2007年野山の花、ベスト100、5月②
5月も後半になると蘭の仲間がいろいろと見られるようになってきます。
花が綺麗で、見つかりやすいので、盗掘されたりで、野山から姿を消しているものが多いようです。綺麗な花を掘り盗って、庭で咲かせて嬉しいのでしょうか?
山で咲く姿がいちばんですね。
何か一つの花を探すのが目的で山に入ったのは今回が初めてでした。
誰一人いない山の中で、クマガイソウは圧倒的な存在感で咲いていました。
地味な花ですが良く見ると味わいのあるハナイカダ。目が慣れてくると、あちこちで咲いているのがわかります。
葉っぱは今まで毎年見ていたのですが、今年初めて花を見ることが出来たツクシタツナミソウです。
葉っぱの斑入りが綺麗です。
キンランは一目につきやすい色形の花で盗掘に遭いやすい花です。
しかし、この花を見に来るのを楽しみにしている人間が何人かいるのだと思えば、掘り盗るなんてことはしないですよね。
それだけ山によく入ったと言うことでしょうね。
キンランにくらべるとひっそりと咲いているイメージです。
自然の花なのに、とても艶やかで、見ほれました。
これでは野山に残るのが難しいはずです。
来年も同じ場所で咲いていてくれることを切に望みます。
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