ドライブでお雛様を見る
今日は義妹を誘って、東讃方面にドライブ。
ほんとは母も一緒の予定だったが、都合で急遽来れなくなって残念だった。
西讃の我家を出たときは空には雲がかかり、雨までパラパラとしてきたので、お天気がちょっと心配だったけど、東に進むに連れて青空が広がり目指す引田に着いた頃は、すっかり快晴。青空が眩しいくらいだ。
東讃は工場なども少なく、昔ながらの趣きを残した土地が多い。
引田は徳島との県境にある小さな町だけど、港があった町で醤油屋さんや造り酒屋の古い家並みが残っているという。二年前にも一度、家族でここにあるかめびし醤油というお醤油屋さんを訪ねたことがる。
↑の雛飾りはそのかめびし醤油さんに飾られていたお雛様。それで思い出した。この町は2月末から3月の初めまで、家々に雛を飾って、公開しているのだった。岡山の勝山が昔から雛飾りでは有名だけど、最近は町おこしでそういう行事をしているところも多いようだ。
二年前に来たときには公開してなかった井筒屋敷。やはりお醤油やお酒を作っていた家。代々、苗字帯刀を許された旧家らしいが、荒れていたのを引田町が買い取って、保存公開している。(見学料は250円)
画像は新しく作ったものらしいが、うだつ。よくうだつがあがるとか、あがらないとかいうのはこの袖壁のこと。徳島の旧家似よく見られるけど、ここは徳島に近いので、その影響があるのだろう。
邸内は中庭を中心にして回廊式に建てられているが、すべての建物の周りに縁があって、全面が格子入りのガラスで覆われているので、とても明るくて気持ちいい作りだ。
塀の内側は珍しく網代で編んでいる。これは初めて見た。
ここは大切なお客様を通していたという離れ。障子を通して差し込む柔らかな光が心地よい。
屋根裏部屋があって、太さ30センチ以上ある梁が渡されている。今はロフト風にしてあるが、昔は物置だったそうだ。
この隣りのお部屋で、セルフですが、梅昆布茶をいただくことができる(梅昆布茶は小豆島の特製品らしい、粉末ではなくほんものの昆布使用)
邸内の庭に見慣れない木が生えているので訊いたら、ホルトノキだという。あの向こうの大きなホルトノキの種が飛んでくるようですと。
目をやるとなるほど塀の外ではあるけど、たぶんこの井筒屋の土地だろう場所に、樹高10mはあろうかという巨大なホルトノキ。
昨日たまたま、朝日新聞の花折々だかで、この木のことを読んだばかりで、これも何かの縁かな?この巨大な木には小鳥が数羽とまっていて賑やかに鳴いていたのだった。
コメント