紅葉の東赤石山、その7、タカネバラの赤い実
一人で歩くと、どうしても写真撮り放題になって、画像がたくさん残り、たった3時間ちょっとの山登りが長い長いお話になってしまいます。この日はしかも絶好の青空で紅葉あり、展望ありで、いやがうえにも話が冗長になりますが、お急ぎの方はどうぞ読み飛ばしてくださいませ。
このあたりで赤い実は赤い実でも、特別な赤い実・・タカネバラの実を見ることが出来ました。
標高は約1500ぐらいでしょうか。沢コースを登っていても山荘の少し下まで登らないとタカネバラは咲いていませんでしたから。それにしても夏に見た花も絶品でしたが、この赤い実もなんと言う美しさでしょうか。まるでルビーですね。
因みに6月末にここ東赤石山で見たタカネバラの花画像をアップしておきます。このときはデジカメを忘れてしまい、携帯のカメラで撮影するというドジを踏みましたが(^。^;)
こちらはオオトウヒレンの咲き後です。オオトウヒレンも東赤石山ではよく見かける花ですが、今年は真夏に登らなかったので、花を見逃しています。
それにしても樹種によって紅葉の色が微妙に違うのは興味深いですね。
標高1500付近の紅葉です。辺りは一面赤や黄色です。たまに針葉樹の緑色が入りますけどね。
こちらはナナカマドの紅葉。葉っぱが羽状複葉で特徴があるので直ぐにわかります。
登るにつれて、落葉も見られます。まるでで沢みたいに見えるのは、一応登山道なのです。
前日に雨が降ったので、登山道が水の流れる道になっているのです。東赤石山は雨が大量に降ると恐らく登山道が水の流れる道になるので、通行が難しいのでは?と思っています。
この日は特にどうということはありませんでしたが、雨の降る日には登らないほうが無難です。
上を見上げると、シロモジの葉っぱを落とした枝には早くも来年の新芽が出来ています。春先にもよく見かける姿です。
この姿で半年過ごすわけですから、山の木々にとって葉をつけている期間は、ほんとうに短いものですね。
これも草紅葉の一種でしょうね。
この辺りはそろそろ疲れが出てきて、何歩か歩くとちょっと休むという具合でした。トラバース道までがなにしろ結構長いのです。休憩を取ろうかとも思いましたが、撮影してばかりで、その上休憩してては山頂にたどり着くのはいつのことやら?なので、我慢して登ります。等高線もまずまず込み入っているので、実際、しんどい場所なのかも知れません。
おや、なにやら見覚えのある葉っぱが、岩の付け根で芽生えています。これは我が家でも育てているのでわかります。アケボノソウのロゼットですね。
近くをきょろきょろするとありました・・・アケボノソウの成株です。花はすでに終わって種をつけ始めています。
普通、アケボノソウはこんなに日当たりの良いところで咲いているのは珍しいです。しかもここは標高1600近い場所です。私が今まで見たアケボノソウの中で一番高所に咲いていた株です。
9時半に分岐を通過してから、なんと二時間半近くもかかってしまいました。やはりメールしや、携帯電話で話したのや、撮影に時間がかなり取られたようです。
因みに去年の8月に末っ子と歩いたときは9時15分に分岐通過で11時7分にトラバース道に出ていますから2時間足らずで歩いています。このときは末っ子がどんどん進むので、仕方なく、撮影もあまりしないで歩いたのでした。
こんばんは!
山へ行ってない分、じっくり読ませてもらいました。
でも、私も同じですよ。
娘と行く同じコースでも、ひとりで行った方が時間がかかります。
その分じっくり見ているんだと思いますね。それと我が娘、足がはやくて後を追いかけていることが多いので。
投稿: あすかちち | 2007-11-01 17:44
あすかちちさん、こんばんは。
最近は山に行ってませんか?
私も車で歯ちょくちょく登ってたのですが、やっぱり何といっても足で登るのは最高ですね。紅葉の具合や花の咲き具合や、少しずつ高度を上げていくので、手にとるように違いがわかります。
あすかさんも歩くのが速いんですね。きっとお父さんといつも一緒に山に行ってるので身軽なんでしょうね。私も子供の頃は父の腰ぎんちゃくでキノコ狩りなどで里山を走り回っていました。
観察すればするほど、花が終わったとあとでも、いろいろと見たいもの、見えてくるものがあるんですよね。それで時間をずいぶん食ってしまいます(^。^;)
でも、一人だと遅くても誰にも文句を言われないので、最高ですよ。
投稿: keitann | 2007-11-01 23:22