春の野草を見に行く、その1、アブラチャン
今朝(3月15日)は亡き義母の26回目の祥月命日でした。
お寺さんが都合で9時にみえるとのことで、義母の姉妹であるおばたちや義弟が集まってお経を上げます。つい10日ほど前までは真冬並みの寒さだったのに、今日は暖房も要らないほどの暖かさです。
いつもより早口でのお経は9時半には終わり、10時にはお客様も皆さん引き上げました。外は願ってもない青空です。ユキワリイチゲを見に行くにはぴったりのお天気で、しかもユキワリイチゲはお昼頃からが一番見頃なのです。
↑画像は今日訪れた二ヶ所のうち、白いユキワイリイチゲの自生地です。先週は群落にまだ2,3輪程度しか咲いてなかったのが、ここのところの陽気でいっせいに咲き誇って、それは見事でした。
自宅を出たのはそれでも、ちょっとした用事を済ませた11時です。南に向いて走る道はいつも心が弾みます。
登山口に着いたのは12時ごろです。
まず目に付いたのはヤブツバキの落花でした。
去年は4月半ばにこの道を歩いたのですが、残念ながらユキワリイチゲはもう終盤でした。
そこで今年は早めに来ようと思っていたのです。
2月に一度来たときは他の場所も雪でしたが、ここも雪があって、とうてい花が咲いているような感じではなかったのです。
しかし、ここ数日の暖かさで、花もきっと咲いているはず。
上を見ると、アブラチャンの花芽が黄色く色付いています。後10日もすればさぞ綺麗でしょうね。
丸っこい花で、可愛いです。この前見かけたダンコウバイとは花の感じが違いますね。
全然ピントが合わなかった画像ですが、面白いと思ったのでアップしてみます。
ごちゃごちゃした枝越しに赤いヤブツバッキの花が見えているのですが、手前に木の枝がいっぱいあるので、カメラがどれにピントを合わせていいのか迷いまくっていました(^。^;)
ここのユキワリイチゲは紫色がとても濃くて見事なのです。
keitann様 こんにちは
最初に群落のユキワリイチゲで、ジャブを出しておいて、最後の仕上げは、色の濃い重量級パンチでノックアウトですね。
間にアブラチャンのボディブローを相当喰らっていますので、簡単にノックアウトです。
冗談は兎も角として、アブラチャンの程のよさに惚れました。
春の山の素晴らしさを堪能できました。
有難うございます。
投稿: ぶちょうほう | 2008-03-16 14:38
こんばんは。
アブラチャンは近くに無いので一度見てみたい花です。ダンコウバイとは少し違った感じなんですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008-03-16 21:17
ぶちょうほう様、こんにちは。
ユキワリイチゲは香川、愛媛の山里では割合ポピュラーな花で、自生地ヶ何箇所もあります。車だと自生力自生地もそれほど時間がかからないので、時間があるときは何ヶ所か見て回ります。
色の濃いユキワリイチゲの咲く沢筋はアブラチャン、ヤブツバキなどの自然林が残っており、ユキワリイチゲ、アワコバイモ、イチリンソウ、にリンドウ、ヒトリシズカなどが次々と咲きあがる夢のような場所です。
アブラチャンは沢筋に多いクスノキ科の樹木で、4月いっぱいぐらいまで花を咲かせています。昨日はごく咲き始めといった風情で、これから数度は訪れることになります。
一度はこの谷が開発か何かで消えそうになったそうです。良くぞ残ってくれたと思います。昨日は4人ほどに出会いましたが、あまり人の来ない場所でゆっくりと花を楽しめる素晴らしい場所ですよ。
投稿: keitann | 2008-03-16 23:01
多摩NTの住人様、こんばんは。
検索するとアブラチャンは高尾山などに咲くそうですね。
あまり低山では見かけないように思いますので、ちょっとした山の沢筋を探されると良いですね。
こちらの山には割と多い木なんですよ。
投稿: keitann | 2008-03-16 23:03