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2006-06-10

女4人で西赤石山へ、その7

13時5分ピーク到着。誰もおらず、ピークを一人占め。

山頂に立ちたいと思い始めて3年、ようやくピークを踏むことが出来た。

一回目の山行でなんなく登れる山もあるが、こんな風に何年越しで山頂を極めると言うのもいいものだ。

Dsc00195_3

嬉しいことに、途中一旦ガスに巻かれそうになったが、再び青空が見えてきて、東赤石方面は割合良く見える。向かって左が物住頭、中央が前赤石山、右が東赤石山だと思う。

東赤石山は03年8月に登っているが、岩場の多い山で橄欖岩からなっており、その珍しい地質のせいでオトメシャジン、シコクギボウシなど一味違う植物が自生している。花の百名山にもなっていたと思う。ここまで来たら、西赤石と東赤石の間も機会があれば歩きたい。わずか3キロほどの距離。

頂上で思う存分記念撮影して、残りのおむすびを平らげ、おやつも食べる。

13時35分下山開始。

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頂上直下の岩場に咲くツガザクラを撮影する友人達。

なんと言っても岩場で咲くのは抜群に可憐だ。

Dsc00204_1 これから下る下山路。向こうには笹ヶ峰方面も見えるはずだが、空気が霞んでいて、写らない。山の斜面に緑色の樹木が点々と立っているのが植林されたカラマツ。

Dsc00207_2 山道のわきで時々咲いているコヨウラクツツジ。

Dsc00215_2

ザレ場の手前まで下ってきた。14時30分。銅山ヒュッテへの近道と書かれた標識が立っているのが見える。

Dsc00219_1

ザレ場を通過して下ってくるHさんとKさん。

Dsc00227_3 途中、ツガザクラ保護のロープが張られた場所で縦走路から外れて進入できるようになっている個所がある。登りでは立ち寄らなかったが、入ってみたところ、奥にケルンが見える。そこは眺めの良い高台になっていて、どうやら帰宅してから調べたら東山と言うらしい。銅山越えをはさんで西山、東山となっている訳だ。

丁度高い木の右横の画像中央部分、山肌が剥き出しになっているのがが銅山越え。

山の斜面を走る登山道が肉眼でも良く見える。笹ヶ峰方面へ向かう縦走路を歩く二人連れもはっきり見える。銅山の遺跡の構築物などもはっきりと見えることができる。

Dsc00223_2 遠くばかり眺めていて、ふと視線を落としたら、直ぐ目の前のコメツツジが咲いていて驚く。花が咲いた株はどうやらこれだけで、この場所は抜群に日当たりが良いので、この株だけ開花したらしい。花は地味だが、四国の高山の稜線ではお馴染みの植物で、秋は真っ赤に紅葉して美しいらしい。

Dsc00230_4

15時5分、銅山越え到着。先ほど東山のケルンで休憩したので、通過するつもりだったが、Hさんがアカモノとツガザクラの画像を撮影して欲しいと言うので、両方が一緒に咲いている場所を探す。上手い具合に手前にアカモノ、奥にツガザクラが咲いている場所があった。パネルにすると言うので、最大サイズに設定して撮影する。

Phjfile  下りにもシュンランを見つけたが、例によって例の如く私のデジカメはシュンランが苦手でピンボケばかり。

登りに立ち寄らなかったので、下りでは歓喜坑跡で休憩。ここには水場もあり、一組のご夫婦が休憩されていた。

画像を撮り忘れたので、03年に撮影したのを貼ってみる。今は多少様子が変わっているかも知れない。初めて鉱脈を見つけて歓喜したというのでこの名がついたとか。

Dsc00241_2

登りで左岸コースを取ったので、下りは右岸コースを取る。こちらも植生はよく似ているが最後の下りが少し急だった。これは登りはちょっときついかも知れない。

画像は大山積神社跡。人間がいなくなると神社もなくなるものだとしみじみ・・・。

Dsc00244_3 左岸コースと合流する直前で、登ってきた西赤石の山頂が見えた。HさんとKさんが感嘆の声を上げる。人間の歩く一歩一歩は知れているが、それでも時間をかけるとびっくりするほど歩けるものだ。山に来るといつも思うことだ。

Dsc00253_3 16時50分、日浦に無事下山。途中、ご夫婦一組、女性二人連れを一組追い越させてもらった。

画像は日浦の駐車場荷下る直ぐ手前に咲いているコガクウツギ。

花だけ見るのなら銅山越えまででも良かったが、私のわがままで、皆をピークまで付き合せてしまったが、思っても見なかったヤマクワガタやマイヅルソウとも出会えたので、それもまた悪くはなかったと思う。

車でマイントピア別子まで下る途中、東赤石の山容がはっきりと見えた。標高差が1300ほどもあるので、ものすごい迫力で圧倒される。それにしても普通は山の中でも車で走っていると民家を見かけるものだが、ここは住友の山、つまり広大な私有地とあって民家も一軒もない。かつては銅山に従事する人たちの家などもあったのだろうが、ものの見事に取り壊され、300年前の姿を取り戻そうとしている山々。銅山という環境がなければ、恐らくツガザクラもここまでは群生しなかったろう。人と山との関わり、いや一企業と山とのかかわりというべきか、歴史を知ると知った分だけ、何かを考えさせられる山旅だった。

最後に、頑張って歩いたHさん、Kさん、お疲れ様でした。Rさん、たくさんの花達との出会い、良かったね。

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コメント

keitann様 西赤石山のご案内を有難う御座いました。
やはり山行の記録は山の眺めが随所に入ると趣き深くなりますね。
自分が記す時の参考にさせて頂きます。
今回の記事では山の稜線の緑の麗しさが際立っているように感じました。
高みに上がってからの景観は天気の加減で今ひとつ優れませんが、それを補うかのごとくに、近辺の峰峰の緑が鮮やかで、これひとつを採っても特筆物でしたね。
随所にこの時季の花達が織り込まれ、興味深く見させて頂きました。
楽しい記録を有難う御座いました。

ぶちょうほう様、こんにちは。
展望がそこそこあって稜線を歩けるのは貴重な機会なので、ここおとばかりに撮ります。ガスがかかっていればいたで、それも記録の一つです。
どんな山でどのように花が咲いているか、全体的な感じがわかればいいと思います。
人間の聞くと言うのは本当に曖昧なもので、学生時代のかつての山歩きが画像がないばかりにほとんど記憶がなくなっていることに愕然として、自分の記憶を補うものとして、なるべく状況のわかる画像を撮りたいとは思っているのですが、果たして結果やいかに?
展望がよければ、石鎚までもはっきり見えるのですが、この赤石山系は特に海に近いせいか、山稜から北側がよくガスに巻かれることが多いようで残念です。それでも私が登った3回の山行の中ではいちばん展望の良かったほうです。
まだ山に関して若葉マークの友人2人もこの8時間に及ぶ山歩きを無事に完走できたのが何より嬉しかったです。

keitannさん アップ完了~お疲れ様!!
自分で歩いた山がこんに楽しかったなんて~
さすがのレポートですね。
いつの間にって写真もたくさん!!

クスノキ科?の地味な花、私も分かりませんでした。。
花散策しながらの山歩きはのんびりといいものですね。
また、どこか歩きたくなります。。。。

keitannさんへ
渾身の山行レポート、読ませていただきました。やはり四国は自然が豊かに残っていると痛感いたしました。
赤石山山系というのは海岸線からわずか40km入った場所に1700mの山が聳えるという日本でも類を見ない場所だそうで、それだけ山が険しいということですね。以前から行ってみたいと思ってはいますが、実現はいつのことになるやら・・・。

蘭ちゃん、こんにちは。
こんなに長々と書かなくてもいいのですが、改訂るまにあれもこれもと、ついつい長くなってしまいました。画像をそれだけ撮ったということでしょうね。私は蘭ちゃんみたいに丁寧に撮影しないでバシャバシャ撮りますからね。
若い頃はなかなかこんな優雅な山歩きが出来なかったので、今は目いっぱい楽しんでます。
クスノキ科の花、気になってるのですがわからないんです。ヤブニッケイとかそんな仲間でしょうかね。

ルンバルンバさん、こんにちは。
四国から行くと中国地方の山は人里の延長という感じですね。瀬戸内側から日本海側に抜けるのでも、山越えと言う気がせず、何時の間にか抜けていると言う感じです。
四国の山はそれに比べるとやはり険しいです。山と平野の境界がはっきりしています。赤石山系は特に海岸部から直ぐに標高1500以上の山が迫っているので、その関係か天候もいつもガスがかかったような感じです。しかし、距離的にはしまなみ海道を渡ってそれほどありませんから、一泊すれば余裕で登れますよ。私も今年の夏にもう一度、今度は東赤石に登りたいと思っています。

西赤石登山行、楽しく拝見させて頂きました。
当方、愛媛出身ですが、現在は東京で暮らしております。
30年前は四国の山々を登っていたのですが、西赤石にもたしか登ったと思うのですが・・・コース等の具体的な記憶は既に消え去っております。
今年ゴールデンウィークに帰省し、アケボノツツジを目当てに妻と西赤石に登山しようと計画しています。
日浦から登山されたようですが、北面の東平登山口から登り、銅山越を経由しないで直接、西赤石に登ろうと計画しています。
アケボノツツジは北斜面に群生しているようなので、眺めながら登るのが目論みです。
いきなり行ってコースはわかるのでしょうか?
途中で迷わないか心配しております。
よろしく御教授下さいませ。

アコモさん、拙いブログにようこそおいでくださいました。
愛媛のご出身ですか?今日はたまたま、松山の郊外にある皿ヶ嶺という山を歩いてきたんですよ。
私も学生時代は東京に住んでいましたが逆に30年前は関東や上越の山々に登っていましたよ。
ゴールデンウイークに帰省されてアケボノツツジをご覧に西赤石山に登られるとのこと、楽しみですね。アケボノツツジの季節の西赤石は四国でも人気の山ですので、人も多いかもしれませんね。
予定されている東平からのコースですが、私はまだ歩いたことがないのでよくわかりませんが、地図を見る限りでは日浦コースよりも急登が多いようですね。
道標などはまずまず整備されているのではないでしょうか?こちらのサイトは丁寧に解説があるので参考になさってください。
http://foresthagyu.cool.ne.jp/mountain/yamameguri/2006/nishiakaishiyama060521_1.html
また、山渓から出ている「山と高原地図」シリーズの「石鎚・四国剣山」にもコースが記されているので、便利ですよ。地図は必携ですね。

早速のアドバイスありがとうございました。
バリバリの登山家のページではないので(失礼!)大変参考になってます。
教えて頂きましたHP参考になりました。
私は西条市に実家があります。
実家からは笹が嶺、瓶が森、石鎚はよく見えます。
皿ヶ嶺は15年くらい前に子供が小さい頃一緒に行きました、東京しか知らない子達ですので、体験させてあげたかったのです。
夏でしたが冷たい風の吹き出す、風穴?があったと記憶しております。
あとは、石鎚と瓶が森も一緒に行きました。
いまは社会人になってしまいましたので、妻しか同行してくれませんが・・・
東京にきてからは温泉旅館で楽しかしていなく、高雄山にハイキングへ行く程度です。
これからも楽しい山行のブログを楽しみにしております。
ありがとうございました。

アコモさん、こんにちは。
西条市のご出身でしたか?それでは石鎚山系をご覧になって過ごされたわけですね。
私は香川の西部で育ったのですが、笹ガ峰には中一のときに学校から連れて行ってもらって登りましたよ。今も当時のままの姿で丸山山荘が残っていて、懐かしい限りです。瓶ガ森には大学3年の春休みにやはり松山出身の同期の仲間と登ったり、その後結婚してから家族で登ったりもしました。
皿ヶ嶺は仰るとおりで夏でも冷風が吹き出す風穴が登山口になっています。
私は年に一度程度、南アルプスなどに登りにに行っていますが、人の少ない時期を選べば本州の山もいいですね。
西赤石登山、お天気が良い事を祈っております。

keitann様
4月30日に西赤石に登り、本日無事東京に帰りました。
keitannさんの祈りのおかげで、お天気は最高でした。
目的だった西赤石の北斜面はアケボノツツジの大群生!
アケボノツツジはたしかに大群生でしたが、一輪の開花も無く・・・つぼみも無く
残念でしたが、天気もよく、珍しく彩雲も見られました。
彩雲は徳島でよく見えたようで、翌日、祖谷の温泉旅館で徳島新聞を見てたら、地震の前触れか!と、問い合わせが多数あったと記事が載っていました。
keitannさんも同じような時期に、ナスビ平から一の谷越にカタクリを観に行かれたそうで。私も西赤石から眺める、笹原の見事な平家平〜冠山〜笹ヶ峰〜石鎚を見ながら、行ってみたいなぁと思っていました。
これからもブログ楽しく拝見させて頂きます。

アコモさん、こんばんは。
4月30日の登山だったのですね。ということは、私がナスビ平に登った翌日に、登られたのですね。
私もあの日笹ヶ峰に到る稜線を歩きながら、西山や西赤石方面のアケボノツツジが全然咲いていないのがわかって、アコモさんのことを気にかけていました。だって、連休に登られると聞いていたのに、連休にはとても咲きそうもなかったからです。
私の方は逆に、笹ヶ峰方面から赤石山系の全貌が良く見えたもので、一度東赤石から西赤石まで縦走してみたいな~などと思っていたところでした。
あの笹原の稜線歩きはなかなか気持ちの良いものですよ。今度、帰省される折には是非、笹ヶ峰方面に挑戦されて見てください。

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