山好き、花好き

当所の予定では中七番の住友フォレスタハウスから歩き始め、ナスビ平のカタクリ自生地までという､往復４時間ほどの予定でしたが、あまりにお天気が良かったので、展望を楽しむために笹ヶ峰～平家平の稜線の一部を歩くという、予定外のおまけつきの楽しい山歩きになりました。

↑画像は自然林をバックに撮影したカタクリ自生の様子です。

今回の集合は新居浜のマイントピア別子駐車場に８時ということでした。

マイントピアには赤石山系の山に登るときはよく立ち寄りますので､場所もよくわかります。自宅からだと１時間半も見れば十分着きますが、遅れて迷惑をかけてもいけないので、早めの６時１０分に自宅を出発です。高速に乗る前にコンビニでその日の昼食とインスタントのカップ入りお味噌汁を調達します。お茶と行動食は自宅で用意済みです。

６時２５分、高速に乗ります。連休中ですが早朝とあってガラガラです。快適に飛ばし、７時前には新居浜インターを下りました。インターからマイントピア別子に向かうR４７には高速直ぐ横の車道を利用すると、ずいぶんショートカットになるということを去年知ったので、その抜け道を利用します。７時１０分にはマインとピアに着きました。自宅から丁度１時間です､早いものですね。リュックに買ってきたお昼ご飯を入れたりしてしばらく待っていたら、７時４０分頃、S君の車が入ってきました。今回は職場の若い女性を２人連れてきています。近くに先ほどから青い車がとまっていたのですが、その車からもご夫婦が一組､出てきました。やはりS君の知人のようです。簡単に自己紹介を済ませます。今日はどうやら計６名での山歩きのようです。私は中７番から別子街道を東に回って帰路に着くので、乗り合わせることはしないで、車３台で連なって大永山トンネル方面に向かいます。

中七番はこれまでも車で通過中に標識を見て大体の場所は知っていますが、実際にここで車を止めるのは初めてです。初めての道はいつもワクワクしますね。

道の奥に二階建ての瀟洒な建物が見えるのが住友フォレスタハウスです。この付近の山は住友林業所有の山なので、住友林業からのメッセージ発信の場となっているようです。

フォレスタハウス周囲にはアケボノツツジやシコクカッコソウ、ユキモチソウなども植えられてい手､それぞれ花を咲かせていますが、植栽された野草にはあまり興味がもてないですね。S君がフォレスタハウスで登山予定表を記入し、後はトイレをお借りして、８時半頃、いざ出発です。

ルートは フォレスタハウスの横を通って沢の左岸を通っており、感じの良い道になっています。アップダウンもほとんどなく歩きやすい道です。

歩き始めて間もなくこんな箱が・・。S君が「なんだかわかりますか？」と皆に訊きますがさっぱりわかりません。・・・これはなんとミツバチの箱なんだそうです。養蜂をしているのですね。ここだと今の季節は何の花の蜜なんでしょうね。

最初は私が二番目を歩いていたのですが、はっと気がついて若い御嬢さん２人にS君の後ろを歩いてもらいます。いかにも山歩きは初心者の御嬢さんがたにみえたのですが・・・。ところがどうして、さすがに若さというのは素晴らしいです。若いお嬢さんたちの歩くスピードはたいしたもので、S君にぴったりとくっついて、４番目を歩くこちらが離されそうです。

樹林の上方を見上げますと、笹ヶ峰～平家平の稜線が気持ち良さそうに見えています。お天気も最高です。

黒いキノコが生えています。キノコは苦手であまりわからないのですが、たまたま今の時期に生えてきたのでしょうか？それとも今の季節に生える種類なのでしょうか。何度か見かけました。

道は先ほどからスミレがたくさん咲いています。

どうやらタチツボスミレのようですが、６人パーティーとあって､そう身勝手に写真ばかりも撮影出来ないので、何とか素早く撮影した一枚です。この山はスミレの種類はそう多くはなく､見かけたスミレはこのタチツボスミレと帰路で見かけたエイザンスミレだけでした。