フクジュソウのお花見に、その10、ミツバツチグリ
少し薄暗い道路の法面に、何か白いものが点々と見えます。
行きがけにもみえたのですが、行きは何しろ先を急いでいたので、止まることをしませんでした。
白い花はヤマルリソウだったのですが、中に一輪、鮮やかな黄色で咲いている花が見えあす。
香川の里山でよく見るキジムシロとはちょっと違いますね。高山で見るキンバイに似ているような・・。ミツバツチグリなのでした。小葉が5~6個のキジムシロと違い、ミツバツチグリは3個です。花だけ見ているとまるで区別がつきません。
ここの場所のヤマルリソウは白っぽい花ばかりでした。ヤマルリソウは咲く場所によって濃いブルーだったり白っぽかったり、ピンクがかったりします。
ヤマルリソウの0株の間からキツネノカミソリの葉っぱが出てきてます。香川の沢にも同じような場所があります。
良く見ると画像の中にはゲンノショウコのような葉っぱもたくさん見えています。
展望の良い場所に来たので、車を下りて眺めてみました。西の方角に見える山々ですが、すでに夕暮れのような気配ですね。
太刀壷墨rふぇの仲間だと言うことはわかりますが、香川にはナガバノタチツボスミレしか分布しないらしいので、普通のタチツボスミレと言うものをあまり見たことがなくて、同定に悩みます。
因みにこちらは香川の里山に咲いていたナガバノタチツボスミレです。タチツボスミレとナガバノ・・の違いはナガバノ・・・は茎葉が三角状楕円形であること、托葉の裂け方が粗いことだけだそうです。
二枚上の徳島で見たスミレは根性葉と茎葉の形がほぼ同じに見えるので、タチツボスミレと思いますがいかがでしょう?
上からこちらをじっと見つめているようなたくさんノスミレ・・・。
夕暮れの気配を漂わせた空気の中で、スミレの色は素晴らしく素敵でした。
いつまでも見ていたいほどです。
私はつくづくスミレが好きだな~と思いました。
けなげとはこんな咲き方を言うのでしょうね。
阿讃の山を越えて香川側に入ったのは5時半頃でした。
朝10時出発と、のんびりとしたドライブでしたが、予想以上にいろいろな花に出会え、今年初の徳島散策は満足の花ドライブになったことでした。
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