シュンランのお花見、その1、クロコノマチョウ
ある里山にシュンランが多いことをたまたま知ったのは、3年ほど前でしょうか。冬場に足を故障して、2ヶ月ほど山歩きを休んでいて、その後、初めてのトレーニングと選んだのがその山でした。
今年も3月初めにシュンランの花芽の上がり具合を様子見に行ってきましたが、そのときには花芽も固く、地際に固く縮こまっている花芽の様子を見て、これは開花には程遠いと思っていました。
しかし、あちこちの掲示板でシュンランの開花画像を見せていただくに連れ、もしかしたら1株ぐらいは咲いているかもと思い始めました。そう考えたら、善は急げです。先週の半ば頃、時刻は午後2時半を回っていましたが、出発です。
↑画像は、思いがけず山頂付近ではたくさん咲いていたシュンラン。しかし、全開にはちょっと早くて、まだ開き始めたばかりの初々しい姿の花が多かったようです。
登り始めの場所には例の如く、キジムシロが咲いています。が・・・この日は、登り始める頃から急に風が出てきて、可哀想に風のためにうまく開いていないようです。
先ほどブログ友達のサイトで確認することが出来ました。ワレモコウの芽出しに間違いなさそうです。秋の花ですが、こんな早くから芽が出ているのですね。
ムベの花芽が早くも上がっています。低山はどこもツル性植物が繁茂していて、樹木にはアケビやムベがたくさん絡んでいます。
冬の間にツルを取ってやると木も元気になれるんでしょうけどね。
この日のアケビはまだ蕾ばかりのようでした。
途中でナガバノタチツボスミレとコバノタツナミソウが群生する個所があります。
3月初めにはまだ数えるほどしか咲いてなかったスミレでしたが、20日経つと大群生です。この時期の山の変わりようはめざましいですね。
花の色の濃いものに近付いて撮影です。スミレは大好きな花なので、見ると、撮らずにはいられません。普通のタチツボスミレより色が濃い目で、顔が丸っこいのが特徴です。
参考のために別の山で見かけたナガバノタチツボスミレの画像をアップしておきます。
手前の大きな葉っぱは根性葉で円心形をしています。右上のほうに茎が伸びていて茎につく茎葉は三角状楕円形をしています。これがタチツボスミレならば、茎葉も円心形をしていると言うことです。
コバノタツナミソウも大群生ですが、残念ながら花はまだでした。
大きなシダの芽吹きです。香川の低山でも標高の低い部分は、こんなシダの仲間などが多いです。
この黒い葉っぱはホタルカズラの葉っぱですね。4月半ばには真っ青な蛍光色の花を見せてくれるはずです。
近くに止まりました。丁度150mmのレンズをつけていたので、ズームしてみます。あまり見かけない蝶ですが、まずまずの大きさです。小学生から中学にかけての時期、少しですが蝶の採集をしていたので、ほんの少しは名前を憶えています。確かコノマチョウの仲間がこんな姿をしていたはずです。検索してみると、クロコノマチョウで良いようです。もう少し近づけたのですが、丁度コノマチョウの近くにいたトカゲが私の気配を察して動いたために、蝶も飛び去ってしまいました。割合珍しい蝶のようなので、残念でした。
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