三年ぶりのオオヤマレンゲ、その4
シソ科、キランソウ属。想像していたよりずっと綺麗な花です。
紫色の花色が特に良いです。
登山道に入って直ぐの様子です。とにかくどこを見ても緑・緑・緑・・・。
先週登った銅山越えは銅の精錬から出るガスで山々が一旦ハゲ山になったのを、閉山してから一生懸命,山を回復させているところで、大木とか古木は一本もなかったのですが、こちらは対照的に原生林と言う趣を残した山でした。
稲村トンネルはすでに標高1200mほどあって、地図を見るとどれだけも登らないうちに稜線に出るはずです。
辺りはブナやモミジの混じる気持ちの良い樹林が広がっています。
珍しく枝垂れているホトトギスを見ました。自宅で育てているキイジョウロウホトトギスと良く似ているので、もしかしたらトサジョウロウホトトギスかも知れません。花の時期に見てみたいものです。
もう少し丸くて大きな葉・・トサノミカエリソウの葉もところどころにありました。
夜のうちに雨が降ったのか、足元もしっとりとしていて、苔なども瑞瑞しく、高知は豪雨地帯なのだということを改めて思い知りました。
それにしても香川や愛媛の山ですと、この時期はテンナンショウや地生ランの仲間を良く見かけるのですが、そういったものは全然見ません。植生が違うのでしょうね。
いろいろと撮影してロスタイムがあったにもかかわらず,9時15分、西門山との分岐に到着。ここがすでに稜線です。
まずはこの分岐を左に曲がって稲叢山を目指します。
ここからは樹林帯の中を少しだけジグザグに登り,後はトラバース気味に進みます。
木の株元には、それこそシコクスミレが大群生しています。この前,稲叢山に登ったのは4月半ばでしたが、そのときはまだスミレをあまり知らない頃でしたが、それでも花色が白いおかげでシコクスミレだと言うことだけはわかったのでした。しかし、スミレに慣れて来るとシコクスミレは葉っぱも特徴的で見分けが簡単なスミレです。
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