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2006-12-27

2006年野山の花ベスト100、7月①

7月中旬は梅雨の最中なのですが、ここ3年、学生時代の山の先輩や後輩と一緒に本州の山に登っています。

四国の静かな山歩きは、勿論、とても好きなのですが、たまには、昔登ったり眺めたりした本州の山々に登るのも良いものですね。

去年、仙丈から登ったときに眺めた北岳に、今年は登ることが出来ました。

Dsc01526_2

北岳は富士山に次いでわが国で二番目に高い山ですが、それだけでなくまた花の種類の豊富さでもほかの山を圧倒していました。

四国では自生していないサンカヨウの花に、北岳でようやく出会うことが出来ました。

一種の憧れを抱いていた花でしたが、最初に出会ったサンカヨウは大樺沢の大雪渓をバックに、印象的な出会いとなりました。今までの数々の花との出会いの中でも10指に入るシーンだと思います。3連休直前の期間とあって、入山している人も少なく、静かな山歩きが楽しめたのは願ってもないことでした。

Dsc01483_5ミヤマハナシノブが北岳に咲くと言うことは知っていましたが、これほど随所で見ようとは思っていませんでした。もとより、北岳に行って是非この花を見たいというような思いで登ったのではありません。

年に一度、本州の山を楽しむと言うのがあくまでも大きな目的なのですから。

ハナシノブの仲間は自宅でもここ数年、毎年のように育てていますが、自生のミヤマハナシノブは涼やかな花色がとても素敵な花でした。

Dsc01574_1 ミネザクラは例年なら、もう花の終っている時期でしたが、今年は雪解けが大幅に遅れていて、花も全体に遅めだったのが幸いしました。標高2500m以上で咲く、正に高嶺の花ですね。

Dsc01567_4 草すべりの斜面で、稜腺に出るまでずっと見られたキバナノコマノツメとシナノキンバイ。

キバナノコマノツメは四国の山でも見られますが、シナノキンバイは本州の高山の代表的な花ですね。

ハクサンイチゲとともに、学生時代の山歩きを思い出させてくれる懐かしい花です。

Dsc01598_3 北岳のみに自生するキタダケソウです。キタダケソウは6月がベストシーズンだそうで、雪渓の雪が融けると直ぐに咲き始めて、夏山シーズンに突入する頃には既に花は終っています。

これは肩の小屋の前で開花を遅らせるために、雪をかけられて開花時期を遅らせてある株です。

Dsc01604_1 高山の岩稜帯でないと見ることの出来ないキバナシャクナゲです。去年の仙丈ケ岳以来、一年ぶりの再会でした。

このキバナシャクナゲも昔の山歩きの思い出の中によく登場する花ですね。

Dsc01736 ツマトリソウも樹林の中で何度か見ることが出来ました。

このときの山行で出会った花は何十種類にもおよびました。

北岳で一番多くの花に出会える時期に、期せずして登ることが出来たのでした。

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