オコヤトコ~牛の背、その1、林道通行止め
5日、6日は特に予定のない日だったので、当初は野草友達のRさんを誘って、愛媛の東赤石山にオトメシャジンを見に行こうと思っていました。
ところが、3日の夜、主人の友達のKさんから、突然、電話が入りました。主人がその夜、Kさんと飲み会だったらしく、私にお声がかかったようです。5日にちょっと変わったルートで天狗塚に行くので、一緒にどうですか?とのことで、そうなると東赤石行きは流れますが、天狗塚はまだ登ったことがなくなかなか行くチャンスがないので、Rさんにはお断りして、天狗塚山行に参加することにしました。何でも熊がたくさんいるコースなので、一人でも人数を多くしてにぎやかに歩いたほうが熊も現れないだろうとのこと。ただ、Kさんと前回中東山に登ったときは、林道の通行止めのせいで3時間ほどの林道歩きで帰宅時間が大幅に遅れたこともあって、「林道の通行は可能ですか?」と念押ししたら、大丈夫だろうとのことです。5日午前5時にいつものJAで集合ということに。メンバーはいつもどおりKさんんとペアを組んでいるHさんとの3人です。
↑画像は登った牛の背から天狗塚、西熊山方面を撮影したものです。結局、いろいろな事情で天狗塚までのピストンは無理でした。
私は今回登った山域についてはまったく知識がなく、少しはルートの下調べもしたかったのです。しかし4日は義父の祥月命日で親類やお寺さんがみえることもあって、朝から掃除や準備などで忙殺され、夜は夜で仕事もあって、結果的に何の前知識もなく、登ることとなりました。そうでなければ、ネットなどでのある程度の情報を入れることは出来、またある程度下調べをしていれば、タイムロスが大幅に防げたと思います。
前夜は仕事で帰宅したのが23時。その後、家事を済ませたり、とりあえずのパッキングを済ませて就寝は1時。目覚ましで4時10分に起床、例のごとく最終のパッキングをして、洗濯物を干して4時40分、自宅を出発です。今回は自宅で朝食を食べる時間がありませんでした。集合場所に着く頃にはようやく辺りが明るんできました。
北アルプスでの写真などKさんに見てもらってから、本日歩く予定の場所の2万5千図のコピーをもらいます。登る予定のルートは私の愛用の「山と高原地図」には載っておらず、載っているのは二万五千図のみだとか。
Kさんと行くときはいつも運転はKさんがするので、そういう意味では楽です。
R32を南下して吉野川沿いに走ります。車窓から辺りを見ると、早くもクサギやセンニンソウらしき白い花が咲いているのが見えます。
途中、大歩危付近のコンビニでお昼ご飯の調達です。例のごとくおにぎりとインスタントのカップ味噌汁、カレーパンなど。水分は一番暑い時期なので、ポカリ系のを凍らせたペットボトル500ml1本,アクエリアスのチューブ入りの凍らせたの1袋、カフェオレ500ml,それに家から持参した麦茶500mlを用意します。私がこんなにたくさんの水分を用意することは滅多にないですが、北アルプスで後輩がばてたのを目の当たりに見たので、ポカリ系は必須だと思いました。
↑画像はその大歩危コンビニからの眺めです。吉野川流域には朝霧がかかっていますが、上空は青く、展望が期待されます。
大歩危からは東に向かい、かずら橋の横を通過し京上トンネル手前でR439に入ります。登山口はオコヤトコという場所から登るそうですが、そのオコヤコトにはR439沿いの樫尾という集落から出ている祖谷山林道をしばらく走るそうです。ところがその樫尾集落まで来て、集落の方に尋ねたらこの林道が通行止めです。その地元の方の話ではこのまま京柱峠まで行くと、京柱峠から林道が出ていて祖谷山林道と通じているので、そちらへ行ってみては?ということです。初めてのルートは登山口探しがまず容易ではありません。このとき、オコヤコトまで林道を歩けば、どのくらいの時間がかかるのか訊いて見るべきでした。
しかし、教えられた通り、京柱峠まで走ります。京頭峠から南東方向に、聞いたとおりに林道が出ています。
ネット上に丁度格好な林道の地図がありましたので、拝借しました。興味のある方は」ご覧ください。京柱峠から出る林道は林道京柱線というようです。これが雨上がりのせいもあって、泥を練ったようなダートな道ですが、Kさんの車はオフロード車なので、大丈夫です。北東方向に、いまから上る牛の背、天狗塚が綺麗に見えていますが、走っている車内からは画像が撮れません。途中、大きなトラックが二台とまっていて、杉の丸太を積み込む作業中でした。作業をしている若いお兄さんにオコヤコトへ行く林道は通行可能か訊いて見たら、通行止めになっているとの答えです。しかし、ここまで来たら、先に進むよりほかありません。
ダートな道を走ること30分弱。8時25分、通行止めの個所に着きました。ワイヤーを張ってあって、一般車両は立ち入り禁止です。仕方ない、ここからはまたまた林道歩きです。最近、なぜか林道歩きに縁がありますね。でもまぁ、昔の山歩きには林道歩きがつきものでしたよね。
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