高越山で秋を見つける、その3
ピンクと黄色の特に鮮やかな個体があったので、撮影してみました。
香川の山で見かけるのはもっと色が淡いのが多いです。ゴマノハグサ科ママコナ属。シコク・・・とついていますが、四国の固有種ではなく、東海地方から中国地方東部、四国、九州で見られるそうです。もっとも、私はシコクママコナ以外のママコナはまだ見たことがないのです。
花期が長い植物で、6月~11月頃まで、長い間咲いています。
近くには展望台もあって、見える山々の名前を書いてくれています。真正面に丁度先週登ったばかりの剣山や一ノ森が見えます。歩いた尾根筋が綺麗に見えていて、「あ~、あそこからあそこまでを一時間弱かけて歩いたんだな~」と思います。自分が歩いた道を、また別の山から見ることができるのは本当にいいものです。三嶺付近と矢筈山方面だけは生憎とガスがかかっているようです。
キバナアキギリも咲いています。今までキバナアキギリを8月に見たことはなかったのですが、キバナアキギリが咲く山に8月に行ったことがなかったというだけかも知れません。
草刈に遭ったのか、どれも低い草丈で咲いているようです。
それにしても、8月末というのに、山ではすっかり秋の花が勢ぞろいしているものですね。
香川の山でも咲くのですが、これほどたくさんは咲いてないように思います。
アルプスで咲くカラマツソウや、低山で咲くアキカラマツとも違い、真っ白でとても綺麗なカラマツです。
ソバに紫のようなピンクのような丸っこいのがあって、何かな?と思ったら、シギンカラマツの蕾なのです。Sさんは銀塩カメラで花の撮影をされるのが趣味だそうですが、このピンクの蕾が可愛いから是非、撮影しなさい、と言われました。
この後で見かけたシギンカラマツは蕾も真っ白でしたから、ピンクのと真っ白のがあるのかも知れません。木陰で涼しそうな花を咲かせた姿はとても好ましかったです。
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