08年、高知花紀行、その1、ムラサキセンブリ
昨日(11月30日)はこの秋冬で初めての花散策目的の高知行きでした。
実は高知にムラサキセンブリやノジギクなどを見に行ったのは、去年、つまり08年が初めての事でした。高知市内は香川からは高速に乗れば1時間ちょっとと早いですが、高知でも西の足摺方面に行くとなれば、話は別で、これはもう単純に往復するだけでも7時間ほどもかかります。
当初の予定では11発23日を予定していましたが、その日は早くから雨の予報が出ていたので、1週遅れの30日に、延期しました。前日に携帯のいつも見ているお天気予報のサイトを見てみると高知は晴れマークのみです。よいお花見ドライブができそうです。
画像は30日の朝に見てきたムラサキセンブリです。
今年は、去年訪れたのとは別の自生地に行ってきました。
さて、足摺までは道中が長いので、同行のTさんとは5時半に待ち合わせます。今回はTさんが車出しをしてくrださるというので、お言葉に甘えました。もちろん、長いドライブなので、途中で運転は交代する予定です。
いつも休憩をする立川PAで、ホットコーヒーで一息入れます。朝が早かったので、これがこの日初めて飲むコーヒーです。まだ11月末なので、そろそろ周囲が明るみ始めました。再び、車上の人となって、高速を走ります。冬場は吉野川の上を走るときには、川霧が立ち込めていることが多いのですが、この日は霧も立ち込めていません。
高知インターを下りる頃にはすっかり辺りが明るくなっていました。まずは高知の蛇紋岩地でムラサキセンブリを見る予定です。ネット繋がりの方からムラサキセンブリの自生地を教えていただいているのです。詳しい場所は同行のTさんが、その方から聞いて下さってるのです。途中、1,2度、あやふやな箇所がありましたが、何とか7時過ぎには現地に着きました。
たぶんこの辺だろうという場所で、適当に車を停めます。道の片側の繁みを見ると、枯れ草に混じって、ムラサキセンブリが咲いています。ヤナギノギクもその付近に咲いています。
勿論、ヤナギノギクを見るのも今年はこれが初めてですね。
ヤマジノギクの変種で、蛇紋岩地に生える歯が細い型だそうです。
茎なども針金のような感じに見えます。
蛇紋岩地はすべりやすいようで、撮影していても足元が滑りやすく、かなり踏ん張っていないと、斜面を滑り落ちそうになります。
ムラサキセンブリもあちこちで咲いていますが、日当たりのよう場所のは花もほぼ終わりかけています。
開いている花にピントを合わせて撮影します。
紫の色は濃いのや淡いの、いろいろです。
蜜腺の周囲には長い毛が生えていて、そんなところはイヌセンブリと同じです。
白いキク科の花が見えています。自生で、こんなキクの花といえばリュウノウギクかノジギクぐらいしか思い浮かばないのですが、ノジギクは海に近い場所に生えています。海から離れている、この場所に自生しているのですから、可能性は低いですね。
葉っぱを一枚ちぎってもむと、やはり良い香りはしましたが、どうも香川で見かけるリュウノウギクとはちょっと違うように思います。やっぱりキク科は難しいですね。
アキグミもたわわに実っていて、Tさんは早速、口に入れています。私も2粒ほど口に入れましたが、やっぱり渋いですね。どうも子供時代にグミというと渋くて口がひん曲がるような記憶だったのが、今も思い出され、グミと言うだけで、渋いと思い込んでるのかもしれません。
タカサゴユリかもと思いましたが、確信はありません。
車を置いて、車道沿いに歩きながら山を登っていきます。
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