県境の山へ、その4、ヒゴスミレ
アワコバイモを撮影し終わり,場所を移動することにしました。
途中で、もう一箇所のアワコバイモの自生地を見ておこうと思い,車をとめました。駐車場では、毎年、スミレが群生するのですが、3月半ばにはまだ咲いてなかったのが、たくさん咲いていました。
このスミレは毎年,この場所でよく目にするスミレですが、私はてっきりノジスミレだろうと思っていました。Mさんもこのスミレに目をとめて,葉っぱを確かめたりされています。「何スミレだと思います?」とお訊きしたら「コスミレでしょうね」という返事が返ってきました。私はびっくりしました。コスミレといえば,色がどちらかというと淡い色で、もっと大型のしか見たことがなかったからです。
画像を十分に撮らなかったので失敗だったのですが、確かに葉の感じがコスミレのようですが、このスミレがコスミレだとは、自分ではとても判断できなかったと思います。
やっぱりスミレは奥が深いです・・。
直ぐ近くにはこれまた紫のスミレが咲いていましたが、これは迷うこともないでしょう・・・マンジュリカでした。
しかし、アワコバイモのもう一つの自生地は、こともあろうに、盗掘に遭ったようで、去年は数十株咲いていたアワコバイモがほとんどすべて無くなっていました。3月半ばに様子見にきたときには咲き始めたばかりの小さな株がいくつか確認できていたのに、これもショックでした。山友達のTさんの知人がこの場所で、堂々と盗掘している人を見かけたそうです。コバイモの類は種から開花株になるまでに4年ほどかかると聞いています。この前のユキワリイチゲといい、私はひどく腹が立っているので、もし盗掘している人に遭ったら、今度からは絶対に注意するつもりです。
ここでのアワコバイモの撮影が駄目になったので,次の場所に移動しました。
しかし、ケスハマソウは残念ながら、日照不足で開いていません。ユキワリイチゲと同じで,二時間ほど日に当たらないと開かないようです。
シハイスミレの距を上から撮影しました。距は細くて上に上がっています。花と距が赤味が強いのでシハイスミレはほんとに目立つし、よく見分けがつくスミレです。
綺麗なスミレだと思います。
シュンランはこの前来たときにも咲いてましたが、それほど咲き進んだと言う感じはありません。
Mさんが何か見つけられたようです。行ってみるとハグロスミレです。
ハグロシハイスミレは,去年の4月半ばにこの山で,たまたま見つけたスミレです。このときも葉っぱだけはなんとか確認できたのですが、Mさんが開花株を見つけられたのでした。さすがに野草観察歴15年の実力はすごいですね。
ハグロシハイスミレは葉の色と花の色がとてもマッチして美しいと思います。シックなスミレですね。
確か,この付近にはトリガタハンショウヅルも咲くはずと思い、探してみたら、丸っこい花芽がすでについていました。4月末には間違いなく咲いてくれるはずです。
いつもフワフワの真っ白な綿毛みたいな種が飛び始めてから気がつくヤマヤナギです。今回は木の生えてぇいる場所がわかっていたので、花芽を撮影してみました。
最後に斑入りシハイスミレを見ようと,もう一箇所に寄ってみます。残念なことに斑入りシハイの葉っぱが全然見られなかったですが、Mさんがヒゴスミレを見つけられたのでした。私はヒゴスミレの葉っぱだけは香川や徳島の山で何度も見ているのですが花が咲いているのはこのときが初めてでした。自宅でも育てているヒゴスミレが、こうして県境の山に咲いているのはちょっと感激でした・・・。
画像がちょっと失敗ばかりでした。今週末にまた行くことになると思いますので、そのときにはしっかりと撮ってきたいと思っています。
植物にとても詳しくていらっしゃるMさんをご案内することで、期せずして植物についての深い知識と素晴らしい観察眼に触れることが出来て、私にとっても、とても有意義な一日になりました。
けいちゃんに頂いたヒゴスミレ、あちこちに飛んで家内は大喜び(^^)v
うちに相性がいいのは、あとはシコクスミレ、これも大量に咲いています。
大事にしているのは「フキヨセ」だっけ?
白地に紫のしぼりが入ってるやつ、これもけいちゃんじるし。
あんまし相性がよくなかったのがヒゴスミレ、これもけいちゃんから頂いたもの。
なんとか一本だけががんばっています。
これも大事にしています。
あのね、
ここにも来られる「チオ」さんはね、スミレのメンバーなんですよ。
こないだ、深大植物園のスミレ展に招待されて行ってきました。
目的は、もちろんスミレですが・・・もっと関心があったのは「ソバ」(^^)v(^^)v(^^)v
フイリゲンジスミレの種子を頂いてきました、これ難しいんだって。
投稿: あゆ | 2008-04-15 10:21
あゆさん、こんちは。
ヒゴスミレは種を飛ばしまくるので、うちでも、あちこちの鉢にヒゴスミレのあかちゃんが住み着いてますよ。でも可愛いから,抜いたりはしないで、拾い集めます。
私もそうですけど,女の人ってスミレが好きな人が多いです。ですから株を増やして友達にいっぱいあげるんだよ~。
子の前も写メールでヒゴスミレが咲いたといって、開花画像を送ってきてくれましたよ。
あゆさんちだけじゃなくて、たぶん九州を除いて,全国各地に私のヒゴスミレが行ってるはずです。
フキカケスミレは白地にブルーの斑点が入るやつです。特に大事にしなくとも、これも地下茎ができるので、地下茎などでも良く増えますよ。でも、愛らしいスミレでしょ?
あゆさんちじゃ、シコクスミレまで育ててるの?
シコクスミレは本家のこちらでも山でよく見かけますね。4月末ぐらいに行く予定にしている山で,見て来れるはずです。
スミレは種類が多くて見分けも大変だからチオナンタスさんのように、スミレの会に入会していろいろ教えていただくといいみたいです。私の場合は仲の良い散策友達がスミレに詳しい方と仲良しなので、彼女を通じていろいろ教えていただいてます。
深大寺ソバ・・・有名だよね。シコクのソバも美味しいですよ。
投稿: keitann | 2008-04-15 12:00
こんにちは。
>あんまし相性がよくなかったのがヒゴスミレ、これもけいちゃんから頂いたもの。
読み返してみて、なんか文章になってない。。。
ヒゴスミレのとこだ!!
ヒゴスミレはいっぱい咲いてますから相性はいいです(^^)v
相性がよくないと思ったのは、ヒゴスミレじゃなく白と紫の混じったやつ。
んー、なんだっけ。。。
けいさんに頂いたヤツです。
一株から白と紫っぽいのが「咲き分け」かと云うので非常に興味をそそられたやつです。
投稿: あゆ | 2008-04-16 13:00
あゆさん、こんばんは。
私もなんだか変だな~とは思っていたんですよ。
あの白いヒゴスミレと一緒に咲いていたスミレはベニバナナンザンスミレといいます。あの後私のところでも絶えてしまったので、今年はシーズン初めに1株買ってきました。
今ではうちにもすっかりスミレが増えてしまってざっと数えただけでも10種類はありますね。おまけに交雑してしまったのか、変な葉っぱのスミレも咲いてますよ。
ベニバナナンザン・・・増えたらまた送りましょうかね。
投稿: keitann | 2008-04-16 23:35
こなにちは(^^)v
>ここにも来られる「チオ」さんはね、スミレのメンバーなんですよ。
そうだよね、当然知ってましたよね。
あはは、彼女のトコに一昨日の夕方、大量にウチョウランの球根を無理やり置いてきました。
いっばいあるから、けいちゃんとこにも送りましょうか??
>ベニバナナンザン・・・増えたらまた送りましょうかね。
あっ、そうだベニバナナンザンスミレだった(^^)v
種がいいですね、種を採取できたらお願いします。
なんだかねぇ、スミレに詳しい人と話をしていると、「じゃ、すみれ属も手がけてみようか・・」となるし、
テンナンショウ大好きの人と話をしていると、
あんなに嫌いだったテンナンショウなんかも、いつのまにかコビトハンゲなぞロックに植えてあるし、
なんだかここんとこ、ごごちゃごちゃです(-_-;)
投稿: あゆ | 2008-04-18 15:41
あゆさん、こんにちは。
ベニバナナンザン、たまたま今日も見ていたら種をつけてましたよ。じゃ心がけてみますね。
ウチョウラン、そう言えば某所で大量の球根を見せていただいたような??
いただけるなら嬉しいです。ウチョウランはまだ育てたことがないのですが・・、難しいのかな?
ありゃりゃ、テンナンショウの仲間で手を出したんですか?
きっと、あゆさんって、周囲の人に影響されるタイプなのかな~~?
そういう私も、野草は野で見るに限るなんて思ってたのに、Sさんのおかげで何時の間にか、気がつついたら大量の野草を育ててますし・・・。
でも、庭植えの野草でも眺めていると癒されますよね。
投稿: keitann | 2008-04-18 17:43