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2007-11-07

念願の矢筈山に登る、その3、落合峠

落合峠は標高1520m。四国の峠の中で標高もトップクラスだと思いますが、雄大なスケールと展望のよさで、ほんとに素晴らしい峠です。

前々から、京柱峠とともに憧れていた峠ですが、去年の10月末に思いがけず友人夫婦が誘ってくれて、落合峠に立つことが出来たのでした。因みに京柱峠のほうは3年前に一人旅ならぬ一人ドライブで行ってきました。

なぜか秋には峠道が良いですね。

落合峠には9時55分頃に到着しました。車道の下、西側にある駐車場に車を入れますが、平日とあって他の車は一台もとまっていません。もともと四国は山が多いので、紅葉狩りといってもあちこちに人が分散するので、一箇所に集中したりはしません。それに紅葉狩りに来る人もその前の土日が天候も良かったので、敢えて天気が下り坂の今日を狙ってくる人も少ないのでしょう。

身支度して出発します。歩き始めは10時5分です。甲高い声がして、一瞬、女の人が話しているのかと思ったらTさんが「鹿が鳴いている」というので、納得。そう言えば去年の11月初めに大菩薩峠に登った時も鹿野鳴き声を聞きましたっけ。

P1180078

駐車場からしばらく笹原の中の道を歩いて峠に出ます。↑画像はその笹原から西方面を撮影したもの。この時点では雨も降っておらず、展望はそこそこという感じです。西に小高い山が見えるのが寒峰でしょうか?この辺りの山は一度も歩いていないので、見える山がさっぱりわかりません。

P1180223 登り始めの落合峠の様子を撮影しそびれたので、下ったときに撮影したものをアップしてみます。車道をはさんで右手(西)に駐車場があり赤い屋根が見えているのはトイレの屋根です。登山道はこの車道を渡って最初は東に登ります。

50337705

P1180082歩いたルートを赤線で入れてみました。

最初の登りは笹原の中のちょっとした急登で、70mばかりを登ります。去年も友人達と来たとき、ここまでは登っています。

ここで稜線に取り付いたことになります。

稜線からしたの眺めを撮影してみました。真中を車道がくねくねと伸びていますが、これは落合峠から祖谷方面に通じる道で、私はまだ走ったことがありません。

後はしばらく緩やかな登りになります。落合峠~や筈山頂間の距離は3km。高度差はたったの320mですが、地図で見るコースタイムは二時間半にもなっています。ということは垂直方向にはたいしたことはないけど、水平距離が長いということでしょうね。

P1180081 笹原なので植生はあまり豊かとはいえず、時折ツツジの木が生えていたり、シコクフウロやツリガネニンジン、ホソバノヤマハハコの株が見えます。

↑はシコクフウロの紅葉ですが、10月半ば頃からシコクフウロの紅葉は山では御馴染みの姿です。

P1180085

稜線から南側を見下ろすとこんな良い景色が広がっています。

中央付近の落ち着いた紅葉はブナの紅葉です。

P1180089

登山道の傍らにはノバラの実が熟して綺麗です。

何しろ標高1500以上ですから、咲いている花はもうないのです。

P1180091 馬酔木がすでに蕾をたくさんつけています。ずいぶん赤い花芽なので、もしかしたらピンクの花を咲かせる株かも知れません。

P1180093 稜線のの北側には多少木も生えていますが、もうほとんどが落葉した後ですね。

最初の登りはちょっときついですが、しばらくは緩やかな登りで展望も良くて、よい歩きが楽しめます。

コメント

keitannさん、こんにちは。
クマザサの中を歩く。
私たちがよく行く山はこのクマザサにおおわれているんですよ。
ヘビでもいたら踏んづけそうで、恐る恐る歩きます。
先日いただいたkeitannさんの言葉で、大変反省してます。
忙しいのを理由に山へ行ってない私はほんとうに山が好きなのかなって。
よし!今週末こそ行くぞ!

あすかちちさん、こんばんは。
四国の山も笹原に覆われた山が多いですよ。ただし、登山道があるので、ヘビを踏んづけることはあまりないと思いますが・・。まぁ、踏んづけないまでも見かけることはよくありますね。
11月ともなると高山は寒いので、ヘビもあまり見かけません。しかし、ヘビが大嫌いという人は、あまり山歩きには向きません。ヘビよりもこのときは熊のほうが心配でした。私たちが歩いた山は自然が豊富に残っている山で、鹿やリス、熊も多いのです。しかしこのときは熊の糞を見かけなかったので、それほど心配はしませんでした。
山は好きな人が行けばそれでいいし、無理していくところでもないです。山が好きな人に共通しているのは、人ごみが嫌いということでしょうか。街中で人ごみに酔うよりは車を走らせて、なんでもない低山でもいいから静かなところでおむすび食べてるほうがよほど幸せを感じます。
テレビなんか見ているより生きてると実感しますよ。

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