銅山越へアカモノのお花見に、その6
銅山越では先ほど私達を追いぬいていかれた、男性ばかりのパーティーの人たちがお昼を食べている最中でした。もう少し登ると去年ツガザクラの群生を見た東山方面で、その辺りは見晴らしも良くて気持ちがいいので、そこまで歩くことにします。
銅山越からほんの少しだけ,樹林帯が続きます。その樹林帯の中に去年も見たオトコヨウゾメの白い花が見えました。とても可憐な花なのですが、この日は雨上がりで,花びらについた水滴がこの華奢な花には少し重かったようですね。
この可憐な花の余所行きの顔も見てください。こちらは去年撮影したものですが,なんとも愛らしい花でしょう?
スイカズラ科ガマズミ属のの落葉低木で、そう言われれば良く似ています。
樹林帯を抜けると稜線になっていて、山道の両側にはいろいろな樹木が見えます。これはお馴染みのキバナツクバネウツギです。まだ蕾が多いので,まだまだ見頃が続きそうです。
カマツカのようですが、足元が悪くて近寄れません。踏み外すと谷にまっさかさまですからね。画像の隅のほうにカラマツの葉っぱも見えているようです。標高1200mを超すとさすがに青空が消えてガスがかかってきました。Hさんはガスがかかった山が大好きという変わった人なので,大喜びです。
東山付近のツガザクラ群生地真で来ますが,さすがにツガザクラはほぼ花が終わっています。代わりにアカモノがここでもたくさん咲いています。下で見るのより赤みが強いですね。蕾もまだたくさんあって,この分なら6月20日頃まで見られるのではないでしょうか。アカモノの花の間にツガザクラの葉っぱも見えています。ここでも両方がいっしょに咲くのです。
12時20分,去年もお昼を食べた場所に着きました。今日の行程はここまでにします。日曜日ですがさすがに西赤石方面から下ってくる人は一人もいません。雷雨注意報が出たおかげで、人が少ない静かな山が好きな私にはラッキーでした。じっとしていると肌寒いほどなので、雨具の上衣を羽織りますが,それでも暖かい飲み物が欲しいほど。ホットコーヒー好きのHさんはポットに熱いコーヒーを持参していたのですが、駐車場では青空だったので,車に置いてきたのです。しかし、山での気温としてはこのぐらのほうが歩く分には快適ですね。ホットコーヒーの代わりにコンビニで買ってきたコーヒーゼリーが食後のデザートです。食後に気付いたのですが,食べていた直ぐそばにもギンランの草丈10センチ足らずのが咲いています。この山では稜線上でもギンランを結構見かけます。
13時5分、下り始めます。私一人なら、西赤石まで行けなくもないですが、Hさんは4年前の手術後から片足にリンパ液がたまって腫れるので、長時間の歩きはちょっときついのです。
下り始めて直ぐにコメツツジに気づきました。去年もそう言えば咲いてましたっけ。四国の高山ではお馴染みのツツジです。西赤石はアケボノツツジが有名ですが、派手で綺麗なアケボノツツジとは正反対に小さくて地味な花ですが、なぜか私はこの山ではコメツツジばかりを見ています。
登るときには気付かなかったシロドウダンも下りでは目につきました。見頃にはちょっと早いようですが、それでもそろそろドウダンの季節になるのですね~。阿讃山脈にも6月末になると綺麗に咲く場所があるので、行かなければ・・。
銅山越へと下っていたら,にぎやかな話し声が聞こえます。また別のパーティーが銅山越に来ていたのが,下り始めたようです。今日は皆さん,銅山越までと言うのが多いですね。
私達が下っていくと,すでに姿が見えなくて、また静かな山に戻っています。しばしアカモノの撮影を楽しみます。
keitannさんの画像を見て、この前に山に行ったときわからなかった謎の花が、オトコヨウゾメだってわかったです。ありがとう。
キバナツクバネウツギはこちらでは見ませんが・・カマツカはたくさん見かける山があります。これも、かわいらしい花ですよね。
この季節は、樹の花が楽しいです。
今の時期はヤマボウシが美しいです。
投稿: noi | 2007-06-14 20:49
noiさん、こんにちは。
オトコヨウゾメ、山でご覧になったんですね。私の場合は、実物を見るよりも先に知っていたので、直ぐにそれとわかりました。その前にカマツカを見たときにいろいろ調べていて、オトコヨウゾメ、カマツカ、タンナサワフタギなどを検索していたんですよ。
キバナツクバネウツギはそちらには咲いてないですか?コツクバネウツギと色が違うだけで、同じものと聞いていますが、コツクバネウツギもそちらにはないのでしょうか?同じ物と言っても、ちょっと黄色い色がついてだけで,可愛いですよね。他にはアカイシミツバツツジなども咲き残っていたのですが、画像を失敗しました。ここのミツバツツジは他のと違ってとても目立つピンクなので,綺麗です。
ヤマボウシは私も近々見に行きたいな~と思っています。
投稿: keitann | 2007-06-15 10:20