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2008-01-18

東讃の山すそ歩きその⑥テイカカズラの種

四国の道の道標が示す方向に向かって歩きますと、川のほとりに出ました。

どうやらその付近を来栖渓谷というようです。

P1132088

この程度の流れを渓谷と呼ぶのはちょっと大げさですね。香川には大きな川がなく、特に東讃には川というほどの川がほとんどないので、せせらぎ程度の流れにも渓谷と名づけたようです。これが愛媛や高知に行くと文字通り、自然豊かな渓谷があちこちに見られます。

流れの手前に生えているのはたぶんセキショウでしょうね。サトイモ科の植物で春に一風変わった花を咲かせます。愛媛では時々見ましたが、香川で見るのははじめてかも知れません。

P1132094 年が明けてから山に行くと、このアオキの赤い実をあちこちで見ます。うちの庭にもアオキは数株ありますが、今年は不作で実があまりなっていません。

P1132095 しばらく歩いたら、もとのアスファルト舗装された道に出てしまいました。たぶん来栖渓谷付近だけ、川のほとりの道を整備したもののようです。それか昔ながらの遍路道が、渓谷付近だけ残っているのかも・・。

この四国の遍路道を、今、世界遺産に登録しようという動きがあります。

熊野古道が世界遺産入りしたので柳の下の二匹目のドジョウを狙っているともいえますが、世界遺産に申請するに当たってネックになっているのが、昔の遍路道がそのまま残っているところが少ないということだそうです。実際、この車社会ですから、お遍路さんも今は歩きやすい新しい道を歩くことのほうが多いのです。

私の子供時代は遍路というと怖い人、おどろどろしい世界というイメージがあったほどで、こんなに全国から人がやってきてウオーキングの延長のように歩く時代が来るとは思いもしませんでした。

話が逸れました。その舗装された道も、ちょと薄暗い山の中を通っていて、ふと見るとテイカカズラの葉っぱが見えます。テイカカズラというのは初夏に白い小花をたくさん咲かせるツル性の植物です。ちょうど、花関係のネット知人のサイトでテイカカズラの種をみせていただいたばかりだったので、しげしげと観察します。

↑の画像は、そのテイカカズラの種サヤです。長さは10センチほどもあって、思っていたより長いものでした。種はすべて飛んでしまった後のようで、もう少し上に見えるサヤには種らしきものが見えていますが、遠すぎて画像が撮れません。

歩きながら、下を探していると、テイカカズラの種らしきのがありました。

P1200154 手のひらの上に乗せて撮影してみます。まさしくチョウジソウの種に綿毛をつけたものですね。

そのチョウジソウの種はいつも線香そっくりだなと思っています。

ですからテイカカズラの種は線香に綿毛がくっついたようなものです。

よく見ると、その付近の土の上などにもところどころに落ちています。

P1132106 こちらはモチツツジの木の葉っぱにくっついたテイカカズラの種です。

綿毛があるので、そこいら中に舞い落ちるのですね。

P1132127 道から10m以上離れた木に絡みついたテイカカズラの大株です。サヤがたくさん見えています。これだけのサヤから種が飛び立つのですから、今にもっと増えるでしょうね。

P1132112 おなじみヒサカキの木ですが、花芽はまだまだ固くて、黒っぽかったです。

P1132114 道から10mほど入り込んだ民家の近くにまずまず花の咲いているヤブツバキの木が見えました。

この花などは咲いたばかりのようで、表情がきりりとしています。

P1132117 全体の様子です。やはり低山では冬からよく咲いていますね。

P1132120 奥のほうに咲いている花にピントを合わせたつもりが手前の葉っぱに合ってしまったようですが面白いのでアップしてみます。

P1132137 辺りには思い出したようにぽつぽつと民家が現れます。

コメント

keitann様 久しぶりに来ましたので、こちらにもコメントさせていただきます。
テイカカズラの落下傘探しを楽しまれましたね。
なかなかチャーミングですよね、しかし、これがやがては蔓を伸ばして成長し、しまいには木に取り付いて、最悪の場合は木を全く枯れさせてしまうのですから、凄いですね。
付近の山でも強風のあとに入ると、枝が枯れ落ちていて、テイカカズラの蔓だけで空中に垂れ下がっている光景をよく目にしますね。

椿・・・こういう環境で見るツバキは実に印象的ですね。

ぶちょうほう様、こちらの記事にもコメントをいただきましてありがとうございます。
テイカカズラの花は結構あちことで見ているのですが、種を意識して観察したのは初めてでした。
綿毛がなければ私が育てているチョウジソウの種にそっくりですね。また、綿毛があるところはガガイモの種に似ています。

テイカカズラやムベ、ボタンヅルなどつる性の植物の勢いといったら、こちらのような暖地の低山ではものすごいものです。
木の上部をすっぽり覆いつくすので、絡まれた木にとっては死活問題ですね。
里山に人の手が入らなくなったので、こういうつる性の植物がはびこる様になったのでしょうね。
山里に残っているのはどこもお年寄りばかりなので、山の守も難しいことでしょう。

ヤブツバキは今回感じましたが、やはり藪とつくだけあって、藪の中の木のほうが綺麗でした。これだけはお日様がさんさんと射す場所では色もはげたような冴えない色でしたね。

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