10月下旬に見た花、その1、リュウノウギクなど
今週は特に大きな予定もなかったので、合間を見て野草散策を楽しむことができました。
秋もそろそろ終盤になってきましたが、標高1000mまでですと、まだまだ咲いている花も楽しめましたので、ご紹介したいと思います。
まずは、そろそろ咲いているだろうと楽しみにしていたリュウノウギクです。
標高1000mの道路法面に半ば枝垂れるように咲いていたリュウノウギクです。
花数は多くはありませんでしたが、秋の澄んだ空気の中で咲く姿は、この花のいちばん望ましい姿でした。
リュウノウギクはシマカンギクと並んで四国ではとてもポピュラーな花で、標高200mほどの低山の山地を縫って走る車道のわきにも咲いているし、標高1000mの山の中を走る林道沿いにも群生しています。
こちらは標高300mほどで見かけた花ですが、意外にたくさん咲きあがっていました。
葉っぱを手の中で揉んで香りを嗅ぐと、なんとも言えない良い匂いがします。
図鑑には「茎や葉に竜脳のような香りの揮発性の油が含まれていることによる」とあります。
リュウノウギクが咲く場所を上げよといわれれば、即座に10か所近い場所があげられます。
秋のノギクの仲間では私の一番好きな花です。
ヤクシソウとナギナタコウジュも標高1000mではたくさん咲いています。
黄色のヤクシソウをバックに紫色のナギナタコウジュを撮ると、なかなか華やかな色合いです。
薬師壮のみを撮影するとこんな感じです、この日は陽射しがきつくて、ヤクシソウの黄色い色がまぶしいばかりでした。
ススキの穂の間から吉野川が見えますが、秋だというのに、霞んだような空気でした。
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