三年ぶりのオオヤマレンゲ、その5
しばらく山の斜面を巻いていましたが,再び、稜線に出てきました。
山道の傍らにオオヤマレンゲの木を見つけました。この日は結局、小さい木も含めるとかなりの数のオオヤマレンゲを見ましたが、ほとんどすべてが稜線に自生していたようでした。
この場所のオオヤマレンゲは残念ながらまだ蕾です。開花まで後2,3日というところでしょうか。葉はモクレンの葉に似ていますね。3年前に剣山で見たオオヤマレンゲの木はもっと大きくて樹高3mは超していたと思いますが、ここのは2mあるかないかという小さめの木です。
撮影していると、反対側から男の方が一人下ってきました。その方に訊いたら、もう少し先に行くと、開花した株があるとか・・。樹木を見始めてまだ2,3年と仰っていましたが、いろいろな樹木をご存知で詳しそうでした。一体に樹木好きは男性のほうが多いようですね。
ヤマアジサイの蕾かと思ったら,野草友達のRさんに「ヤマシグレだよ」と訂正されました。(^。^;) そうそう、たまにしか見ないので,すっかり忘れてましたが,ヤマシグレですね。地味な花です。スイカズラ科ガマズミ属。いつも見るのはもっと赤い色をしていますが、このときは蕾なのか、赤色が目立っていませんでした。
直ぐそばにはドウダンも咲いています。白と赤が混じったような色です。
ミネカエデやゴヨウツツジなども生えていて、樹木好きにはとても魅力的ですね。
蕾を見てからものの三分も歩かないうちに鉄塔近くのオオヤマレンゲ自生地に着きました。
鉄塔そばに何本か株があるようですが開花しているのは1株だけ。すでに咲き終わって花びらが茶色く変色している花もありましたが、全体から見るとまだまだ咲き始めと言うところでしょうね。
モクレン科モクレン属。真っ白な花は花径7~8センチあまりでしょうか。真っ白な花をやや俯き加減に咲かせる様子は,誰が見ても好ましい花ではないでしょうか。
何枚かオオヤマレンゲ画像を貼ってみます。
この赤い部分が種になるようです。
下から見上げての撮影です。上方に、ナナカマドの葉っぱなどが見えています。
花はタイサンボクなども良く似ていて、我が家にもタイサンボクがあるので良くわかりますが、しかし、タイサンボクのあの固くて大きな葉っぱに比べると若々しいさわやかな緑野葉っぱは,オオヤマレンゲの魅力の一つかと思います。
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