« 御来光の滝、その6、帰路 | メイン | 一年ぶりの大滝山、その2 »

2007-09-28

一年ぶりの大滝山、その1

9月25日は県内の大滝山という山に登ってきました。メンバーは山友達のTさんと野草友達のRさん。前日までは徳島の大川原高原に行く予定だったのですが、前夜はものすごい雨でよく25日の予報も徳島では午前中まで雨と雷予報が出ていました。これに対して香川は曇りのち晴れです。急遽、行き先変更です。やはり雨の中の歩きは避けたいということで、二人も同意してくれました。

一年前に大滝山でいろいろな花を見ているので、近場といえども花は期待できそうです。

集合はTさんの家の近くの薬局に9時ということになりました。

当日は出発までには雨も上がり、予報が当たりそうです。途中でまずRさんをいつもの場所で拾い、Tさんと合流しました。今日の運転手は私です。

P1150637

↑画像の花はなんだかおわかりになりますか?

シマツユクサだそうです。

大滝山や竜王山といった高松南部の山に登るにはこちらからだと、まず、塩江に出ます。その塩江に行く途中にかの有名な山越うどんがあります。たいていは平日に登るので、途中で山越の釜玉を食べていこうということになります。釜玉画像をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。100円代で美味しいうどんが食べられますよ。

連休中は200人近くが並ぶという超有名店も、なんでもない平日だと、朝の10時前なので空いているはず・・・。が、この日は連休明けの日で、休みをずらして取った人がいるのか、県外ナンバーの車が早くも20台ほどとまっていました。

綺麗に山野草などが植えられた庭の中のテーブルで釜玉とじゃがいものてんぷらを食べてお腹もいっぱいになったら、出発です。

駐車場の横の田んぼの畦では綺麗に彼岸花が咲き始めていたので、今年初めての彼岸花撮影です。

P1150636 朝方までの雨で、彼岸花も水滴がついてます。

その彼岸花の株元にツユクサが咲いてるな~と思ったら、Rさんが「シマツユクサ」と叫びます。なんと、普通のツユクサとばかり思っていたらシマツユクサだったようです。私は初めて見ます。

P1150633 もう一枚貼ってみます。普通のツユクサと違って花弁が三枚あるように見えます。色も少し淡目のブルーでさわやかな色ですね~。

本来は沖縄や九州南部に自生するそうですが、温暖化のせいかここ四国でも最近は増えているとか・・。

マルバツユクサは葉っぱが丸いので、遠めにも直ぐにわかりますが、こちらは近づかないとちょっとわかりませんでした。

P1150643_2 塩江に入ったら、あとは竜王山に行くいつもの道と分かれて、次第に山道になります。車を運転していると何かピンクっぽい花ガ群れ咲いているのが目に付きました。

下りてみるとセトウチホトトギスです。この辺りはセトウチホトトギスが多いのです。一見ヤマジノホトトギスと似ていますが、大きな特徴は花柱の付け根が黄色いのと花柱に紫色の斑点があることです。

P1140556 こちらがヤマジノホトトギスです。比べてみると、違いがよくわかると思います。

それとヤマジノホトトギスは標高1000m付近で咲きますが、セトウチ・・のほうは標高500mぐらいで咲きます。花の時期もセトウチ・・・のほうが遅くて、9月後半に開花します。

P1150642 ここの株は草刈にあったのか、草丈が低くて花つきが良かったです。去年はこれほどには咲いてませんでした。

P1150644 お馴染みのアキチョウジが県内の山でも咲いています。二週間前に来たときには花を見ることが出来なかったのに、暑いようでも季節は着実に歩を進めています。

P1150649 沢のほとりではピンクの濃いミゾソバも咲いていました。

P1150651 これも秋には御馴染みのキバナアキギリ。

P1150652 11時前には登山口の大生口(おおばえぐち)に到着しました。

手早く身支度を整えたら出発です。雨上がりなのでスパッツは必須ですね。

歩き始めて直ぐに、今年は出会ってなかったヤマハッカに出会いました。

コメント

keitann様 こんにちは
雨の少ない日照り気味の四国地方も今日は雨ではないですか?
この記事の山行ではお天気にありつけたようで良かったですね。
それにしても行き先を臨機応変に対処する業は力量の違いですね。
シマツユクサ、セトウチホトトギスと御地ならではの花を見せていただきました。
キバナアキギリももう5年以上見ていないのですが、そちらでは普通に有るようですね。
いろいろ楽しませていただきました。

お願い:
http://8912.teacup.com/buchoho/bbs
(小生の別部屋ですが)ここに初めて見る名前の判らない花がありますが、もしお判かりでしたら教えてください。
お忙しい中を恐縮ですが、お願いします。

ぶちょうほう様、こちらの記事にもコメントをいただきましてありがとうございます。
おかげさまで9月後半からようやく雨が降り始めて日照りから救われました。
先週からは特に雨がちの日が多く、一雨ごとに秋が深まっているようです。
行き先を変更するのは、ちょくちょくあって、この年になって、雨の中強行軍で歩くのは、ちょっとつらいですものね。若い頃は同好会で一旦山行が決定すると、雨でも何でも実行でしたが・・。
県内の山は山としての魅力は乏しいですが、それでも花は豊富ですよ。ツルニンジンなど、あちこちで咲いています。
キバナアキギリも阿讃山脈の山なら、どこにでも咲いている花です。

お尋ね花・・・今から、そちらのほうに飛んで見ますね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ