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2007-05-05

ユキモチソウ、シャクナゲなど

ユキモチソウも四国の固有種に近いテンナンショウ属の植物です。

四国以外の方にとっては、なかなか自生の姿をご覧になることが少ない植物でしょうから、大急ぎでご案内しました。

P1080216

今年は低山を歩くことが多かったので、すでに二度もユキモチソウを見ていましたが、それでもその時は仏炎苞がまだ開いてない状態だったので、完全に開花した状態ではこれが今年の初見です。

例年ならドライブの最中や登山口までの林道の縁などに咲いているのを見ることが多く、ユキモチソウを見るためにわざわざ山道を歩いたのは、今回が初めてかも知れません。普通は竹やぶの中などに咲いていることが多く、こんな落葉樹の自然林で咲くことのほうが珍しいかも。

P1060488 同じユキモチソウ個体の4月15日の姿です。

P1080218 昨日の沢筋の新緑の様子です。

標高700付近でもすっかり若葉になっていますね。

P1060481 二週間前の同じ沢筋の画像です。この頃はまだ新芽が萌え始めたばかりでしたが、緑がかなり濃くなっているのがわかります。

P1080254 4月20日頃にはまだ蕾だったシャクナゲもかなり咲いています。

わずか二週間足らずの間にも山は装いをずいぶんと変えています。

P1080251 同じシャクナゲの木だと思うのですが、何故か白っぽい花も咲いています。四国の山のシャクナゲは今年はどうやら裏年のようで、どこの山のシャクナゲモほとんど花芽がついてないようです。それだけ、去年のシャクナゲが見事だったと言うことでしょうね。

4月下旬には何とか咲き残っていたタムシバも5月にはすっかり花はなくなっていました。でも、樹肌と樹形を憶えたので、次回からはタムシバは花がなくてもわかると思います。

コメント

こんにちは。
ユキモチソウは一度見てみたい花です。楽しい姿ですね。

ユキモチソウ こちらでも最近よく見かけます。 山野草店ですけど(^^;
やっぱり私も山で見たいですね。

シャクナゲは裏年のようですか、私は会津方面の山へよく見に行くのですが、こちらはどうかなあ?
そういえば我が家のシャクナゲも裏年で、今年はサッパリです。

多摩NTの住人様、こんばんは。
テンナンショウの仲間はこちらでは種類が多くて、このユキモチソウを見たときもあちこちからマムシグサの芽だしが始まっていましたよ。
でも、なんといってもこの真っ白なお餅を抱えたユキモチソウはいいですよね。マムシ草ほどグロテスクではないですし・・。もうちょっとすると緑一色のオオハンゲというのが出てきますよ~。

加納さん、こんばんは。
ユキモチソウが新潟の山でも見られるのかとビックリしたら・・・山野草店でのお話なんですね~。こちらでもシラネアオイなど売っていますから、それだけ流通事情が良く鉈と言うことでしょうね。しかし、ユキモチソウに限らず、山野草はやはり野山で見るのがいちばんですね。
シャクナゲは今年は四国では一体に裏年のようですが、高知方面ではかなり咲いているという情報もあります。
会津は学生時代に毛猛山などにたまに登っていましたが、そちらで咲くのはやはりハクサンシャクナゲなんでしょうね。
あれだけ綺麗な花を咲かせるんだから、毎年綺麗に咲くのは花にとってもかなりしんどいことでしょうね。やはり、一年おきに休ませてやりたいような気もしますよ。

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