脇町~内子、お花見ドライブその1
仙台から親友が帰省しているので、昨日は彼女と丸一日をともにした。
東京で県人寮に入っていたとき以来だから、もう30年以上にわたる長い付き合いだ。
10時に高松の彼女の実家に迎えに行く。
30日に宝塚のガーデンを一緒に見ようかという話もあったが、いろいろな都合で31日にしたのだ。28日から続いた寒波もようやく緩んで青空が広がり、絶好のドライブ日よりになってよかった。
↑画像は徳島の桜。
実は高松から徳島の阿川村に梅見に行くか、それとも内子に桜の花見に行くか迷っていた。とりあえず阿讃岐山脈を越えて徳島側に出ることにする。塩江街道を南に南にと走るとやがて竜王山に登るときに通る見覚えのある道に。
塩江は香川では山里といえるだろう。枝垂れ梅があちこちで見事に咲いている。
この道は初めて通る道なので物珍しいがよく整備された走りやすい道だ。
やがて峠らしき場所を越えて193号に出ると後は西に向かう。脇町が直ぐ近くなので先ず見学することに。
しばらく走ったら目の前に綺麗な雪山が見える。方角から言って剣山系に違いない。
まだまだ雪が残っていてほぼ真っ白だ。
この道はまだ数えるほどしか走ってないけど、こんなに天気が良いのは初めてで、剣山系をこの方角から見るのも初めてかなぁ。山を撮影しようと車をとめたら、直ぐ近くに↑の桜並木があった。
脇町には04年秋に一度来たことがあるから二度目だ。友人のYさんも脇町と卯建(うだつ)のことは知識としては知っていたようだ。
昔からの道としては道幅がかなり広めでそれからもかなり栄えた町だと言うことがわかる。すっきりと見えるのは電柱をなくしているから。
卯建というのはもともとは類焼を防ぐための袖壁のこと。
向かって左側の家の卯建には竜、右の家のには菊の模様の瓦が乗っていた(正確には瓦とは言わないのかも知れないけど)
通りに面した家々はかなり修繕が必要な家も多いが、どれも出格子があって趣のある家が多い。
↑は出格子の下側の部分で、木で彫られた彫り物。
こんな木彫りが施されているのはお寺ならよくあるが、普通の民家には珍しいと思う。
民家の玄関に上がるためのコンクリート製の石段には原種のビオラとプリムラ・マラコイデスが出てきて花を咲かせている。
指定文化財である藍商佐直・吉田家住宅を見学する。
当時の商家としてはかなり広く、見ごたえある建物。日本の古い家はこうして開け放ったときに家中を風が吹き抜けるようになっているのが素晴らしい。
夏は川からの風で涼しいと思われる。
ここにもベンガラ塗りの壁。
往時は刈り取った藍を運ぶのに使われたという、直ぐ裏手を流れる吉野川支流は、今では公園風に整備されていて、対岸に道の駅がある。
土手には高知や愛媛でよく見かける白花タンポポが咲いていた。
keitann様 試験投稿です。
投稿: ぶちょうほう | 2006-04-03 12:11