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2006-04-10

早春の皿ヶ嶺にてそ、の2

歩き始めの沢筋は様々な植物が生えるところで、他にもまだ花が咲いてなくて目立たないが、芽生えが始まっていたものなどをあげてみよう。

Dsc01015_3

イチリンソウは大規模な群生こそしてないが、ちらほらと葉っぱが見られる。

うんと早いものはこんな風に花芽がついているが、大多数はまだ芽生えてどれほども経ってないという感じだ。

Dsc01140_2 これは確かヨックモックさんに、以前画像で教えていただいたツルネコノメソウのようだ。沢筋の岩に苔と一緒に貼り付くように咲いている。ネコノメソウは一体に湿地を好むものだけど、これはその傾向が一番強いのかも知れない。

Dsc01023 コガネネコノメの小さい黄色の花も咲いている。天気がよければ陽射しに輝いてそれは見事なんだけど、それどころか撮影失敗でピンぼけです。

Dsc01031_3 いちばんよく見かけるヤマネコノメソウ。

Dsc01032_5 ヤマシャクヤクの向こうに芽生え始めているのはどうやらシコクブシ(トリカブトの一種、)この山はトリカブトも随分多い。

Dsc01134_2 ヤマエンゴサクも葉っぱだけはあちこちで見かけた。

この場所だけでも、咲く花はなんと、アワコバイモ、ヤマシャクヤク、シロバナエンレイソウ、サイゴクサバノオ、エイザンスミレ、イチリンソウ、シコクブシ、ネコノメソウ3種、ハシリドコロ、イチリンソウ、それに去年はキバナノアマナらしうきものも・・・。ざっと数えても15種類近くになる。

しばらく観察した後、まだ歩いたことのない道を歩き始める。といっても風穴までほんんの10分ちょっと。アワコバイモは杉の樹林の林下にまで広がっているようだ。

コースは杉の樹林帯の中を通っており、植物相は貧困だがそれでも時折ヤマルリソウ、サイゴクサバノオ、ラショウモンカズラ、チャルメルソウなどが見られるから、花の時期には少々の彩りはあるようだ。

Dsc01120 ラショウモンカズラの芽生え。杉の葉の下から出てきている(枝打ちした葉かな?)

Dsc01104_2 チャルメルソウの葉っぱ。

ごく早いものは花穂を上げ始めていたけど、概ね、まだ葉っぱのみ。

チャルメルソウは四国のちょっとした山ではどこにでも生えている。

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コメント

keitann様 スミレアラカルトのつぎはネコノメソウのアラカルトですね。
自分的にはどれも皆同じに見えます。
少し、ネコノメソウの区別を勉強をして置かないと沢筋の花を楽しめなくなりそうですね。
イチリンソウはGWの頃でしょうか。
ラショウモンカズラやチャルメルソウはこれもあと3週間ほど待つことになるのでしょうね。

ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきましてありがとうございました。
ネコノメソウの仲間は地味ながら数種類あるようで、やはり代表的なものは知っておくと楽しいです。今年はまだシロバナネコノメソウを見てないのです。剣山に行くと見られると思います。
早春の山では必ずといってよいほど出会いますので、主役にはなれない花ですが、渋い脇役というところです。
ラショウモンカズラも最初は珍しいと思いましたが、割合、よく見かける花のようです。花の名前にインパクトがあるので、名前は覚えやすいですね。

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