秋晴れの石鎚東稜を登る、その2、ガスが晴れる
ツル性の植物のようですが、昨日登った徳島の山でも、これだけが逸早く紅葉していました。
調べると、なんとツタウルシのようです。ツタウルシは普通のウルシよりもかぶれるとひどいようで、山では絶対に触らないようにと言われている植物です。紅葉も普通のウルシ以上にすごいようです。
歩き始めると直ぐにガスが晴れてきて、まるでベールをはぐように周囲の山々が見え始めました。
最初から晴れているのも良いですが、こんな風にガスの中から全容が次第に表れるというのは、もっと感動しますね。
あっという間に周囲すべてが晴れ渡りました。
高知方面を撮影してみます。中央の台形の山は山頂付近にレーダーのようなものが見えていますし、方角から考えても中津明神山のようです。
8月に登った四国カルスト方面も見えているようですが、何しろ遠くて、肉眼でははっきりしません。
アサマリンドウもにぎやかに並んでいるのですが、開花した姿は帰りのお楽しみですね。
真っ青な空にナナカマドの真っ赤な実がなんとも言えず鮮やかです。
S君の話ではこれほどナナカマドの実がついているのは珍しいそうです。
今年は梅雨が短く日照時間が長かったせいだろうかなどと話しながら歩きます。今年は果物全般、非常に豊作で味も良かったですね。
二の鎖小屋や三の鎖小屋などもよく見えます。
こちらはアクシバの実のようですが、東赤石で見たオアクシバよりもずいぶん立派な株です。
東に目をやると、雲海の上に山頂だけ表した瓶が森の姿が見えます。
樹林越しなのがちょっと残念。
これだけはっきり見えれば、文句なしですね。
しかも、登山者は少なくて、ほとんど人には会いません。
登山道東の谷側にはブナの木も多く、中にはこんな風に黄葉をし始めたブナの葉も見られました。
山頂直下のなだらかな笹原が氷見二千石原と呼ばれているところでしょうね。
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