ベゴニア・サザーランディ
ベゴニアの花は夏ごろにはよく見かける花で、10年ほど前にベゴニア・センパフローレンスという一般的な品種を育てた事がある。玄関前に綺麗に咲いたプランター植えのそのセンパフローレンスを置いていたら、いつの間にか株ごと掘り上げられていたという苦い記憶がある。
去年の夏にあまり見かけたことのないベゴニアを見て一目惚れして、久しぶりでベゴニアの鉢を買い求めた。ラベルにはベゴニア・サザーランディとあった。
夏に咲いた後、だんだん元気がなくなり、いつの間にか枯れた・・・・・と思っていた。
しかし、鉢の中身を捨てる事はせずに、冬場は他の地上部が消えたもの(ルリマツリなど)と一緒に庭の比較的暖かい場所で管理していた。
それが春になると嬉しい事に小さな新芽を出した。
植え替えをしたのは5月だったろうか。
そのときに株を二つに分けて、2鉢に分けて植えつけた。つまり株分けだ。
どちらもその後すくすくと育って、6月下旬には花が咲き始めた。1鉢はたまたま我が家を訪れた友人に差し上げた。
以前は花をしげしげと見たことがなかったが、シュウカイドウと同じで雌花と雄花が咲いている。
この三角錐のような形をして枝垂れて咲くのが雌花。
もしかしたら画像の向きが90度ずれているかも知れない。
シュウカイドウは今年はまだ咲いていないが、まさしくシュウカイドウをうんとコンパクトにした花姿である。
検索するとベゴニア・サザーランディは普通オレンジ色の小花を咲かせるらしいが、私が育てているのはピンクサザーランディというものらしい。
葉の色が淡い色なので、ピンクの色との相性が抜群だ。
半日陰の中庭に置いて花と葉の両方を楽しんでいる。
管理のしかたはほとんど山野草と同じようで、地上部がなくなったら室内など暖かい場所で水を遣らずに管理、春になったら植え替えるとあるではないか。
なんと、私がたまたま遣ったことがばっちり合っていたようだ。
購入したときよりひと回り大きくなってくれて、眺めていると思わず頬が緩む。
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