一年ぶりの大滝山、その2
歩き始めは11時です。この大生口登山口には駐車場がちゃんと整備されていて、全部で10台ほどの車が置けそうです。
駐車場から一旦、車道を後戻りしたら、すぐに沢を渡ります。丁度頃合の石を置いてくれてあるので、幅5mほどの沢は簡単に渡れます。対岸に渡ると緩やかな勾配の登り道になっています。登山口のところにマムシ注意の看板が立っていて、おまけに絵まで描いてあります。自然と目が下ばかり向きます。3年程前まではマムシの心配など全然せずに山に登っていたのに、最近は妙に気になって仕方ないです。
心配していたヘビにはこの日は対面せずに済みまして、登り始め早々に出会ったのは可愛いサワガニ君です。雨上がりで道が濡れていたので出てきたのでしょうか。沢に近い山道では意外とサワガニに会うことが多いですね。
ピンぼけも良いところですが、フユノハナワラビが早くも出ています。毎年、9月になるとどこかで出会っています。
中央に何本か茎が立っているのはセンボンヤリの秋の閉鎖花です。ここの閉鎖花は特に立派で草丈が50センチぐらいのガ晩生びっくりしました。いつも思うことですが、春のほんの5センチぐらいの可憐な花とは似ても似つかぬ姿です。
山道は最初はジグザグに切られていて、ここで100mほど登るような感じでしょうか。道端にはテイショウソウが満開であちこちで咲いています。標高1000mぐらいで出会う花だとばかり思っていましたが、大滝山では不思議と標高700m以上ぐらいで咲き始めます。
秋の野山では御馴染みのヤブタバコです。この仲間はとても苦手で、毎年見るたびに「ヤブタバコかな?ガンクビソウかな?さじガンクビソウだったかな?」と大いに迷います。
どれも地味な花ですが、この花はすこぶるよく開いているほうではないでしょうか。
紫色のツルリンドウが咲いています。高低を問わず、いろいろな山で見かける最もポピュラーな秋の野草でしょう。
ヤマジノホトトギスはほとんど花が終わっていて、かろうじてこの一輪だけが咲き残っていたようです。
葉っぱに斑点が入るものが多いです。
こちらも御馴染みのシロヨメナです。里山から比較的高山まで咲いています。
山で見るノギクにはなぜか白いものが多いですね。
今年初めてのコウヤボウキに出会いました。登山口付近ではまだ蕾でしたが、上に登るに連れて咲きあがっています。
阿讃山脈にはとても多いツルニンジンですが、この大滝山にもずいぶんたくさんのツルニンジンが咲いていました。
これはあくる日には開こうかという蕾です。
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