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2008-12-25

初めての室戸散策、その5、ヤッコソウ

室戸方面は初めて来るので、散策コースは今回はRさんにお任せ状態です。

ヤッコソウも見てみたかった植物の一つですが、これはお寺の境内で保護されているそうです。ヤッコソウに関しては特に下調べをしてこなかったのですが、高知や徳島などで見られるようです。

室戸に近いお寺で見ることができると教わっていたので、お寺で栽培しているのかと思っていましたが、ヤッコソウは栽培できるような植物ではなく、お寺で保護されているということです。

Pc196746

年によっては12月にも十分に綺麗な状態の花が見られるそうですが、今年はどの花も開花が早いようで、ヤッコソウも生憎と黒っぽくなってしまっていました。

Pc196743 ヤッコソウについては、自生地付近に立っていた説明を読んでいただければと思います。

私の持っている図鑑には「この科の植物はすべて完全な規制生活を営んでいる。葉緑素を持たず、葉は鱗片状に退化している。大部分が熱帯に分布し、日本にはヤッコソウ1種がある。。とあります。また世界最大の花を咲かせるラフレシアもこの科に属するそうです。

Pc196741

これで、白い姿をしていたら、可愛い植物でしょうね。

次回は11月に来ると良いかもしれません。

帰りにもう一箇所の自生地にも立ち寄っていましたが、そちらも花は完全に終わっていました。

Pc196754 境内の針葉樹にタイキンギクが絡んでいます。

ツル性の植物だということがよく分かる姿です。

Pc196758 室戸にはキバナアマも多く咲いているという話を聞いていましたが、ほんとにお寺の境内にはキバナアマが花盛りでした。

このキバナアマ、は中国からネパールなどが原産の花で、栽培用にたまに園芸店などでも雲南月光花という名前で売られていて、我が家にも数年前から鉢植えのものが咲きます。

しかし、地植えでこれほど繁って花つきが良くなるとは知りませんでした。もし我が家のものを地植えにしても、環境が違うのでこれほど群生するかどうかはわかりません。

Pc196763 丁度、キバナアマの手前に水仙も咲いていて、どちらもなんとなく目出度い雰囲気が漂う花です。

我が家でも水仙はこのぐらいは咲くのですが、キバナアマはここまでは咲かないでしょうね。

Pc196740 お寺の山門です。

師走の平日とあって、このときは参拝客は私たちだけのようでした。

Pc196772 境内にはこんな小さな小さなお地蔵様も祀られています。

Pc196792 再び散策を始めますが、またまた見慣れない木です。

大きな緑の葉っぱの木はバクチノキだとのことです。丁度赤く色付き始めた実をつけていましたが、バクチノキは私が時々登る里山にもあるようで、名札がかかっているのをみたことがあります。

そのほか、まだら模様の樹皮が特徴のあるカゴノキも撮影はしませんでしたが、所々で見かけました。

Pc196786 この紫色がかった葉っぱはスイゼンジナというそうで、食用になるそうです。

検索してみるとどうやら自生ではなさそうで、栽培用に入ってきたものが野生化しているということでしょうか。

Pc196783 最後に、こんな珍しいものも見られました。

といっても果実はもう落ちていますが、ビロードムラサキという低木です。

ヤブムラサキやムラサキシキブなどの仲間ですが、葉に星状毛が多いそうでフカフカした手触りです。

コメント

こんちは~
ヤッコソウ、私も見たい植物なんですよねえ(^o^)
小さいお地蔵さんとどっちが小さいんでしょう?
しかし、ネーミングも良いですねえ。

keitann様 こちらにも、念願のヤッコソウが出てきましたので、コメントさせていただきます。
三河に住む小生にとっては、このヤッコソウを見るのは、憧れにもなっているのです。
しかし、現役サラリーマンを引退した今は、四国が随分遠くなってしまいました。
これから先も見ることなく過ごしそうで、こうして、ネットのお友達が逢われたとなりますと、そのことで、少しは自分が体験したような気持ちにもならせていただけます。
兎に角、愛らしい姿ですね、このあとにお寺さんの地蔵尊を見ると、まるでヤッコソウを沢山並べているように見えてしまいます。

それにしても、あとからあとから、珍しい草木が現れてきますね。
マジックショウは一体何処まで続くのでしょうか。

加納さん、こんにちは。

ヤッコソウ、加納さんも興味を持たれましたか?
丈は10センチぐらいで、可愛いですよ。シイノキの株もとのあちこちに出ていました。
小さいお地蔵様は「一言お願い地蔵」と書かれてありましたが、これも丈が10センチぐらいで
ちょうどヤッコソウぐらいの背丈でした。
ほんとに、ヤッコの形をしてて、こういうのを自然の造詣の妙というんでしょうね。

ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
ヤッコソウは植物に関心のある方なら、一度は見てみたい植物なんでしょうね。
高知は東京からだと、ずいぶんお得なツアーもあるそうですが、愛知からだとどうでしょうか?
時間的な余裕さえあrふぇば、四国を一週間ぐらいかけて回られると珍しい植物が見られるでしょうね。
私も2年ほど前から、ヤッコソウは気になっていた植物でしたが、後になって調べると、足摺方面でも
見られるらしいです。
とにかく、高知はシイの木が多いので、ヤッコソウも繁殖しやすいのだと思います。
このときも、下り道でドングリが落ちていたので、試しに齧ってみましたが、渋みがばかったので、おそらく
シイの実だったのだと思います。

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