ツガザクラ満開の西赤石山へ、その4、ツガザクラ群生
無数の小さなベル型の花が咲き誇る様は圧巻でした。
ツガザクラと言う花はどういうわけか岩場が大好きなのですね。どういうわけか今までは6月に入ってから銅山越えに来ることが多くて、ツガザクラの満開というのを見たことがありませんでしたが、今回はまさにツガザクラの見頃でした。
カーブした山道がなんとも言えず良いですね。
馬酔木が赤い新葉を展開させながら、まだまだ白い花も咲かせています。
毎年、この馬酔木の赤い若葉をここ銅山越えで堪能しています。
先ほどからボツボツと見かけているカラマツの若葉も、なんともいえない綺麗な緑色です。
この新しい葉っぱを手で触っても、柔らかいので痛くはないのです。普通の松だと、触ると痛いのですが・・。
先ほど沢のほうへ誘ってくださった方たちは、笹ヶ峰方面へ向かわれるようです。
大座礼山や三ツ森山がますます大きく見えてきました。画像向かって左のほうに一番高いのがブナで有名な大座礼山で、なかなか堂々とした山容です。
5月3日に歩いたばかりの三ツ森峠付近もはっきりと見えます。
下ったコースもこちらから見ると一目瞭然ですね。
足元の花、遠くには峰々、いろいろと見たいもの、見るべきものがあって、忙しいです。
11時6分、ようやく銅山越えに到着です。近道を通れば15分ほどの道だったと思うのですが、それを46分がかりで歩いたわけです。まぁ、こんなにお天気も良いのですから、眺めも花も楽しめるところでは楽しまないと損ですね。早く歩くだけが良いことだとは思いません。
いつも銅山越え付近でアカモノとツガザクラのツーショットを撮影しているので、この日も両方が一緒に咲いているところを探します。しかし、時期が少し早いのでツガザクラはいくらでも咲いているのですが、アカモノのほうが咲きあがった花があまり見つかりません。何とか探して、同じ画面に入れました。
真中のガクが赤いのがアカモノ、それより上で咲いているのはツガザクラです。どうでしょうか?
肉眼で見て可愛いのはアカモノですが、なぜか画像で見るとツガザクラは上品で綺麗に見えるのですね。
今までこの道標は見たことがなかったです。
西赤石山が綺麗に見えています。これだけ綺麗に見えたのは初めてです。いつも、快晴でも山頂付近に雲が少しかかったりしていることが多いのです。
中央に三つほどピークらしきものが見える、その一番奥が西赤石です。銅山越えからですと、垂直距離にして300mちょっとしかないのですが、水平距離が結構あって、ダラダラ歩くと言う感じです。
ここで休憩を入れますが、お昼は次回に取ることにして、軽くお菓子類を食べて水分補給です。西赤石山を見ていたら、男の人に「新居浜からですか?」と尋ねられました。なぜ、新居浜から来たのと間違われたのか、ちょっとわかりませんでしたが・・。物住頭を西赤石山と間違われていたようなので、地図を見ながらあれですよと説明します。
11時20分、西赤石山を目指して出発です。といっても、距離があるので、中一本でしょうか。(途中で一回休憩を入れる歩きの意味)
いつも銅山越えからほんの少し樹林を歩いたところで見ているオトコヨウゾメの花ですが、今回は時期が早いので蕾でした。
つい今しがた後にしたばかりの銅山峰がはるか下方に見えます。見晴らしがいいので、銅山峰や西山にいる人もはっきりと見えます。
この付近の歩きは稜線歩きの醍醐味が味わえます。
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