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2006-12-11

笹ヶ峰

年末の総集編の途中ですが、今日は思いもかけず、比較的高い山に登る事ができたので、その記事にしようと思う。

山に登るのはこの日曜がラストチャンスとも言えたが、何分、この時期は低山ならいざ知らず、高山に登るには一人では無理だし、普通タイヤの私の車では、凍結する時期の登山口へのアプローチに不安が残るのだった。

昔の山仲間のS君がこの週末に三嶺方面に一泊で登る予定だったのを、悪天候のため、変更して陣が森の軽い山歩きにするとのメールを読んだのが金曜の事。折り返し返事を書いて、良ければ参加したい旨を書いた。土曜には笹ヶ峰と陣が森の2つの案で行程表がメールに添付されていた。笹ヶ峰には中一の時には登っているけど、その後ここ4年の間に二度もチャレンジしているのに、いろいろあって、ピークを踏めないままになっていて、心残りだったのだ。そこで、笹ヶ峰山行という事でお願いした。

P1000614 

とは言うものの、私は山歩き復活してからはほとんど雪の山や冬の山には近づかないので、装備が心もとない。昨日は慌てて、用事の帰りに山道具の店で防水手袋というのを買い、その後、ユニクロでダウンジャケットを購入。帽子は忘れていたが、思い出して、帰りに隣町のJAで買った。でも、考えたら、昔、3月の北八つで春合宿を打ったときも、貧乏学生の私としては羽毛服も、羽毛のシュラフも持ってなかったのだった。男の子たちはそれなりに冬の山に魅力を感じていたと見え、当時の学生としては大金をはたいて、冬山用の道具をそろえていたようだが・・。

P1000601画像は登山口にあった、笹ヶ峰の概略図。

夕べも仕事が終わってから片付け物などしていたら1時半就寝、そして携帯の目覚ましは5時50分にセット。

早く起きるのは山に行くときだけだが、6時前はまだ真っ暗だ。雨は止んでいて、暗いながらも晴れ間があるので、洗濯物を二回分干してから、6時半に出発。

今朝は西条のコンビニで8時に集合なのだ。

P1000602

高速利用で、西条までは1時間ちょっとで行くだろうと思っていたが、思ったとおり、7時40分には着いた。S君も早めに出たのか、すでに着いていた。

コンビニで行動食とコーヒー、朝食用のサンドイッチを買って、車を加茂川の河原に移動させる。S君の車に同乗したあと、登山口へのアプローチの間、しっかり食べる。

道は最後の15分ほどが未舗装のため、少し手間取るが、それでも8時半ごろ到着。すでに3~4台の車が駐車場にとまっている。

登山口は今まで私が登っていたところよりもほんの少し奥にあって、↑画像のようにしっかりいくつもの道標が出ている。どうやら、今まで私が登っていたのはそま道だったらしい。

8時40分、歩き始める。登山道は沢の右岸についている。堰堤横を通り過ぎて、ジグザグを切りながら、高度を上げていくが、それほど厳しい登りというわけではない。

筒上ではS君のペースになかなかついていけなかったので、最初に「少しゆっくり目のペースでお願いします」と頼んだ。

P1000603 当然のことながら、この時期は花は咲いてないので、花の撮影に時間がかからない分、まずまずのペースで歩けたといえよう。

一箇所、ツチグリを見つけたので撮影する。ツチグリは山道を歩いていると時折目にするがキノコの一種だ。今年はそういえばまだ見てなくて、これが初見かな?

P1000604 画像を撮り忘れたが、昔の小さい集落があったという「宿」には9時半着。良い時間なので一本休憩を入れる。S君は、沢で水を水筒に汲んでいる。その水筒を見せてもらって驚いた。なんと、学生時代からの愛用の品だとか。材質は何だろう?アルミかな?

宿には今は家もなく住んでいる人もいないが築かれた石垣などに人家の面影をしのぶ事が出来る。

「宿』から先は今までの植林帯ではなくブナなどの自然林になる。ガスが漂う中、ブナの大木が幻想的に見える。この道は中学の時は真夏、そして、ここ数年では9月末と5月末に歩いている。そして初冬の今日を含めると、結構いろいろな時期に登っている。

P1000607 丸山荘には10時10分頃の着。私が中学のときに泊まったときのままの建物だそうだ。

あの頃は四国には高速などなかったので、香川から愛媛の笹ヶ峰に登るには小屋どまりでないと無理だったのだ。

母校の中学から、1年生の希望者50名以上はいただろう、懐かしい思いが甦る。

一方、S君も高校時代にすでに堂ヶ森から寒風山まで縦走しているそうだけど、やはり丸山荘は当時のままだとか。

P1000606 晴れていれば、このシャクナゲの木の枝越しに笹ヶ峰の姿が見えるのに、今日はガスのために何も見えない。朝、高速を走っているときは良い天気になりそうだと喜んだが、やはり高山の天候は直ぐには回復しないものだ。

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コメント

こんばんは~。冬山ですか、さすがに寒そうな樹氷・・・。
軽い山歩きって、どれくらいキツイんだろう~。^^
ガスに煙るブナ林、すごい良い雰囲気ですね♪

ちゃっぴーさん、おはよう。
私が登った日は前日の雨が暖かい雨だったため、山頂の雪も融けて閉まってて、それほど冬山って言う感じではなかったです。
しかし、最近では冬場は滅多に登らないし、霧氷は私には珍しく、いいものを見れました。
笹が峰は片道3時間ほど、往復で5時間ちょっとです。
11月が良く歩いたので、ハイキングの延長というぐらいの距離でした。
ブナ林ははれていてもガスの中でもいいもんですよ。

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