雨の中、3度目の東赤石に、その6、ピンクのヤマアジサイとシモツケ
この場所はちょうどブルーのアジサイとピンクのアジサイが入り混じって咲いていますが、上のほうではピンク、下のほうではブルーのアジサイがそれは見事でした。
この画像のあたりはトラバース道からどれだけも下ってないところです。
バックに橄欖岩の赤い色が見えていますが、橄欖岩地は超塩基の土壌なので、ヤマアジサイの色が赤くなるのだろうと、素人なりに考えました。アジサイの花色がPHで変わるのは有名な話ですね。
また、野草の世界では有名な「伊予紅」という品種の赤いヤマアジサイがあるのですが、それなども、ここ東赤石のヤマアジサイを改良したものではないかとひそかに思っているのですが・・。
私のカメラがこの色を苦手とするのか、それとも雨にぬれて具合が悪くなったか、望遠レンズでのピント合わせがどうもうまくいかず、ピンクのアジサイの納得のいく画像が撮れずに終わりました。
このあたりはまだ色があまり乗ってなくて、今からが見頃ですね。
私の記憶では8月初めに来た時にもとても綺麗だった記憶があります。
岩も橄欖岩が見えています。
のんきに花を撮影していますが、実は足元はあまり良いとは言えず、この尾根ルートは自然林に入ってからは岩がごろごろとしていて、登りも歩きにくいですが、下りはそれ以上に危ないので、気をつけて下らなければいけません。ちょっと緊張を強いられる道です。
実際、山道はこんな具合に、ところどころ、まるで沢のようになってしまっています。
この流れなども沢ではなく、登山道の横を午前中に降った雨水が流れ落ちているのです。
大雨が降った時は、これでは下山も難しそうです。
前回、前々回は蕾ばかりを見たわけですが、今回ようやく咲きあがっていました。
やはりすべての花を見ようと思うと十日に一度は登るべきなのですね(実際は不可能ですが)
バラ科シモツケ属の落葉低木です。うちの近くの低山でおなじみの花、イブキシモツケやこの東赤石に多く咲くイヨノミツバイワガサなども同じ仲間です。
ここ東赤石にはシモツケソウもたくさん咲くので、あまり野草のことを知らなかった頃には、両者の区別がつかないほどでした。そのくらい、花だけを一見するとよく似ていますが、シモツケソウは草本なので、葉っぱなどを見るとすぐに区別がつきます。
ここで休憩を入れます。
画像は渡渉点に咲いていた賑やかに花をつけたナルコユリです。
この付近はヤマブドウのツルなども良く茂っていて、ヤマブドウに目のないS君は花が咲いているかとか実がついているかどうかチエックしているようでした。
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