雨の中、3度目の東赤石に、その7、ブルーのヤマアジサイと沢
渡渉点を過ぎると、杉の植林に入りますので、それまでの岩ごろごろの山道ではなくなり、下るのも少し楽になります。岩場下りが多かったので、たぶん夜や翌日は少々足ががくがくするのではないかなと、杞憂していたら、やっぱりその通りになりました。^_^;
渡渉点を渡ると、そこから下は橄欖岩は見られなくなりますが、アジサイの色は見事にそれまでの赤い色からブルーに変わります。
この山のヤマアジサイはピンクもブルーもめりはりのある色で、それは見事です。
この日の尾根ルートの見どころはまさに、このヤマアジサイだと思った事でした。
山で見かけるモミジはびっくりするほど大きな木が多くて、驚きます。
次の渡渉点の手前まで下ってくると、ブルーシートを張った簡単な作業休憩所がいつも見えるのですが、道を隔てた反対側に石積みの跡があります。S君が立ち止まって言うには、炭焼き窯の跡なのだそうです。なるほど直径5mほどの円形にぐるりと石積みが積まれています。
炭は昔はなくてはならない大事な燃料でした。
いつも歩いていても、やはり自分だけではわからないこともあるものです。
この付近で標高は1200mぐらいでしょうか。
このあと、沢を渡渉するのですが、雨の後とあって、沢が少々増水していて、足を置く岩がかなり水に浸かっています。S君がもう少しわたりやすい場所はないかと探しますが、ほかにはないようです。S君や私は、特にどうということなく渡れるのですが、問題は3人の女の子です。そこで先に私が渡り、対岸で渡ってくる女の子たちの手を引きます。無事、渡渉が終わりました。ここを過ぎれば、あとはどうということのない道です。
沢や小さな滝のような流れが見られる場所で、植物が綺麗に茂っている場所です。
沢は今まで見たことのないほどの水量で流れています。
岩に2株貼りついたアワモリショウマが今回は綺麗に咲いていました。
上を見上げると、まだ若葉といってよいような色の中でヤマツツジがちらほらと咲いています。
8月にはイワタバコも咲き始めるでしょうね。
10分近く沢の眺めを楽しんだら、再び下り始めます。
あと10分ちょっと歩いたら、分岐に着くはずです。
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