ツガザクラ満開の西赤石山へ、その5、稜線漫歩
銅山越え直後の樹林帯を抜けると、そこは標高1500m近い快適な稜線歩きとなります。登るにつれて石鎚から東に伸びる山系の山々が姿を現し始めて、ついこの前にその稜線を歩いたばかりの私にとっては、なおのこと親しみ深く見えてきます。
またツガザクラもこの東山付近で大群生しています。花の保護のために登山道沿いにはロープが張られていますが、バックの雄大な山々とあいまってここで咲くツガザクラはどこよりも素敵です。
行き道と帰り道の二回、ツガザクラを撮影したのですが、陽射しの加減か、帰り道で撮影したツガザクラのほうが綺麗に撮れているので、帰り道での撮影画像をアップします。
上の画像に笹ヶ峰を入れると、この画像になります(^。^;)。
なかなかスリルのある場所でしょう?
向かって左は物住頭ですね。
展望が良いと刻々変わっていく山々を楽しみながら歩けるので、ほんとうに楽しいものです。
東の方角にはマイントピア別子と東平の駐車場でしょうか?はるか下方に見えます。
2年前に、ここ、西赤石山で見て以来、再び、会いたいと願っていました。
時期が2年前より少し早かったので心配していましたが、こうして咲いていてくれたことに感謝。
この後、山頂手前でも撮影していますので、説明はそのときにしたいと思います。
やがて、登山道横が少しザレ場になっている場所に見覚えのある道標が見えてきました。
銅山峰ヒュッテから西赤石へ上がる近道がここで銅山越えからのルートと合流しているようです。といっても、私はヒュッテのほうからは一度も歩いたことがないのです。
この付近は乾燥した砂礫地になっていて、ヒメハギが綺麗に咲いていました。2年前にはヒメハギは咲いていなかったのですが、見落としたのでしょうか?それとも、その後、生えてきたのでしょうか?
今年はあちこちでよくヒメハギに出会います。
これも2年前と同じく、岩の上に貼り付いているシコクハタザオです。
ハタザオの仲間は何種類かあって、イワハタザオの変種のようです。シコクとつきますが四国の固有種ではなく、関東地方南部~近畿地方、四国、九州に分布だそうです。アブラナ科、ヤマハタザオ属です。
この付近になるとあまり高い樹木もなく、なかなか木陰もないのですが、Hさんが木陰でお昼を食べたいと言うので、なんとかちょっと高いカラマツの木を探してその陰でお昼を食べました。
私は前夜夜更けに作った稲荷寿司を彼女の分もと8個も持参していたら、なんとHさんはHさんで、手作りのイカ飯を作って私の分まで持ってきてくれていました。もし、遭難してもこれだけの食料があれば、一週間は大丈夫と笑ったことでした。(^。^;)食後のデザートは私が持参したパイナップルの切ったのと、Hさん持参の甘夏柑です。この日はいつもにもまして豪華な食事でしたね。
eeなぁ、トップの写真。
いつだったか、最後のオーバーハングぎみを越えたら、
コレらしきものが目の前にあったっけ。。。
あんときは「ほっ」としました。
何十年も前のことですが、昨日のことのように記憶が蘇ります。
投稿: あゆ | 2008-06-05 17:58
あゆさん、こちらでもこんばんは。
私はロッククライミングはやってなかったので、あまり良くわかりませんが、でも岩で咲いている花はほんとにいいな~と思います。
人間も安定しきってグータラした姿よりも、緊張感溢れる顔や表情が魅力あるように、花もいっしょなんだな~と。
人が山に登るのは、そんなこともきっと理由の一つなんじゃないかと・・。
投稿: keitann | 2008-06-05 22:57