« 初めての寒風山、その1、アプローチ | メイン | 初めての寒風山、その3、ホツツジ »

2007-09-07

初めての寒風山、その2、桑瀬峠へ

寒風山は標高1763mですから登山口からは約600mの高度差です。普通に登れば往復5時間もあれば良いし、道もはっきりしているので、初心者の方や気軽に山を楽しみたい人にはぴったりなのだとか・・。

この日、同行したTさんは、膝の手術をされていて長歩きは出来ないのと、Kさんも久々の山歩きということで、花の撮影をゆっくり楽しみたい私と、3人ともゆっくり歩きましょうというという点で、ありがたいことに一致しています。

中でも約半年ぶりの高山というKさんに最初はトップを歩いていただきました。彼女のペースに合わせましょうということです。

寒風山は最初が急登になっているのですが、花も咲いていて撮影をしながらのペースなので、それほどしんどくもありません。

P1140949

所々でツルリンドウが咲いていますが、中に綺麗なブルーの花が見れました。やっぱりツルリンドウはこのブルーが最高です。

P1140948 ヤマジノホトトギスも桑瀬峠まで、あちこちで咲いていました。

P1140944 低山でもよく目にするシロヨメナです。秋はほんとにキク科の花とシソ科の花が多いですね。

P1140952 Tさんがミヤマウズラを見つけました。丁度、見頃の花です。

花がよく開いていました。この株で草丈が10センチほどです。

P1140956 紫色のこの花は?一年ぶりに見るノダケの蕾でした。セリ科エドノシシウド属。渋い紫色はなんともシックな色合いです。

P1140954 ツルニンジンの大きな花が咲いていましたが、画像がピンぼけになりました。しかし、株は多くなくて、2株しか気付きませんでした。香川や徳島の標高1000mぐらいでは、ほんとによく見る花ですが・・。

P1140961 樹林の中に笹が生い茂っているような、そんな林の中の道ですが、木陰なので、心配していたほど暑くはありません。

P1140965 オオマルバノテンニンソウらしい葉を見かけ始めたと思ったら、花が咲いていました。

去年の10月の梶ガ森で見て以来です。名のとおり、テンニンソウの葉っぱよりかなり丸い葉っぱをしています。

P1140967 シロヨメナとオオマルバノテンニンソウが一緒に咲いています。この付近では所々で、こんな具合に展望が開けてきました。

しかし、桑瀬峠まででこの日はなんと3度もヘビに出会いました。9月はヘビが多い月でしょうか?

道はジグザグに切ってあり、何回も右へ左へとカーブしますが、そのうちに上を見ると稜線が近づいてことがわかります。

やがてはっきりと稜線が見え、桑瀬峠が近くなったことに気付きました。

P1140970 9時30分、桑瀬峠に到着です。途中、2組のご夫婦に抜かれました。何しろ花を見ると、3人で撮影するので、超スローペースです。Kさんはご主人と歩くと撮影などとんでもない、速いペースで歩くので疲れるけど、このぐらいのペースなら楽だそうです。

桑瀬峠は風がよく吹きぬける場所になっているらしく、座っていると肌寒さを感じるほど。しかし、樹林帯の登りで汗をかいたので、上に羽織っていた長袖シャツを脱いで半袖のTシャツになりました。

↑画像は桑瀬峠から見える伊予富士です。しかし、海側から絶えずガスが湧くので、ガスの中に消えたり、また姿を現したりを繰り返します。

P1150101 桑瀬峠に立っている道標です、高度的には丁度、登山口と寒風山山頂の中間地点です。また桑瀬峠から西に1時間20分で伊予富士に、東に行っても1時間20分で寒風山に着きます。

昔は伊予と土佐を結ぶ峠道だったそうです。

コメント

こんにちは。
寒風山という名前からして、冬は相当寒いんでしょうね。今が一番良い季節ですね。ミヤマウズラなど見てみたい花がいっぱいです。

多摩NTの住人様、こんにちは。
そうです、この残暑厳しい季節でも風が吹き抜けて涼しい場所でした。
ということは冬場は相当寒いでしょうね。実際、途中でザイルやピッケルを道端に置いてくれている場所があったのです。同行したいた方に聞くと、冬場はコチコチに凍るので危険なため、そういう道具を置いてくれているそうです。
四国では花の山として知られているみたいです。

keitann様 こんにちは
いよいよ急登を開始して、もう峠についてしまいました。
他人様の山行記は、ラクチンですね。
しかし、しっかりと花を押さえて見えて、素敵な姿を拝見できました。
ミヤマウズラは白さが格別ですね。
ノダケの蕾は何だろうかと思いながら見ましたが、結局解説を読むまで判りませんでした。
こんな姿だったのですか。

ぶちょうほう様、こんばんは。
急登とはいえ、300mの登りですから、時間にしたら1時間の登りです。
楽しくおしゃべりしながら、気分的にはあっという間に着いたという感じでした。
ノダケはセリ科の花には珍しく、紫色をしているので、直ぐにわかります。といっても、私も去年の秋に初めて実物を見たのでした。しかし、ウドの仲間でこんな色といえば、これしかないですね。
下から上がると最初は蕾も固く、それが蕾になって、山頂付近では開花した姿が見れるので面白いですね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ