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2008-07-13

雨の中、3度目の東赤石に、その8、下山、そしてランの仲間など

分岐から下は、もう幾度となく歩いた道ですから、どこに何があるのかも、すっかり憶えてしまいました。

木製の橋を渡るとそこは、またまたアジサイの群生地です。

P7053323

青い花が好きなので、名残惜しく眺めつつ、その場を去ります。

P7053322 ブルーの発色に定評のあるオリンパスのデジ一なので、実物以上に綺麗なブルーが出ている感があるヤマアジサイの花です。

次回ここに来れるのは多分8月10日頃でしょうね。

P7053327 このブログにも何度となく登場した八間の滝も、この日が一番の水量でした。

P7053330 筏津からのルートと瀬場からのルートの合流地点から少し八間の滝よりにある平坦地にはホタルブクロの白い花が咲き始めていました。

前を歩いている女の子が携帯のカメラで撮影しています。

お花の好きな子らしく、いろいろな花の名前を尋ねられました。

もう瀬場に下るという少し手前で、最後の休憩を入れます。後は30分ほど、どうということのない道を下るだけで、メンバーの間にはすっかり寛いだ雰囲気が漂います。流石に若い人たちは、疲れた風もなく、全員元気で下れるので、こちらも雨の中の登りのときとは打って変わって、ほっとしました。

一人はすでに帰宅したら飲み会の約束が入っているそうで、そんな話を聞いたら、俄かにビールが呑みたくなってしまって困りました。

ここのところ、山から下りて帰宅すると、先ずはお風呂で汗を流して、ビールを飲むと言うのが習慣になってしまって怖いです。S君に「山でおにぎりを一つ減らして、家出ビールを飲むのと、山でおにぎりをちゃんと食べて、家でのビールを我慢するのと、どっちが良いと思う?」と尋ねたら、即座に「ビールをやめるほうが正解です」とあっさり言われましたが・・。

P7053346 下山は4時9分でしたが、私は見つけた花の画像など撮影していたので、ほかの人たちには咲きに下ってもらいましたので、ほかの人たちは4時ごろには下山していたと思われます。

八巻山および山荘に立ち寄らなかったので、思ったより早い下山となりました。

最後に、途中で見かけたランなどの紹介をここでまとめて書いておきます。

最近はランの仲間は盗掘に遭うことも多いので、そのことに対する配慮です。

P7053123 先ずは、キソチドリと思われるランです。

ラン科ツレサギソウ属です。

P7053124 どういうわけか、花茎の途中から上の方がなくなっていました。虫に食べられたのか?それとも人に手折られたのか??

P7053134 こちらは、初めて見たマルバノイチヤクソウです。

かなり固まって生えていました。

P7053133 普段見慣れているイチヤクソウとはかなり違うマルバノイチヤクソウの葉っぱです。

イチヤクソウにはジンヨウイチヤクソウ、コバノイチヤクソウ、マルバノイチヤクソウなど、何種類かあるようです。

できることなら花の咲く頃行ってみたいのですが、今年はもう予定があって、行けそうもありません。

P7053337 小さくて見辛いですが、ジガバチソウです。

P7053342 花を大きく写したつもりでしたが、何しろ薄暗い場所で咲いているので、撮影は難しかったです。

下から咲きあがってきて、一番上の花が咲いている状態のようでした。

自生場所はわかったので、来年以降に再チャレンジします。

それとジガバチソウは、これからは葉っぱだけでも見分けがつくような気がしますが、ほかの場所でもこの葉は見かけているようです。

P7053347 雨が降っていた朝には気づかなかったのですが、私の車をとめていた場所の直ぐ横にはマルバマンネングサも咲いていました。

S君の車は床鍋にとめてあるので、私の車で床鍋まで送ります。

山靴を脱いだら、濡れた靴を数時間履いていおたために、足が真っ白にふやけていました(^_^;山靴の中まで濡らして歩いたのはずいぶん久しぶりで、4年前の秋田駒以来のことでした。

帰りはまだ日も高かったので、のんびりと車を走らせましたが、自宅の最寄インターを下りたら、気温が29℃もあったのにはびっくりしました。

帰宅してからお風呂に入り、ビールを飲んだのは言うまでもありません。

これからの季節は、それも山歩きの楽しみの一つですね。

コメント

keitannさん、こんにちは。山歩き頑張ってますね!

足元悪そうですねー。こんな道をものともせずに登るんだ、すごいな。
蒸し暑さで私はもうやる気(登る気)がなくなるし、カメラなんてしまいっぱなしになるでしょう。
keitannさんまた週末に登るってどこかに書いてあったから、今日あたり登ってるのかな。

蒸し暑いとズボンが肌に張り付き、靴の中も汗でびっしょりになりますね。
足が濡れていると靴ズレの原因になるときいたことがあるし、第一気持ち悪いですよね。
山好きさんは、足がふやけて白くなっても登るんだー。感動です。
私だったら植物どころじゃないわ。。。(~_~;)

キソチドリは可愛らしいですね。折れてしまったのが可哀そうでした。
それにしてもビールを飲みたくなる気持ちがよくわかります。

keitann様 こんにちは
沢山の記事を読みあがってきましたが、印象に残っているのはヤマアジサイの数々と、豊富な水量とそれに瑞々しい辺りの風景でしたね。
今日の記事ではラン科の地味な花を見させて頂き、マルバイチヤクソウのかわいらしい葉を嬉しく眺めましたが、なんと言いましても圧巻は八間の滝の堂々たる姿ですね。
無事に下りられて、帰宅後のビールはさぞや美味しかったことでしょうね。
沢山の素適な画を堪能いたしました。
ありがとうございます。

primroseさん、こんばんは。

この東赤石はどちらかというと岩が多いので、こんなルートが多いですけど、普通の山登りはもう少し土の上を歩くという感じでしょうか。
この日は雨が降っていたので、暑さはあまり感じず、むしろ体が濡れたので、山頂では風が冷たかったほどです。
ある程度以上の高山だと、真夏の真昼間でもない限り、暑いということはないですよ。

後二日ほどで本州の山に向かう予定なので、今週末は家事に専念しました。帰宅してから二週間ほどで法事を営みますので、家の掃除やら準備やらが大変なのです。

早々、足が濡れていると昔はマメなどが良くできていましたが、私が今履いている登山靴はなかなかすぐれものでマメができたことがないんですよ。やはり登山の一番大事な装備は靴でしょうね。
一旦、山に入れば、雨や風は覚悟の上なので、逆に下山してさっぱりした服に着替えることを楽しみに下るわけです。
それに最近では山小屋には乾燥室もありますので、濡れた衣類は乾かせるようになっていて便利になりました。

多摩NTの住人様、こんばんは。
キソチドリは中部山岳でも見ることができるランで、四国でもここ東赤石はゴゼンタチバナやキソチドリなど、本州と共通の花々を見ることができるのも素敵なところですね。
山から下ってきて、帰宅して汗を流しビールを飲むのは女といえども、これはいいものですよね。

ぶちょうほう様、こんばんは。
この週末は暑い一日でしたね。

お天気がもってくれればいいのですけど、どうやら私が行くころはあまり良くないようです。
しかし静かな山歩きは期待できると思います。

東赤石は固有種の花もとても素敵ですけど、ヤマアジサイやランの仲間なども見るべきものが多いです。
このときは午前中は雨の中の歩きでしたが、それだけに雨が上がった午後からの歩きでは、まだ露をまとった素晴らしい花たちにも会えましたし、勢いのよい沢や滝も良かったです。
熱波で焼けついた花を見るよりはよほど良かったかもしれません。

帰宅してからのビールが、半ば習慣になりそうでちょっと怖いのですがね。

keitannさん、こんにちは。
東赤石シリーズ楽しませて頂きました。
たくさんの花だけでなく周りの景色や情景など臨場感が伝わってきますね。

先月14日、栗駒山に出かけ怖い思いをしてしまい、先々週と来週の秋田駒ヶ岳を残念
ですがキャンセルしました。
車で走っていても防護壁やフェンスの有る箇所は緊張してドキドキしてしまいます。(苦笑)
今年はkeitann さんの所でいろいろな山を楽しませて頂きますね。

Roseさん、こんにちは。ようこそつたないブログにおいでくださいました。

確かsystemさんちで、時々お見かけするRoseさんでいらっしゃいますよね。

今年はどういう巡り合わせなのか、東赤石に立て続けで3度も登ることになりましたが、それでも登るたびに違う花々が目を楽しませてくれて最高でした。

あの大地震のときに、震源地に近い栗駒山に行かれていたのですか?
ずいぶん怖い思いをされたのでしょうね。しばらくは尾を引くかも知れませんね。
土砂崩れなどは、どうすることもできませんものね。

秋田駒は私も4年前に先輩ご夫妻と登り、チングルマやイワブクロ、コマクサの大群生今も脳裏に焼きついています。
やはり雪田の残る東北の山では群生のスケールが四国とは桁外れだと思ったことでした。

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