4月の低山にて、その1、シュンラン
ここ2,3年ほどアマナの花を見ていなかったので、今年は見てみたいな~と思っていました。そこへ、ネットの山友達の方から低山にアマナが咲いていると教えていただたのが3月末のことでした。
4月1日は午前中は用事があったのですが、昼からは時間が出来たので、アマナを見るチャンスとばかり、車に飛び乗りました。目指すは東の方向です。
普通の道を走るよりも今の時期は山道を走ったほうが楽しいので、山を一つ、越していきました。このときは私の住んでる市内の桜はまだ咲き始めたばかりでしたが、山では桜が見事に咲いた株がありました。山中の陽だまりは案外風が吹き付けないからか、平野部よりも早く咲いているのを見ます。
目指す山の登り口は、少し探しましたが、10分ほどでわかりました。
里山では例の如く、ナガバノタチツボスミレが迎えてくれました。
階段状になった遊歩道を登りきると、道標があって、道が二手に分かれています。アマナが咲いているのは一体どちら方面なのかまでは訊いてなかったので、取りあえず下っているルートを行ってみます。
ルートは小高い山の南面いについており、シュンランの葉っぱが時折見えるな~と思っていたら、花が咲いた株があります。この前から登る山すべてでシュンランを見ているので、贅沢な話ですが、シュンランはもう珍しくは感じないほどです。
下る途中で何気なく横を見ると、ピンクの花が目にとまりました。香川でも私の住んでいる西のほうではあまり見かけないモチツツジです。
不思議なのですが、西のほうでは山にはミツバツツジとヤマツツジ、高い山に行くとオンツツジやセトウチウンゼンツツジは咲いていますが、モチツツジは香川でも東のほう、または徳島で良く見るのです。
うちの庭の庭植えのツツジもたぶんこのモチツツジだと思います。
70mほど下ったでしょうか。どうもアマナが咲く雰囲気ではなくなってきたので、引き返すことにします。
登り始めると汗がダラダラ流れるほど、気温も上がっています。この日から4月でしたが、まさに春らしい陽気となりました。登り始めると、あちこちでシュンランが目に付きます。
数日前は標高1000mでも咲き始めているのを見かけましたが、香川では里山の春を代表する花と言えます。
サルトリイバラの緑色の花も見頃です。秋の赤い実は有名ですが、春の綺麗な葉と花も十分観賞に耐えると思っています。
讃岐では以前はこのサルトリイバラの葉を柏餅を包む葉として代用していました。今では流通事情が良くなったからか、この辺でも柏餅はちゃんと柏の葉っぱにくるまれているけど、私にとっては、サルトリイバラの葉でくるまれた柏餅のイメージが強いです。
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