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2007-05-13

雲早山までドライブ、その8、ヤマシャクを探す

登山口まで下ったら時刻はすでに14時20分になっていました。ちょっと野草散策だけと思っていたのですが、思いのほか花が咲いていたので、撮影などしているとあっという間に一時間が経っていました。

P1080818

車道の横に何やら白っぽいお花が咲いているので、近寄ったら、ヤマルリソウでした。車道沿いなので、株が傷んでいて、可愛そうです。それにしても四国ではなかなか、ルリの名に相応しいような青いヤマルリソウを見かけません。一度、眼の覚めるようなヤマルリソウを見てみたいものです。

出発しようというころに、軽の箱バンが一台やってきてとまりました。

中には60代ぐらいの男女数名が乗っています。どこに登られたのか訊いたところ、薬研谷に行ってきたとか・・。薬研谷は植生の豊富な場所らしく、アケボノツツジやその他いろいろな野草が咲く場所のようで、私も名前だけは知っています。雲早山の登山口付近はゆったりと道も広くて気持ちの良い木陰なので、一休みされるようです。まさかこれから登山ではないでしょう。

P1080821 ヤマシャクが咲いていたと教えられた場所に車を止めました。辺りはこんな気持ちよさそうな林です。ここは針葉樹も生えているようです。

P1080820 何の芽でしょうか?思い出せそうで思い出せませんでした。

P1080822 またまたフデリンドウが咲いています。

私が思っていた道をずっと進んだところ、踏み跡はあるのですが、やがてとんでもないザレ場に出ました。ザレ場を横切って踏み跡は続いているのですが、滑り落ちたら数百メートルは止まらないような急なザレ場です。とてもではないけど、危なくて一人で行けるようなルートではありません。それに聞いた話では少し下るとヤマシャクがあるという話でしたが、いくら下を見てもヤマシャクらしき株は見えません。そのまま500mほど下までザレ場が見えるだけです・・。いくらなんでもこんな危ない場所を下ったとは思えません。

諦めて引き返します。

P1080826 引き返す途中でスミレが咲いています。葉っぱを見るとナガバノスミレサイシンでした。ナガバノスミレサイシンは香川や愛媛の山ではそれほど見かけないので、今年はこれが初見です。花が大きくて見ごたえがあります。

P1080823 葉の形が良くわかるように撮影してみました。

この株はたまたま花が綺麗に咲き残っていました。しかし、葉っぱはあちこちでたくさん見かけたのに、ほかのどの株も花はもう終わっていました。一輪でも花が綺麗に咲いていてほんとに良かったです。

もときた道を引き返していると、100mほど離れた林の下のほうに、どうもヤマシャクヤクらしき株が見えました。白いつぼみだか花のようなものも見えます。雲早山で聞いたヤマシャクヤクはその事だったのかも知れません。あの場所だったら何とか行きつけそうです。急いでルート変更です。

ヤマシャクのほうに向かって進むと、ツルキンバイもたくさん咲いています。

P1080831

P1080830

この季節、高山では黄色い花はちょっと珍しいような気がします。

低山ですとキジムシロやミツバツチグリなどが多いのですが・・。

P1080833

木の根元にコバイモ発見です。しかし、花が終わってすでに実をつけているので、トサコバイモなのかトクシマコバイモなのかアワコバイモなのか不明です。

P1080834 倒木のそばに今度はこんなスミレの葉がありました。葉っぱが丸っこいのでアケボノスミレでしょうか?近くにはナガバノスミレサイシンの葉っぱも多いのですが、形が全然違います。

P1080835 こんな葉っぱもたくさん見られました。最初はシコクカッコソウかとも思いましたが、カッコソウはこの前たくさんの芽を見ているのですが、違うようです。

なんでしょうね~?気になるな~。

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