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2005-11-19

晩秋の大川山散策その7

  尾根道をいつも車を置く8合目まで下っても良かったが、今日はここのところ歩いてなかった遊歩道も歩きたかったので、適当なところでUターンする。

Dsc01152

Uターンした場所に丁度ツルリンドウが見えた。ピンぼけになってます申し訳ない。ツルリンドウはツルとはいっても普通は地面の上をはいずっていることが多いけど、これは珍しく何かの木に絡まっていて、まるで花が咲いているように鮮やかだ。この尾根道で色がついているのはこうした木の実だけだ。赤い実は枯葉色の中でとても目立っている。

Dsc01167 大木の一部がいやに青々としていて不思議だなと思い、近付いた。どうやら、ツルが絡み付いていてその葉っぱらしい。赤い実がなっている。ツルウメモドキだろうか?

クリックで大きくなりますのでご覧下さい。

Dsc01165 テイショウソウの斑入りの葉っぱがかろうじて残っている。冬には消えてしまうのだろう。

Dsc01148

サイゴクミツバツツジの名札が見えた。

名の通り、三枚の葉っぱ。

この尾根道はオンツツジがなんと言っても多いのだけど、ミツバツツジも少しあるんだね。初夏に来たときに赤紫の花を見た記憶がどうにもないのだけど・・。花期が少しずれているのかも知れない。

それにしてもオンツツジやミツバツツジの系統はどうやら紅葉したりはしないようだ。

この辺りは初夏はホウチャクソウやツクバネソウも多いのだけど、ホウチャクソウもツクバネソウももう消えてしまっている。

遊歩道への分岐まで戻ったので、休憩。リュックからポットを出し、カップコーヒーのカップでスープを作って飲む。一緒におむすび一個を食べる。熱いスープがとても美味しい。歩いているぶんいは寒さは感じないが、休憩すると体が冷えるので、熱いコーヒーなどは欠かせないね。コーヒーは車に戻ってから飲むことにして、いよいよ遊歩道に。

この遊歩道、山頂下の東斜面をトラバースしているのだけど、初夏に一人できたときに大きなヘビ君と出会ってしまった。それ以来、ちょっと気味が悪くて敬遠していたが、これだけ寒くなるともう出会うこともないだろう。初夏にはラショウモンカズラが咲く素敵な道なのだけどね。

Dsc01171 丁度分岐した直ぐのところに、カマツカの実が見える。このカマツカ、初夏には白い花を咲かせていたが、花だけではサワフタギなのかカマツカなのかわからず、実で区別ができると教えて下さったのがネット野草友達のヨックモックさん。赤い実ならカマツカ、青い実ならサワフタギなのだとか。そうするとこれはカマツカ、別名、ウシゴロシで良さそうだ。

この辺りに確かハナイカダもあったはずだが、葉も何もない今の季節にはさっぱりわからない。(^^;)

Dsc01176_1 こちらも赤い実だけど、これは阿讃山脈では良く見かけるミヤマシキミ。遊歩道のもっと先に群生している場所があったが、下まで下りるのが面倒なので、画像はこれのみ。

Dsc01178_2 遊歩道下の樹林の中に大木が見えていて、なにやら不思議な実をぶら下げている。望遠で撮影する。クリックで大きくなりますのでご覧下さい。

この山はイヌシデの大木があるというのをどこかで見た憶えがあって、帰宅してから検索したらどうやらこれがイヌシデらしい。シデはシデコブシなどとも言われるように玉串につける四手にこの実が似ているからだろうね。遠目にはビールを造るのに使うホップみたいに見えなくもない。何しろ樹高は10m近くあるし、近くで見られないのが残念。

Dsc01179_1

これもイヌシデかアベマキの木なのだけど、撮影しようとしたのはヤドリギ。画像が暗くてわかり難いけど、黒い固まりがこの木に寄生しているヤドリギだ。本体の木が葉を落とすとこのヤドリギが目立つようになる。

Dsc01183 木々が葉を落としているので、樹間からふもとの田畑が良く見える。

Dsc01190 好みの眺めです。何枚も同じような画像で申し訳ありません(^^;)

Dsc01188 道は木道になっていて、一定の間隔で横木が渡されている。この横木がないと、濡れた落ち葉で滑ってしまうことだろう。シロモジの落ち葉があるとゴージャスな道だね。画像だけ見ていると木道とはわからないほど、落ち葉が積もっていい感じ。

Dsc01194 朴の木の葉っぱが落ちていたので一枚拾う。朴葉味噌をお土産に買って来たから、葉っぱが足りなければ、これを使おう(^_^)

Dsc01195 朴の木の樹形を憶えておこうと思い、撮影してみたけど、これではさっぱりわかりやしない。(^^;) でも、この頃になってようやく青さが戻ってきた空に木のシルエットが綺麗。

Dsc01199 遊歩道が終って、山頂直下のキャンプ場に出たところで、丁度アザミが咲いていた。

このとき15時12分。

もう咲き終わったアザミはたくさん見たけど、色のついたアザミの花は久しぶりかなぁ。

コメント

keitann様 こんにちわ
昨日は野暮用が発生して、ネットを早い時間に切り上げましたが、その用件は本日の午後まで引きずりました。
立ち直りの遅いぶちょうほうであります。
さて、渾身の力作の今回は画像が14枚ありました。
これにコメントを残さなければ、もう何のためのブログぞであります。
先ずはのっけからツルリンドウのピンボケです。
小生は呑気おやじ様とピンボケクラブを作っており、長年ピンボケ会に名の知れた存在と自負しています。
雰囲気さえ出ていればOK牧場です。
ヤドリギと空、落ち葉の道、青空とシルエットの木の枝、木の間越しの麓の風景とても良いですね。
※本日の投稿にだけメールアドレスを入れておきます。

ぶちょうほう様、こんばんは。ネットでしばらく顔を拝見しないとどうしたのかな?と思ったりしますけど、みんないろいろな用事や事情を抱えているので、毎日ネットをできるわけではないのですよね。
のっけからのツルリンドウは、大ピンぼけだったのですが、敢えて出してみました。こんな風に立ち上がって絡んでいるものはとても珍しいなぁと思ったのです。それに落ち葉色ばかりの中ではあの鮮やかな赤ははっとするほどでした。
今回はどれもこれもブログに載せたい画像ばかりで、ついつい引っ張ってしまいました。興味のないぁ人が見ればしょうもない画像と文ですが、自己満足でここまで載せました。コメントいただいてとても嬉しいです。

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