近付いてみるとこんな花。ブッドレアはそれほどまじまじと見たことがないが、良く似ている。しかし、こんな山奥に園芸種が咲いているとも思えないし・・。
全体像はこんな感じ。葉や樹形もなんとなくブッドレアに似ている。
今日になって樹木の本で調べたら、フジウツギという木らしい。
そして、驚くことに・・・・、。ネットでフジウツギと検索すると、フジウツギは絶滅危惧種扱いに近く、しかもフジウツギ=ブッドレアだと言う。なんと、ブッドレアなどというハイカラな名前がついているので、外来の園芸種だとばかり思っていたワタシ・・。それに、今、思い出したけど、そういえば、この木、実家に確か植わっているような?う~~む、蝶を呼ぶ木は日本に自生するんだ~。
このマムシグサはなんと言ってもインパクトがある。花はちょっと不気味な地味な花だけど、秋になると実が真っ赤に色づいてとても目立つ。しかもここのは草丈1mはあろうかという大きさだ。
この辺りを登りつめると、上のほうが明るくなっており、尾根に出るのがわかる。そろそろお目当のアサマリンドウも咲いているよ。ジグザグの道を詰めると、思った通りそこは尾根。どっちを向いているかわからないような道標が一つ置かれている。
ここで少しだけ休憩を取る。真夏と違って、のども渇かないけど、一応、持参のお茶で口を湿らす。
ここで右に折れて後は尾根歩きだ。道はここからは再び雑木林の中を通る。
日が射しているので、シロヨメナだかイナカギクだか、白いキク科の花が咲いている。そして足元にはアサマリンドウがいくつも見える。
お天気がいいはずなのに、何故かどの花も開いてない。もともとあまり開かないリンドウだけど、今日みたいに快晴の日でもこんなだね。
この辺りで8合目かな。
少し歩いていくと、いよいよ去年センブリを見かけた辺りだね。
先に見つけてくれたのはRさんだった。去年はそれでもももう少し大きい株だったと思うが、今年のセンブリはずいぶんおちびさんばかり。草丈5センチや10センチで花をつけている様子は、いじらしいばかり。
数も結局、去年と同じぐらいあったかなぁ。
アサマリンドウとセンブリが交互に咲く花の小道を抜けたら、最後のきつい階段の登り。息を切らしながら50m弱を登りきったら、そこがピークだよ。
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