秋の東赤石を楽しむ、その6、下山
ここ東赤石で、下山を始めた時刻が15時というのは、今まででも一番遅い時刻かもしれません。しかし、撮影をあまりせずに、速いペースで下れば17時半ぐらいには下れるでしょう。
幸い、花はもうあまり咲いてない季節なので、撮影に時間を食う心配はなさそうです。
画像は西日を浴びているオオトウヒレンです。
東赤石山ではよく見かけますが、なかなか花の時期には来れなくて、9月末の石鎚でなんとか咲き残りを見ることができた花です。
この辺りも紅葉を始めていて、赤や黄色の葉が美しいです。
トラバース道沿いのヒロハヘビノボラズの木は特にすずなりの実が見事でした。
日当たりが良いので、これほど実のつき具合が良いのでしょうか。
トラバース道沿いは初夏にもいろいろな花が次々と咲くのですが、この季節はなんと言ってもリンドウの花です。
ここから、尾根コースを下ります。
しばらくは岩がごろごろした歩きにくい道が続きます。
ここでも鈴なりの実をつけたヒロハヘビノボラズが目に付きます。
尾根コースは初夏にはタカネバラやフジイバラ、イヨノミツバイワガサなど、花が素晴らしいコースです。
しばらく下ると、リンドウとアサマリンドウの両方が見られます。
自然林と植林の境界になっている渡渉点の手前で休憩を一度取ります。結局、下りではこの一回の休憩を取っただけでした。
岩がごろごろした自然林の中の山道から植林帯に入ると、道はぐっと歩きやすくなります。
植林の中でもアサマリンドウがあちこちで見られます。
この日見かけた、数少ない開いているアサマリンドウの一つです。
やはり標高の高いところにあったアサマリンドウは花が終わっていて、開いてなかったようです。
紅葉真っ盛りのときにここに来れれば素晴らしいでしょうね。
このあと、17時8分に筏津からの道の合流点を通過しました。
途中、2,3度、画像も撮影しましたが、暗くてぶれた画像ばかりですので割愛しました。
結局、持って上がった計1リットルの水分は、下るまでに丁度飲み干した感じです。
10月下旬にしては、暑いぐらいの陽気に恵まれて、始まりかけた紅葉と素晴らしい展望の両方を楽しむことができて、これで今年の東赤石山行は有終の美を飾ることができました。
帰路の車中ではreikoさんと、またまた楽しい山談義が尽きなかったのは言うまでもありません。
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