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2005-12-13

2005年、野山の花ベスト100,4月②

4月は里山には何度も足を運び、皿ヶ嶺に登り、下旬には恒例の剣山の花詣でに。

花めぐりには気候も一番よく、お天気さえ良ければ、毎日でも野山に行きたい季節だ。

Dsc00140_1

里山に咲くフデリンドウ。4月19日撮影。

この可愛い真っ青なリンドウは草丈はわずか5センチほど。高山の麓にも咲くが、こちらの里山ではたいていの山で見かける。フデリンドウは野草店で売っているのも見かけないから、まだまだ盗掘などの対象にはなってないようだ。太陽の陽射しを浴びないと開かないので、目に付きにくいのも幸いしているかも。私にとっては、この花を見ないと春になった気分がしないという花。

Dsc00123_2 ヒトリシズカ。4月5日撮影。

ヒトリシズカは高山の麓でもよく見かけるが、これがごく身近な里山にも咲くと知ったのは驚きだった。

葉っぱもツヤツヤとしてまだ芽を出して間もないのが3本ほど固まって咲いている姿は、口では言い表せないほど可愛い。

Dsc00225 ヒトリシズカの直ぐそばには、優美なイチリンソウ。まだ開花したてなのか、葉も花びらも瑞々しい。この場所は3月末から葉っぱを確認していたので、花を楽しみにしていたもの。

Dsc00227_1 白い花のケスハマソウ。

シベがピンクで愛らしい。これらの花が海抜200mほどで咲いている。素晴らしいとは思いませんか?

この自然は絶対に守りたい。

Dsc00231_1 自生の花が咲いている姿はこのときが初めてだったバイカイカリソウ。花が咲いている株は少ないけど(もしかしたら盗掘に遭っているかも)株はあちこちで見かけたので、環境が変わらなければもっと咲くはず。

Dsc00233 センボンヤリの春の花。

タンポポを小さくしたような草丈わずか5センチもない小花は、2004年春に初めて見て虜になってしまった。蕾は赤みを帯びていて、開花してからもわずかに紫色を帯びた花びらが愛らしい。秋の閉鎖花とはどうしてこんなに違うの?というほど、趣が180度異なる。

コメント

keitann様 こんばんは
良い花ばかりがお出ましなので、嬉しくて、うれしくて・・・。
目移りがして仕方ありません。
○まず、フデリンドウ・・・しばらく出会っていなくて不平不満が溜まっていましたが、ここで見られて溜飲を下げさせてもらっておきます。
本当は自分の足と目で探したいのですけれど。
○ヒトリシズカは看板に偽り有りっ!
「三人賑やか」、「かしまし娘」ならOK牧場です。
○イチリンソウ・・・申し訳なさそうに咲いていますが、「綺麗過ぎて恐縮!」なら、許して仕舞いましょう。
○ケスハマソウ・・・>素晴らしいとは思いませんか?→→→→「思いませんっ」 (きっぱり!)
しかし、素晴らしすぎると思います。
○バイカイカリソウ・・・話に聞くものがこうポンポンと現れると、ほっぺを抓りっぱなしで痛い痛い
○センボンヤリ・・・これも、この姿をまだ見ていなくてブログに載せていません。
先日、冬入り前の姿を、綿毛だけ載せましたが、これによってヤリだまにあげられています。
良い画ばかりを6枚貼り(これって掟破りだったのでは?)タンタン狸でなくて・・・堪能しました。
五月?も(まだ四月がアリか?) ヨロシク!!!

自生のケスハマソウを初めて見ました。
ケスハマソウは野生でも葉に斑が入っているんですねえ。
鉢植えで雪割草を何株か育てていますが、なぜかそろそろ花が咲きそうです。咲くのが早すぎますね。
庭植え出来ないかと思っているのですが、横浜では難しいかなあ。

ぶちょうほう様、こんばんは。これらの花がすべて一つの低山で見られるのですから、たかが里山、されど里山、ですね。この環境が今後もずっと保たれれば、私はたとえ杖をつくようになっても、春の花を楽しめるという訳ですね。
ヒトリシズカはほんとに何故かいつも3本ほど固まって生えていますね。地下茎で増えるのでしょうか?確か種も出来ると聞いたのですが。
イチリンソウは草丈のわりに花が大きいので見ごたえがありますね。大川山でも咲いていたのですが、ちょっと近付き難い場所で撮影は諦めたのでした。皿ヶ嶺や剣山にいたる林道でも見かけます。
センボンヤリ、バイカイカリソウ・・ぶちょうほう様ほど山を歩かれていても、未見でいらっしゃるのですね。市内の花友さんの話では県内の西部の低山でセンボンヤリのものすごく群生する山があるとか・・。こちらではそれほど珍しくないですが、それでも春の花の愛らしさはピカイチですよ。
あ、最近、掟破りばかりなんですよ~。ベスト100は読みが甘かったかも?

三太郎さんこんばんは。
いわゆるユキワリソウと称されるものはミスミソウやスハマソウが含まれるそうですね。園芸店で売られているものミスミソウがほとんどのようで、うちのような暖地ではなかなか夏越しなども難しいようです。
しかし、こちらの低山で自生しているケスハマソウですから、こちらの気候に適応しているのでしょうね。葉にも綺麗な斑が入っていて、葉っぱだけでも見ていると楽しめます。花もピンク系、白、シベもいろいろで、変化が楽しい花で、めっ注する人が多いのも頷けます。
ミスミソウでしたら、地植えは難しいかも知れないですね。

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