秋祭りが終わる
今年の秋祭りは14日の夜から今日の夜までだった。
讃岐では秋のお祭りが一番ハレの行事だと思う。私が子供の頃だって、秋祭りといえば、四つ身の着物を着せてもらって、袖を気にしながら露天のたこ焼きなどを食べたものだ。私が母にしてもらったように、娘には小5まで、秋祭りには美容院で髪を結ってもらって、四つ身の着物を着せた。その頃は義弟の所の姪っ子二人も着物を着せて、着飾った3人の女の子を天神さんまで連れて行ってお披露目したのがついこの前のことのようだ。
早い家は金曜日の夜に獅子をつかってもらう。獅子舞は讃岐の秋祭りでは欠かせないもので、家々の門口や、丁寧なところでは座敷に上がって神棚の方に向かって獅子をつかってもらう。我が家では隣の地区の獅子には玄関前、同じ地区の獅子には家の中でつかってもらうことにしている。
画像は毎年土曜日の朝の9時ごろにきっちりと訪れる隣の地区の獅子。とにかく金曜日の夕方から始まる獅子舞の鉦と太鼓の音は嫌でも秋祭りだという事を実感させてくれる。
二人一組になって、獅子頭をつかう。獅子頭をつかうほうがやはり難しいとか。鉦と太鼓はたいてい小学生の男の子がたたく。
獅子頭はかなり重いそうで、友人のだんな様は獅子舞のせいでかなり腰を痛めたとか・・・。いずこも同じだが、どこも老齢化の一途をたどっている。
獅子をつかってもらった後には勿論、ご祝儀を弾む。
こちらは太鼓台。愛媛の西条ではだんじり、豊浜や観音寺ではちょうさと呼ばれるもので、昼間は車輪をつけて子供たちが引いて歩くが、夜ともなると車輪は外され、ちょうちんには灯りが点され、数十人の男どもが担ぎ上げる。
この太鼓台の太鼓がドンドンと鳴るのもまたにぎやかなものだ。
路地裏を通り抜ける太鼓台。
小さい時から太鼓台を引いて育った子供たちがやがて大きくなり、中学高学年や高校生ともなると担ぎ棒の一端を担う。
獅子舞ほどではないが太鼓台にもやはりご祝儀を差し上げる。
そんなわけで祭りの週末は山にも余り登れない。
昨日から我が家でも玄関をカ座手散るのはシュウメイギクだ。
コメント