1年ぶりの大滝山、その4
中腹道から谷側の斜面を見たとき、何か白い花が咲いているような株が見えました。5mほど離れているのではっきりわからないですが、今まで見たことのないような植物です。もしかすると大滝山に咲くというカシワバハグマかも知れません。
少し下って見ました。
思ったとおり、カシワバハグマのようです。私もRさんも初めて見る花です。勿論、Tさんも初めてです。
ハグマと名がつくのは今までキッコウハグマしか見たことがなかったのですが、草丈10センチで気をつけて見ていても見逃しそうな小さなキッコウハグマに比べてなんと言う大きい植物でしょう。画像のもので株の直径が30センチは超えているでしょう。花もこれは咲き初めで草丈が低かったですが、後で見たのは花茎が70センチほども伸びて、花を幾つもつけていました。
ハグマとは言ってもコウヤボウキ属に分類されていて花の形はコウヤボウキに似ています。この株を必死で撮影したにもかかわらず、後からいくらでも群生が出てきて拍子抜けしました。
群生の様子です。崩壊したような場所に特に多く生えているようです。パイオニア植物的な要素があるのでしょうか。
道標はこんな感じで、丁寧すぎるぐらいにたくさんの道標が各地に立っています。
登りは県道口に出る中腹道をこのまま進みます。
樹林が少し切れて、道が明るくなった個所に来ました。植生が少し違って、キバナアキギリやアキチョウジが生えています。
このキバナアキギリは特に黄色の色が濃くて鮮やかでした。
白花のアキチョウジも咲いています。アキチョウジの白花は比較的多いようで、あちこちで見かけます。
再び、樹林帯に入ります。林床にはテイショウソウが咲いています。花よりも綺麗な斑入りの葉っぱに注目してください。
アキノギンリョウソウにも合えました。去年は咲き初めに出会ったのでギンリョウソウとよく似た姿でしたが、今年はかなり違います。
ギンリョウソウは花が終わるととるける?らしいですがアキノギンリョウソウは株が残るそうです。花が終わると上向きになって、てっぺんいサク果をつけます。ギンリョウソウは液果です。もう少し経てば、サク果が見られそうですね。
小さな沢の源頭部近くにはギンバイソウの花後の姿が見られました。香川の山でギンバイソウを見たのは初めてでした。徳島や愛媛では嫌というほど見ていますけどね・・。
keitann様 こんにちは
先日はお尋ね花に貴重なヒントを頂きまして有難うございます。
三人寄れば文殊の知恵とか言いますが、ワイワイガヤガヤやっているうちにきらりと光る物を内包していて、核心に近づいていけることもあるようですね。
兎も角早々と相談に乗っていただきまして、その上に大変有益な教示を頂きましたことを感謝致します。
これからもよろしくお願い致します。
さて、冒頭の奇妙なハグマはカシワバハグマでしたか、葉の様子が、随分見慣れたものとは違いましたが、これも変化の範囲内なのでしょうね。
野の花の秋、・・・・・すてきな山歩きですね。
投稿: ぶちょうほう | 2007-10-04 11:31
ぶちょうほう様、こんにちは。
先日のお尋ね花・・・ロベリアには間違いないと思いますけど、園芸種のロベリアには種類が多いので品種の特定までは、ちょっと無理です。
ハグマの仲間はずいぶん種類があるようですが、地域によって自生する種類が決まっているようですね。中にはキッコウハグマのように全国区の花もあるみたいですが・・。
キク科、タデ科、シソ科などは種類が多くて、ほんとに頭の痛い季節です(^。^;)
投稿: keitann | 2007-10-04 14:08