お彼岸時分の梶ヶ森、その6、アサマリンドウ
天狗の鼻は展望も良くて気持ちの良い場所です。
近くにはキャンプ場もあって、今までここでキャンプをしている人は見たことなかったのですが、この日はお天気の良い日曜日だったからか、テントが数張り、張ってありました。
私は去年ここで、アサマリンドウを見ているので、探してみます。
そうしたら、去年と同じ場所で咲いていました。一年ぶりで会えたアサマリンドウの花です。
四国の山では普通のリンドウよりもこのアサマリンドウのほうを良く見ます。普通のリンドウが日当たりの良い草原で咲くのに対して、普通は樹林の下などで咲くことが多いですが、こんな岩場などでも良く咲いています。色はリンドウよりも淡いブルーで、優しい雰囲気です。
天狗の鼻に鎮座まします、石仏を梶ヶ森山頂をバックに撮影します。
石仏の後方ははるか下まで見渡せるのです。
いつもは平日に来るので、キャンプ場にも誰もいないので、なんとなく物珍しく思えます。
ここまでの登りがずいぶん暑かったので、お茶で喉を潤します。
こちらはリンドウのようです。この付近はリンドウとアサマリンドウ、どちらも咲きます。
去年はセンブリやヤマラッキョウも咲いていましたが、ちょっと時期が早すぎたようで、まだ咲いていません。
12時40分に、山頂目指して歩き始めます。後1登りです。
なだらかな道をキャンプ場まで下りて来ると、山頂に向かう登山道がついています。
本来の花の時期は6月なのですが・・。
バライチゴの実です。花は真っ白な花で、山では時々見ますが、実は初めて見ました。いつもの習慣でお味見を・・・。何の味もしません。野イチゴの中ではまずいほうですね・・。(^_^;
やはり一番美味しいのはナガバノモミジイチゴかな?
後ろを振り返ると梶ヶ森山荘が見えています。山頂付近はゆったりとしていて、展望が開けているので、気持ちよいです。これで、風があれば言うことなしなのですが、この日はどういうわけか、山頂付近もあまり風がなく、暑かったです。
真っ白でカサカサした花弁はまるでドライフラワーのようですね。
ノギランの花後の姿のようです。でも、ノギランが咲いているところはまだ見たことがありません。
ネバリノギランの花後の姿も見られました。ネバリノギランのほうは東赤石で御馴染みの花です。
シコクフウロもわずかに咲き残っていますが、さすがに綺麗な花はほとんどありませんでした。
笹原やいろいろな低木が混じった中を、登山道はほぼ直登していますが、山がなだらかなので、直登といっても、傾斜は緩やかです。
途中で一度、車道を横切っています。
13時17分、梶ヶ森山頂に到着しました。
コメント