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2006-05-29

笹倉湿原~筒上山、その2

お天気が曇り空ではっきりしないので、笹倉湿原から先の行程は湿原に着いてから決めようということになっていた。ここまで来るとせめて稜線まで出たいというのは人情というもの。これより先は笹の藪こぎになるかも知れないと聞いていた。ルートも2万5千図には記載がない。山と高原地図の「石鎚山」も5年前に購入した私のものにはルートは笹倉湿原までだが、Tさん所持の新しいものには一応、筒上山までのルートが点線で記載されている。どちらにせよ、はっきりとした登山道とはいえないようだ。S君が念のため鉈を腰につけた。最悪の場合は鉈で笹をぶった切る必要がある。〇十年前の山行を思い出す。

Dsc00064

笹倉湿原を10時出発。ルートは赤テープが貼ってあって、それほど迷うことはないが、等高線に垂直に登るので、笹を掴んで体を引っ張り上げるという感じ。トップを歩くS君と距離が開いてしまう。いつも花の撮影をしながら、のんびり歩いているつけが回ってきたようだ。それでも20分も登ったら、頭上に空が見え始めた。待望の稜線だ。

稜線からは貼れていれば素晴らしい展望らしいが、この日は何とか周囲の山が見渡せるという程度。石鎚は生憎と雲の中。

Dsc00068_2嬉しいことに稜線には華やかな色のミツバツツジが咲いていた。この画像では色があまり出てないが、香川や徳島で見るミツバツツジとは色が違う。赤紫色といおうかずいぶん赤味の強い色で華やかだ。新緑の淡い緑と相まってとても美しい。

                            稜線に出てからしばらくはDsc00076_2 道はほとんどアップダウンのない歩きやすいルート。

今度はシャクナゲが咲いている。しかも下が切れ落ちた断崖のような場予で咲いているので余計綺麗に見える。

7分咲きか8分咲きというところで、実に美しい。

バックにピンクに見えているのは勿論ミツバツツジ。

Dsc00077 新緑に覆われた稜線上にちらほらと見えるミツバツツジのピンクが鮮やかだ。樹木はリョウブが多いが時折、丈の低いブナも見かける。そのほかにはガクウツギも咲いている。それにしてもリョウブはこちらの低山の標高200m以下でも見かけるが、ずいぶん適応力の強い木だ。ドウダンツツジの木もあっるが、ここのはサラサドウダンだそう。開花までにはまだ時間がかかりそうだ。

アケボノツツジの木も見られ始めたが、すでに花が終って葉っぱが出始めている。これは勿論S君からの受け売りで、去年、アケボノツツジの花を一度見ただけの私にはまだまだその時点ではアケボノツツジの木は見分けられなかった。

Dsc00079 11時過ぎに平らな小ピークに着いた。1530m小ピークというそうで、休憩には絶好の場所だ。笹倉を出発して丁度1時間。時間的にもいいところだ。先ほどから休憩のときに行動食のチョコレートなどを齧っていたが、ここでおむすびを一個食べる。さすがに良く歩くせいかおなかが空く。↑画像は今から目指す筒上山。コルまではそれほど起伏がないようだが、ピーク手前ののぼりがきつそうだ。ルートは稜線をほぼ直登しているのだ。地図で見ると300mの登り。ジグザグに切ってあったり、巻き道なら大したことない登りだが、直登で300は結構な登りだ。南アルプス並みかも知れない。稜線伝いに反対方向からパーティーがやってくる。聞くと高知からだそうで、白猪谷を登ってきたとか。この筒上山は県境になっており、稜線の東が高知、西は愛媛だ。稜線上を歩くと右足が高知で左足が愛媛という按配。

出発しかけたところへ、またまたたくさんの人数のパーティーがやってきた。かなりの年配の方も見られる。きつい下りだったそうだ。ということは、当然、登りは相当きつい??

Dsc00083 歩き始めてしばらくすると笹の中にエンレイソウが咲いている。しかも紫エンレイソウだ。二輪咲いているが二輪とも綺麗な紫色。

しかしこんな笹薮の中でエンレイソウを見たのは初めてだ。他にもツクバネソウなども咲いている。

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コメント

シャクナゲ綺麗ですね
この花を見るたびに二次練成の辛さを思い出します
重いリックで足元の道しか見えなかった頃、ふと立ち止まるとシャクナゲの優しい色合い
何度勇気付けられた事でしょうか

大峰山、大台ヶ原が二次練成の場所でした
叩かれ、蹴られてもう二度と山には登らないぞと思っていましたが、帰って暫くすると又山が恋しくなる
その繰り返しでしょうかネ

辛い思い出の中の心温まる一輪のシャクナゲ、ありがとう御座いました

ヨックさん、こんにちは。
二次練成というのは強化合宿のようなものでしょうか?昔の山登りは今みたいに軽いザックで上がるのと違い、女の私でも最高で30kgを持ったこともありました。男の人なら40kgかそれ以上ということもあったのではないでしょうか。
でも、仰るとおりで、山で辛い目をしているのに、下界に下りてくると、何故かまた山が恋しくなる、その繰り返しでとうとう在学中は4年の夏までずっと登っていました。
関東以北は高山だと普通ののシャクナゲは見ることが出来ず、キバナシャクナゲヶ多かったように思います。ですから去年、仙丈でキバナシャクナゲを見た時はとっても懐かしかったです。
しかし、このピンクのシャクナゲが稜線で咲いていると疲れも吹き飛ぶような思いですね。今回のルートは私にしては厳しくて、やっぱり、シャクナゲやゴヨウツツジが咲いていてくれたおかげで何とか歩きとおせたのだと思いますよ。
こちらこそ有難うございました。

keitann様 こんにちは ついにシャクナゲが出てきましたね。
この時季はツツジ科の花が気を吐きますね。
筒上山を地図で見てビックリしました。
随分山深いところにあります。
全般に四国の山は知名度があまり高くはありませんが、そのお蔭で荒らされようが少なそうですね。
こう云う山域なら、昔ながらの貴重な草花が残されていることでしょう。
天気は芳しくなさそうですが、次に期待しながらついて参りましょう。

笹薮の中のムラサキエンレイソウは気づきませんでした。ツクバネソウは気づいていたけど珍しくも無いのでパス(-_-;)
このコースは秋の紅葉の頃が最高ですね。また行こうと思っています。

ぶちょうほう様、こんばんは。
シャクナゲは四国の山で今までも見てはいますが、稜腺上で見たのは今回が初めてかも知れません。こういう場所で咲いているのは殊のほか綺麗に思います。
筒上山は私も名前だけは聞いたことがあったのですが、この山域は実を言うと今までほとんど登っていないのです。5年前に石鎚に登った時も表参道コースでしたので、今回は未踏の山域を知る良いチャンスでした。知名度が低いということもありますが、やはりアプローチが長いので、愛媛や高知の人でないとなかなかこれない山だなぁと言うのが実感ですね。日曜でしかも花の見頃の時期でも出会ったのはたった3パーティーですから、そうそう人が登れる山ではないのは事実ですね。

おいわさん、こんばんは。
何しろ、いつも野草を見ながら歩いているもので、野草だけはよく見つけることができます。(^^;) 同行の山仲間にも感心されましたよ。
笹倉湿原からの下りにギンランがあったのや、ベニバナイチヤクソウも気付かれなかったのでは?
大人数で歩いていると、なかなか野草にまでは気付かないものでしょうね。
このコースは秋の紅葉も絶景だそうですね~。
しかしやはり筒上~笹倉の逆コースが正解だなぁと仲間が言ってました。もし状況が許せば、その頃に声を掛けてみてくださいね

笹原湿原の詳しい地図がほしいのですが申し訳ございませんがありましたら送ってください。宜しくお願いいたします。

砂本様、こんにちは。
笹原湿原の地図と言うことは、笹原湿原へのルートを書いた地図と言うことでしょうか?
それでしたら昭文社の山と高原地図の№54の石鎚・剣山にルートが記されていますので、そちらを購入されると良いですよ。もしくは国土地理院発行の二万五千分の一の地形図がアウトドアショップや書店に置いてありますので、そちらでも良いのではないでしょうか。

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